自然も経済も、宇宙レベルでも
波乱の様相を呈した8月も
今日で終わり。
まだまだ日中は暑いですが、
朝晩は大分過ごしやすく
なってきましたね。
明日からの９月で
一息付ければ良いのですが、
何となく、一気にこの年の暮れまで
大きな変化の波はさらに勢いをつけて
行きそうな気がしています。
あくまで、個人的感覚ですが。
そんな中、それに呼応するように
公私ともに人生の転機を迎えて
いらっしゃる方も多いようで、
転機の気配はあるけれど、
未だ自身の身の振り方に
迷いや葛藤があるというお声も
諸々お聞きします。
こうした人生の転機に
今在るものごとや状況に執着して
去っていくべきものに執着が強いと、
苦しみの多いプロセスを通過
することになりがちです。
本当は、しがみつかずに
さっと手を放して、
空っぽの自分を恐れず
未知に飛び込んで行けると
良いのですけれどね。
未知というのは、
本能的に恐れを呼び起こすので、
未知の恐怖よりは、
慣れ親しんだ地獄を選んでしまいがち
なのです。
人生の大きな転機のときは、
突然それがやってきたように思えても、
どこかで何か、兆しや気配のようなものを
感じていることが多いと思います。
何かが違う、という違和感を感じて、
けれども何がどう違うのか、
どうすればいいのか自分でもわからず、
そのまま壁に激突！みたいな
出来事があったり、
わかってはいるけれど、
新しい道を選ぶのが恐くて
しがみついた結果、
状況はますます苦しくなって
心身から強制終了の声がかかるとか。
この場合は、我慢強い人ほど、
相当に心身が疲弊します。
人生は、その我慢の限度を超えるような
状況にして、終了させるからです。
そこまで強制的に転換させられなくても、
もっと繊細なハートの声に応答できていれば、
穏やかにシフトしていけたかもしれません。
けれど、人生の前提条件と思えるものを
変えるのは、大抵の人にとって、
そう簡単ではないのですね。
だから、人生は強制的に
あなたを引きはがすしかないのです。
人生が新たなステージにシフトしていくとき、
もうそぐわなくなった様々な要素が
脱落していきます。
たとえば、
健全ではない人間関係とか、
無理をしている職場環境、
そぐわない持ち物、居場所、
などなど。
どれもこれも、
あなた自身の人生を構築する
生活基盤だったり、精神的な拠り所
だったりするものだと思います。
だからこそ、
それを手放すことには、
一方ならぬ葛藤があるでしょう。
それらの要素が自分を去っていく
淋しさや不安、孤独や心細さも、
悲しみや絶望も、
何より、これからやってくる
もっと素晴らしいものをお迎えする前に
経験する通過儀礼のようなもの
と言えるでしょう。
帰ってこない過去を見て
それに囚われると、
すぐ側までやって来ている
未来の可能性が見えなくなってしまいます。
今ここに無いものを数えるよりも、
今ここに在るものを見て、受け取り、
今できることに集中していきましょう。
その歩みが、あなたを次のステージに
運んで行ってくれます。
この転機の時に大事なのは、
いかに自分の中のまだ見ぬ可能性を
信じられるか、です。
自分なんてこの程度のもの、
というそのセルフイメージを
根底から打ち壊すような
意識改革の体験をしてみると
良いですね。
とにかく、シフトチェンジというのは、
今の概念の延長線上にはないのです。
私自身、前職からこの仕事への
シフトチェンジの時は、
相当に葛藤してしがみついた結果、
心身ボロボロになって
引きはがされ、運ばれて行ったので、
その状態からまずは心身を回復
させるのに結構時間がかかりました。
そうしながら、同時進行で
ヒーリングの勉強をしていったのですが、
どうやって新聞編集の仕事から
ヒーラーになったのか、
辿ってきた道筋はあるけれど、
自分でもうまく説明できません。
ただ、自分の中の衝動に任せて、
一歩一歩夢中で歩んできたら、
なるようになった、
ということなのかもしれませんね。
人生は、あなたが心配しなくても、
なるべくしてなるプログラムが
準備されているのでしょう。
自分自身に正直に、
深く、命の声に心を済ませて、
自分が本当に生きるべき人生を
歩めるよう、願うことです。
中途半端な妥協でも、
誰かに埋め込まれた理想像でもなくね。
あなたの人生に、無上の喜びを。