私は、自分が本当にやりたい
と思っていることをどれだけ
自分にやらせてあげているかな、
とふと思いました。
最近では、本当に貴重な学びの場に
あちこち出かけて行っていて、
とても楽しく、刺激を受けながら
学ばせていただいているのですが、
一方で、あまり気乗りがしないことを
しなければいけない!と自分に
強要するように考えてしまう
ところがあって、
それで何の足しになるのかと
頭ではわかっているものの、
駆り立てるエネルギーに囚われている
ところがあります。
時代のエネルギーはどんどん
純度を増していて、
本質でないものが保てなくなり、
否応なく脱落していくような
質があるような気がします。
だから、嫌々やっているものは
少し前の時代までだったら
それでも何とか自分を誤魔化しながら
やれていたけれど、今のこの時代では
かなり無理な在り方になっています。
時代のベースのエネルギーが、
本質を生きろ、と私たちを揺さぶるのです。
長いことこの現代社会に適応して
生きてくると、自分が本当に
やりたいこと、在りたい姿を生きるよりも、
やるべきこと、そう在るべきと考える姿を
生きるよう、頭がそういうプログラムに
書き換えられていきます。
そうしたプログラムががっちり
働いていると、やるべきこと、
在るべき姿が、自分の本当の望みなのだ、
と認識するようになってしまうのです。
けれど、注意深く見て行けば、
それらは本当の望みではないことが
わかってくるのですが、
無意識でいるうちは、なかなかに
その違いに気づくことは難しいでしょうし、
そもそも、両者が違うものだという
認識自体がないかもしれません。
あなたが今、
そうしたいと思っていることは、
頭でそうすべきだと思うことでしょうか。
それとも、ハートの奥深くから、
ブレなくそれを求めているのでしょうか。
少なくとも、ハートが奥の方から
今求めているのと同じ方向に向いて
開いているのでなければ、それは
頭で自分に強要していることだと
言えるでしょう。
色々な大人の都合をいったん脇に置いて、
自分の本音とよくよく向き合う時間を
作ってあげてください。
そして、両者を俯瞰して見ながら、
もっと自分の本音に寄り添う方向で
行動できることが無いかどうか、
問うてみてください。
今までは、そういうものなんだ、と
問答無用で取り付く島もなく、
本音を却下して来たかもしれません。
本音の側からしたら、
あなたのその態度は、立て板に水の如く、
まったくもって対話の余地のない
絶望的な態度に見えたでしょう。
そういうあなた自身の在り様は、
鏡の法則を通して、あなたの現実に
そっくり同じパターンの関係性を
描き出していると思います。
自分の願いを全く聞き入れてくれない
夫(妻)や親、会社の上司や
組織役員の面々、取引先の担当者など、
どうしてこの人は自分の都合ばかりを
押し付けてきて、人の話を聞かないんだろう
ときっとあなたは不満に思ったでしょうが、
その相手の冷たく頑なな態度こそ、
あなたが自分自身に対して取っている
態度なのです。
であるならば、あなたが相手に望んだように、
あなたが自分自身に対して、もっと
聞く耳を持ち、応える意志を持って
接してみたら良いでしょう。
鏡ですから、あなたの在り様が変われば、
瞬時にそこに映った像であるところの
相手の在り様が変わります。
30分後とか、明日、1週間後とかに
変わるわけではないのです。
ここを説明すると、いつも驚かれますが、
そういうものなんですね。
だから、自分は態度を改めたはずなのに、
相手はあまり変わっていないと見えるなら、
実際にあなた自身が改めていないわけです。
こういう周囲の鏡をうまく使いながら、
自分自身との良い関係を築いて行きましょう。
人ぞれぞれ、その時どう在るのが
命の願いに適っているのかは違います。
けれども、自分が自身のハートを
裏切らぬように。
そういう在り方をしているとき、
あなたの人生は、最高最善に
運ばれていくでしょう。
小手先のテクニックではなく、
ぐっと、その奥深い力に心を澄ませ、
対話するようにチューニング
していきましょう。