来週18日（水）19時より
恒例の満月のオンライン瞑想会を行います。
いつものように、お一人お一人
リーディングしてメッセージをお伝えし、
エネルギー調整を行っていきます。
ピンと来た方はぜひご参加くださいませ。
⇒満月のオンライン瞑想会
さて。
主体的に、自分軸で
自身の人生を生きていきましょう、
と言うと、大抵の人は、
それは良いことだし、そうしたい
と言われます。
けれど、
それを実践しようとしたときに、
何をもって自分軸なのか、
どうするのが主体的ということなのか、
漠然としていてよくわからない
ということがほとんど
ではないでしょうか。
言われてみて、
そのように意識しながら
過ごされている方でも、
知らぬ間に何かや誰かに依存し、
流されていることに
ほぼ無意識だったりします。
有難いことに、この日本という国は、
自分で判断して決めなくても、
周りを見て合わせていれば、
そこそこ安全で、そこそこ幸せに
生きていくことができた、
世界でも稀な国であったために、
周囲から逸脱すること、
極端に飛び抜けてしまうことが
歓迎されないという風潮がありました。
だから、自分の意見を持たずに
多勢に流されているのがある種、
正解でもあったわけですね。
けれど、今の時代は一見、
平和そうで、これまでと同じように
生きていても大丈夫に見えて、
実は相当に強い自分軸で
自分の持てる能力、アンテナを
目いっぱい使っていないと、
命の保証すらできなくなっている
国になっていると思います。
安易に、周りもやっているから
自分も同じようにしていれば安心
という時代ではなくなっていること、
身に染みて感じていらっしゃる方も
少なくないのではないでしょうか。
ここでは具体的にそれを語ることは
しませんが、私たちが無意識に
流されている例を挙げてみたい
と思います。
たとえば、
誰かに何かアドバイスをもらったとき、
ほとんど何も考えず、精査、検証もせずに
丸呑みして自分の指針にしてしまう方を
見かけるのですが、
傍から見ても、実に危なっかしいな、
とハラハラします。
よくよく自分で考えましょうね、
と促されても、そもそも
自分で考えるということ自体が
わかっていないのではないか
とすら見えてしまったりします。
そういう人ほど、後で
思うような結果にならなかった時に、
あの時あの人があんなことを言ったからだ！
と不満を漏らすんですね。
そのアドバイスに従うことを決めたのは
他でもない自分であるということが
すっぽりと頭から抜け落ちてしまって、
それが責任転嫁であることにすら
気付いていないのです。
あるいは、
組織の上席から指示があったとして、
自分の意に染まぬながらも
嫌々やった場合でも、
組織としての責任は上席にある
というのが組織論理だとしても、
自分の人生における
そのことの責任というのは、
厳然として自分にあるのです。
なぜなら、
その組織に留まり、指示に従うことを
選んだのは、自分自身だからです。
もしその組織のやっていることが
反社会的な行為だったとしたら、
それに気づいた時点で、
これからもその組織に属して
生きるのか否かを、組織人である前に
一人の人間として、自分の命をどう使うか
ということが問われているわけです。
組織だけではなく、
あらゆるコミュニティの枠組みの中で、
そこにどっぷりはまり込んでいると
なかなか気づけないですが、
枠組みは、自分の人生の一つの側面
でしかないことを思い出し、
枠組みのない一人の人間として、
その在り様がどうなのかを
考える視点を忘れずに持っておくことです。
そしてまた、
その枠組みとともに生きることが
自分の人生にとってふさわしくない、
と感じた時、
それから離れることを
実行できるかどうかというのも
在り様が分かれるポイント
ではありますね。
わかっていても、
諸々の事情を優先してしまって
離れることができないケースも
多くありますよね。
そこでも、
自分を縛るものにどれだけ
本当の自分を生きるための力を与え、
モンスターに自ら育ててしまっているか。
そのモンスターを、
自分の底力、導きの力よりも上だと
設定してしまっているか、
という在り方の問題でもあります。
わかっていることと、
実践できることは違います。
自分の人生において、
何を最優先にして生きるのか。
そういうことを常に意識していると、
日常のあらゆる瞬間に、
主体的に自分が判断し、決め、
実行している意識が持てるのでは
ないでしょうか。