自分を含め、様々な方の人生に
関わらせていただいて思うのは、
人それぞれ、飛躍のタイミングがあるな、
ということです。
すごく努力しているのに
なかなか成果が見えてこない時期が
長くあって、あるとき一気に
花開いていく人もあるし、
割と最初から色々なことが
すんなりうまくいって活躍される
方もあります。
癒しのプロセスも、
最初からすごく深く開いていく
人もあれば、
随分とセッションを重ねて、
やっと奥深いところの扉が
開いていく人もあります。
最初からうまくいっているように
傍からは見えても、実はそれまでに
一人で人知れず積み重ねてきた
土台があったのかもしれません。
華やかに成果を得る人を見れば、
羨ましくも思えてくるものですが、
誰一人として同じ背景を生きている
人はいないので、
結局はこの自分にどこまでも
向き合っていくしかないのでしょう。
できるところから一つずつ。
たとえそれがどんなにわずかな一歩
に思えても、出来るのにやらない人も
多い中で、出来ることを少しでも
やることができた、ということは
思う以上にすごいことです。
アスリートが一瞬で駆け抜ける50mと、
足の不自由な方がやっとの思いで
歩く50mは、同じ距離でも
その人の人生で全く違った意味を
持つでしょう。
自分の人生で、その意義を
いかに紡いでいくか、
なんだと思います。
人生の価値は、目に見える
成し遂げた成果だけで決まる
ものではありません。
自分の中で、どれだけ
死んだ後も消えることなく
魂に刻んだものがあるか、
ではないでしょうか。
たとえそれがネガティブと思える
体験だったとしても、
ものすごくポジティブな体験でも、
振れ幅の大きい体験であるほど、
そういう体験を生きられるくらい、
あなたは勇敢な魂だった
ということなのでしょう。
ポジティブもネガティブも、
しかと味わって善悪や光と闇を超えた
領域に昇華させるように。
自分の生きた体験を、
祝福していきましょう。
闇に縛られ続けることはないし、
光に執着して囚われ続けることも
ありません。
自分自身をジャッジすることなく、
人間目線の枠組みの向こうを見て、
堂々と対峙し、本質を掴み取って
行ったらいい。
終わりや行き止まりは、
自分自身のマインドが見せるもの。
そう見えたとしても、
あなたの命は流れて行きます。
しっかりと、自分なるものの意識で、
あらゆる瞬間を体験していきましょう。
あなたは、自分が思うほど
小さくはないし、無力でもありません。
ただ、ある基準に囚われた時に、
そう感じられてしまうだけです。
その基準も、絶対ではありません。
別の基準を選択することができると
気付いたら、囚われていた枠組みを離れて
全く違った自分自身を見ることが
できるでしょう。
そうしたら、
今在る条件は何も変わっていないのに、
あなたの人生は大きく変わってしまいます。
変わることができるのです。
自分の意識の設定一つ、
ということですね。
そういう設定が変わることで、
今まで使っていなかった様々な領域が
開いていきます。
そんな領域があるなんて
知りもしなかったところに、
突然広大な領域が自分の人生に
出現して、あなたの枠組みは大きく
再編されるでしょう。
その可能性を、存分に使って
生きて良いのですよ。
自分に許可を出していきましょう。
誰かの作った枠組みに
無理やり自分を押し込めて生きてきた
これまでも、それはそれであなたに
大切な何かを見せてくれたでしょう。
その延長線をこのまま生きても良いし、
そろそろ違う自分を見てみるという
選択も良いでしょう。
覚えておいていただきたいのは、
自分の意識を大きく広げてみれば、
今の選択しかないわけではない、
ということです。
その広がった意識で、
今と同じ選択をするかどうか。
同じ道を選んだとしても、
意識が変われば、その意味合いは
変わります。
自分で決めて、自分の責任の下に
この人生を創造するのです。
もう一度言いますが、
あなたは決して、
無力ではありません。
自分で自身を無力にすることが
できるくらいの力がある、
ということでもあります。
その同じ力を、どう使うか。
よくよく自分に問うように。