年を取ると、どうしても
体に不調が出てくるもので、
これもここまで人生を共に
戦ってくれたからこそ、と
自分の肉体を労いながら
それが起こってくることの意味に
心を済ませています。
西洋医学的な発想だと、
不調や病は悪いことで、
抑え込むこと、無くすことが
主眼に置かれた見方、対処の仕方が
されるように思います。
けれど、それが自分の体に現れて、
人生に何らかの影響を及ぼしている
という事実は、
もっと深い視点から見たら、
やはりそれは何かしら人生からの
深いメッセージがあると思います。
体に起こった不調や病から
スピリチュアルなメッセージを
読み取ると言えば、
ルイーズ・ヘイやリズ・ブルボー、
おのころしんぺいさんなんかが
その界隈では有名です。
たとえば、足は行動する勇気、
右手は与えること、左手は受け取ること、
腰の不調は支えること、支えられること
と関係するなど。
東洋医学でも、
肺は悲しみ、腎臓は恐れ、肝臓は怒り
と関係していると言われます。
様々なヒーリングやカウンセリングの
メソッドの中に、こうした体の部位と
その人の内面的な相関を読み取る
手法が存在していますので、
興味のある方は、ぜひそうした
関連の書籍などをご覧になってみると
良いでしょう。
セッションの時には、私も多少は
そうした知識を活用することも
ありますが、
実際にその部位のエネルギーを
読んだ方が早いし、より深い気付きを
得ることが多いので、参考程度に
見ています。
今回の自身の不調も、
多少は参考にはなったものの、
本では大まかなことしかわからないので、
直接、体のその部分に聞いてみる
ことにしました。
実は3年ほど前に、
甲状腺機能の低下で数値が引っかかった
ことがあり、その時は治療を開始する
ほどではないということで、
経過観察をしていました。
あれから月日も経って、
別の症状も出てきているようだったので、
甲状腺にヒーリングを送りながら、
調子はどう？と呼びかけてみました。
甲状腺は喉にあり、
第５チャクラに重なります。
これは自己表現にかかわるチャクラ
でもあり、全身の様々なレベルの
調節機能を司るところでもあるので、
何かその辺りが混乱しているのだろう、
という当たりはつきます。
じっとそこに意識をチューニング
していくと、混乱した細胞の
バイブレーションが感じ取れました。
なぜそんなにも混乱しているのか
見ていくと、本当はとても繊細な
バイブレーションを表現したいのに、
自分ではない様々なものごとによって
それがかき乱されて、心は休まる
暇がない。
ずっと、純粋な自分自身の
バイブレーションを生きることが
できなくて、気が狂いそうなほど
混乱している、とのことでした。
顕在意識レベルでは、
結構好き勝手にやっていると
思っているのですが、
本当に表現したいものを
生きられないことが、こんなにも
心身に不調を生むのかと
改めて思い知りました。
それと同時に、そのような
気が狂いそうなほどの混乱は、
私自身の意図的な在り方にも
原因の一端があると気づきました。
というのは、
純粋な自身のバイブレーションに
チューニングしてしまうと、
現実的な日常生活のバイブレーション
とあまりに乖離しているので、
グラウンディングが弱くなって
良くないのではないか、と思って、
意図的に意識をそこから
逸らしていたところがあるのです。
もしそれが良くないのだとしたら、
今は自分自身の本来のバイブレーション
にチューニングすることの方を
優先した方がよさそうですね。
そう決めて実践した途端に、
全身のエネルギーの通り方、
在り方が瞬時に変化して
なかなかに興味深かったです。
さらにこのことから、第5チャクラは
自分がこの世界でいかに自身を表現
したらいいのかを教え、導いてくれる
ところでもあるのだ、とわかりました。
私はまだまだ無意識に
力をセーブして抑制をかけている
ところがあるのだな、というのも
わかったので、
これはこれから徐々に
軌道修正していくことにします。
体に不調があるのなら、
お医者さんにお任せするばかりではなく、
自分で直接当事者（不調の部分）に
声を聞いてみるのが良いですね。
思いもしなかったメッセージを
伝えてくれるかもしれません。
ぜひ、お試しあれ。