来週18日(水)19時より
恒例の満月のオンライン瞑想会を行います。
まだまだ絶賛参加者募集中!
ピンと来た方はぜひどうぞ。
さて。
人は、様々な理由から
自分や他者に嘘をつくけれど、
嘘をついた心の痛みを
感じられる人は、幸いです。
まだ、それは
自分の居るべきところではない
と知り、真実に帰る道を
辿ることができるから。
息を吐くように噓をつき、
心に痛みも感じずに
にこやかに笑っていられる人は、
忘却の彼方に自身の真実を
封印してしまった人です。
その人は、艶やかな笑顔を見せる度、
嘘を重ね、ますます真実の自分と
乖離していきます。
本来感じているはずの
不調和な感じや心の痛みも
感じないでいられるくらい、
自分という存在を鈍くさせ、
歪めています。
人生には、
真実よりも見た目の麗しさや
目先の都合の良さの方を選ぶときも
あるでしょう。
けれど、真実に立脚していないものは
所詮張りぼてなので、メッキが剝がれ、
飽きるのも早いのです。
早晩、その在り方は
成り立たなくなるでしょう。
そういう体験をすることも、
魂目線から見たら、学びと言える
かもしれません。
取り繕った自分で生きていると、
深いところが呼吸できておらず、
生きる喜びもパワーも湧いてきませんし、
人生がとても空虚で
つまらないものに感じるように
なっていきます。
そうなってくると、
段々と生命エネルギーが枯渇して
心身ともに、危機的状況に
なっていきます。
すると本能的に、
再生、復活のためのスイッチが
入るんですね。
何か必死で、
正常な軌道に戻るよう、
もがいたり、様々な因子を
引き寄せるようになります。
そのようなとき、
その人は恥も外聞もなく求め、
何事かをつかんでいくでしょう。
そうしている姿は、
あのひどく白々しい
自身の真実と乖離した姿ではなく、
よりその人自身の真実を
生きている姿に近づいています。
それまでのように、
すねたり突っ張ったり、
諦めたふりをしたりする
余裕がないくらいの時の方が、
素直に、本当に欲しいものを
求められるようになりますね。
嘘偽りなく、本当に欲しいものを
求めるということは、人生において
とても大切なことです。
大人になるほどに、
そうすることができなくなっていく
人も多いですが、
それができるようになっていく程に、
生きる気力や喜びが戻ってきます。
自身の奥の方で、
まるで屍のように固くなっていた
領域に命が吹き込まれ、起動します。
すると、肉体的にも
深いところが振動し、実際に
声の響きが深くなり、
厚みが増していきます。
嘘を言う時は、
この領域が振動しないので
浅く表面的な響きになり、
不調和なバイブレーションになります。
敏感な人ならそういう声を聞くと、
とても嘘臭く信頼できない印象を
抱くでしょう。
肚とハートと頭が嘘偽りなく
一致した在り様をしているとき、
エネルギーはすっきりとシンプルに通り、
在るべき場所に正しくいる感覚があります。
そういう違いがわかる感性でいることが
大切です。
自分のパワーと可能性を最大限
引き出して生きたいのなら、
取り繕った自分でいては
いけませんね。
真実の自分で生きる恐さも痛みも
引き受ける勇気も必要です。
そういう生き方をすることよりも、
世間体やそこそこの平安に思えるものを
優先させ続けている限りは、
到達しない夢でしょう。
今のあなたの人生は、
それまでのあなたの選択の結果です。
あなたは、何を優先させて
生きてきたのでしょうか。
その結果に心底、
喜びを感じられていないのなら、
今の選択に軌道修正が必要
なのかもしれません。
心の底から、湧き上がる喜びを
感じられている人は幸いです。
頭で納得させて収めていることと、
本音の違いを紛らわせぬように。
奥深い恩寵が、
あなたを導きますように。