私たちは一人一人唯一無二の特性と
命のプログラムを持っています。
だから、その人の人生において
何が正解なのかというのは
一概に言うことはできません。
当たり前のことですけれどね。
セッションをやっていて
しばしば思うのがこのことで、
世間の常識や良識などから考えたところで
答えの出るようなものではありません。
私が何かアドバイスをするときは、
その人がハートの深奥からやって来る
導きに対してどのような在り方を
しているだろうか、というのを
見るようにしています。
導きは、その人が
人生をどう生きて行ったらいいのかを
指し示しているのですが、
本人が全くその声を聞いていない、
意に介していない、明後日の方向を見て
忙しくしている、などの様子が
見て取れたなら、
それは本来その人が歩むべき道を
歩んでいない、と判断できるわけです。
本人の自覚で、
人生に問題を感じていなかったとしても、
人並み以上の成功を収めているように
見えたとしても、
導きに繋がれていない、
見ている方向が違うのであれば、
軌道修正が必要なのです。
ここがズレていると、
その時は良いように思えても、
後々、必ず何かしらの不調和が
人生で顕在化してきます。
また、現在の状況が苦しいもの
だったとしても、導きに対して
逃げていないのなら、
それは甘受し、昇華すべき
学びの最中であり、後々必ず
糧になる学びである
と見ることが出来ます。
そしてまた、導きは
その人の可能性の方向も
示しています。
表面的に顕れている現象の奥に
どんな意図があり、何が課題で
その後、どう展開されていくのか、
自ずとわかってくるんですね。
たとえば、
自身の持っている資質、力を
どのように磨いてものにしていくか、
またどう使って行ったら溺れることなく、
誤用せずに正しく使えるのか、
ということも教えてくれます。
だから、最短で自身の命のプログラムを
体現するような生き方をしたいと思うのなら、
最初から導きにしっかりと心を合わせて
行くのが良いのです。
ところが、
そんなことが出来る人は本当に稀で、
大抵は導きに耳を塞ぎ、聞かずに
痛い目を見て、ようやく軌道修正する
といった具合に生きている人が
私を含め、ほとんどではないでしょうか。
やりたいようにとことんやって見て、
あぁやっぱりこのやり方じゃ
ダメなんだな、というのを知るというのも
それはそれで、魂の必要な学び
と言えるのかもしれません。
最初から正解の道筋だけを歩む
というのも、なぜそれが正解なのか、
その奥を見通せるくらいに
ものの見方が成熟していれば良いのですが、
未熟さ故にその理由が見通せない段階では、
ぶつかって納得する以外にないのです。
そうやって、
ものごとがそのようである理由を
深く知ることで道理を知り、
先が見通せるようになります。
正解の結果だけ教えてもらうのでは、
道理を知った、心底の納得感は
得られずに、結局上辺だけの理解
になります。
大切なのは、失敗をしないことではなく、
道理を見通す成熟したものの見方が
身に付くことです。
そう考えると、失敗は
必ずしも必要なことではない
とわかります。
どのような学び方をしても、
間違いということはないし、
結局のところそれは
本人の好みなんだと思います。
失敗をして学ぶやり方をしないのであれば、
導きを深く深く洞察する感性を
極限まで磨いていくことです。
あなたが求めるなら、
導きはどこまでも、驚くべき可能性を
見せてくれるでしょう。
自身の人生の最高の可能性を
体現していく道筋は、
その本質において、外ではなく
内にあるのです。
そこをしっかり聞けるように、
瞑想会では、在り方のチェックや
アドバイスをお伝えしています。
感情解放のセッションでは、
ズレてしまっている在り様を
軌道修正するための諸々に
取り組んでいきます。
必要な方は、ぜひ
問い合わせてみてね。