持てる力を適切に扱える自分へ

しばしば人は、
自分の無力を嘆きながら、
力を求める一方で、

自分自身に力があることを恐れ、
無力な自分でいることに
しがみついている。

そんな場面を幾度と見てきました。

そういう人たちにほぼ共通しているのは、
力を適切に使っている
自分自身のイメージがないのですね。

力を持てば、それを誤用し、
人を傷つけたり暴走したりして
結局その重いツケを背負うことになった
経験を魂に持っていたりして、

こんな思いをするくらいなら、
無力でいた方がいいとか、
力を持つことは良くないことだ
といったようなプログラムを
深く刻み込んでいるのです。

こういう場合は、
力を誤用した痛みを癒し、
なぜ誤用するに至ったのか、
その要因をクリアにし、
根本を軌道修正していきます。

すると、力を得ても、
二度と誤用が起こらない状態になって、
力を適切に使えるようになります。

そうして初めて力を得ても大丈夫だと、
自分に許可が出せるんですね。

自分がなぜ力を適切に使えないのか、
ここに大きな傷がある場合、
才能の開花にも制限かかかりますし、

ある程度まではうまく行っても、
どこかで自らご破算にしてしまうような
ことを招いてしまったりします。

人生における失敗は、
人に知られるのが恐かったり、
恥ずかしかったりして、
隠しておきたくなるものですが、

隠せば隠すほどに、そして
当事者意識なく、他人事にするほどに、
その傷は深く封印され、
癒されることもなく、傷のまま
時間を止めて残り続けます。

この隠したい心理というのが
前に進むことを阻む、
非常に大きな障害となることが
あるんですね。

しかも、この心理に引っ掛けて、
よからぬ者が絡んでいることがあり、
そうなると、余計に封印は固く、
厄介なものになっていきます。

以前から何度か書いたことがありますが、
後ろめたいことを隠したくなったら、
逆に開くように。

真実の開示は、
魔を遠ざけるからです。

隠すほどに、魔の手に
自ら堕ちていくことになるので、
そうなると、奴らの思う壺です。

後ろめたいことを開示することで
被るであろう損失や不名誉などは、
本来自分が引き受けなければならない
ものです。

それを逃れようとするために、
魔が介入してくれば、その何倍もの
代償を払うことになります。

一時の気休めに、
割に合わぬ取引をしないように。

力の誤用のテーマには、
しばしば魔の介入が見られるので、
くれぐれも、念を押しておきます。

自分の失敗に本当に直面するのは、
辛いことですね。

その辛さを引き受けることは、
ある意味、禊祓いのようなものです。

そのこと以外に、いかに自責の念で
自分を責め苛んで苦しもうと、
責任を果たしたことにならないのです。

自分が適切に力を使うことを
自身に許せるようになるには、
そうした責任を果たせる自分であることが
とても大事です。

顕在意識ではわからなくても、
潜在意識レベルでは、自分がそういう
責任を果たせた自身であるのかどうか、
よくわかっているんですね。

誰が許す、許さないというよりも、
本質的には自分がその合否を
決めているわけです。

心の奥で、ぎゅ~っと固くなっている
ものがあったら、腹を割って、
その訳を聞くために、
自分自身に呼び掛けてみたらいい
と思います。

何を抱え込んでいるのか。
心に刺さった棘は何なのか。

誠実に、果たすべき責任に対して、
できることを少しでもやっていこう
という意識で、向き合ってみましょう。

そういう態度、在り様が、
自尊心を育みます。

結局、力を適切に扱える自分というのは、
魔を退け、誤魔化し逃げる自分から、
責任を果たすことのできる自分への昇華
につながっていくテーマなのです。

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