これまでも、このテーマで何度か
記事を書いたことがありますが、
結構これをやってしまっている人、
いらっしゃいますね。
呪いというと、とても
おどろおどろしく感じますが、
根本は自分に向けた怒りの一つの表現
とでも言ったらよいでしょうか。
こんな自分なんて！という
強い思いで自分が不幸になる設定を
かけているんですね。
たとえば、自分は決して
幸せになってはいけないとか、
豊かになってはいけない、
認められてはいけない、
受け入れられてはいけない、
自分にかかわる人は不幸になる、
自分は穢れた悪魔のような存在だ、
自分の希望は必ず裏切られる、
自分はダメな人間だ、
愛されるはずがない等々。
こんな思いを心の奥底に深く刻んで
設定をかけているので、
本人の顕在意識では幸せになろうと
一生懸命努力しているのですが、
うまくいきそうになると、
隠れていた設定が働いて、
その通りの結果になってしまうのです。
どうしてこんな設定をかけてしまうのか
というと、人から繰り返し言われた言葉が
暗示のように入ってしまうというのも
ありますし、
何かとても強烈なネガティブな
体験をしたことで、
自分を呪うようになることもあります。
こういう呪いを外していくには、
基本的には自分でかけた設定ならば
自分で外すことができるのですが、
ここでややこしい別の因子が
絡んでいることがしばしばあって、
その場合は、そちらへの対処も
必要になってきます。
簡単なものなら、
自分でその思いを解除して、
ちゃんと幸せになっていける
などといったポジティブな設定を
かけ直してあげれば、
すんなり解除できることもあるので、
心当たりがあるなら、
まずは自分でやってみると
良いでしょう。
それでもまだ残っている場合は、
もう少し深く掘り下げて、
丁寧に癒していくもの、
別に対応していくものがあります。
その別の因子というのが、
これまでも何度か書いてきている
ダークサイド（闇の存在）の干渉です。
妙にネガティブに引っ張られる場合は、
大抵はこれが関係していることが
多いですね。
つまり、
魔物や悪魔などの存在です。
そういった闇の存在の配下にある
質の悪い死霊なんかもこれに
入ってくるかもしれません。
こうした存在は、
人の心に芽生えたネガティブな
感情を掻き立てるような働きをし、
猜疑心を煽り、孤独感を育て、
人に対して敵意を抱くように誘導し、
人生を絶望感で満たしていきます。
そうして、十分にその人の心が
暗い思いで一杯になったところで、
最後の一押しで、甘い言葉を
耳元に囁くのです。
自分がお前の望みを叶えてやろう。
自分だけがお前の味方だ。
お前の気持ちはよ～くわかっている。
自分こそが今の一番の理解者だ。
といった具合に。
そうして、その人が自らを差し出し、
闇に落ちていくのを高笑いしながら
喰らうのです。
ダークサイドの囁きは
契約であり、取引です。
その望みを叶えるには代償が必要で、
決して無償ではありません。
そうして、心や魂などを
取られていたりするんですね。
こういう契約が入っている場合は、
契約内容を精査して、契約の不備、
詐欺を指摘して解除する交渉をする
やり方と、
それが難しい場合は
タイムラインをさかのぼって、
世界線を転換していくなどで
外していきます。
悪魔との契約とかいうと、
恐いとか、自分にはないだろうとか
思われるでしょうが、
私たちの魂には、たくさんの
別の人生の記憶があるので、
その中の一つや二つで
ヤバい契約をしていたとしても
不思議ではありませんし、
決して珍しく特別なこと
でもありません。
そういう因子が出てきたときには、
しっかり掘り下げて、自分の中の何が
そういうものを引っかけてしまったのか
振り返り、その種を統合することが
大切です。
そういう闇の因子を多く持っているから
邪悪だとかダメだとか言うことではなく、
むしろそういう人間の性としての闇を
深く知る体験を統合するならば、
懐深い、慈愛がにじみ出るような
人になって行ったりもします。
逆に、光の側面ばかり求めていると、
闇に足を取られて容易くバランスを
崩してしまうので、
闇を知り、統合し、マスターすることは
より深い光を体現しようと思うならば
必須だと思います。
自分を呪うような状態は確かに
不幸かもしれないけれど、
それもまた、大きな愛に至る
一つのプロセスと言えるかもしれません。