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さて。
私がセッションでリーディングをするとき、
その方の意識がどのように在るのか、
と言うのを見ることが多いのですが、
例えば人間関係を見るとすると、
その人が相手に対して、
どのように関心を向け、
あるいは無関心でいるのかとか、
その眼差しの質感、つまり、
温かいとか好意的な眼差しなのか、
ひどく批判的に見ているとか、
決めつけている、恐れているなどの
様子も見て取れます。
距離を取って、あまり自分のテリトリーに
他者を入れたがらないケースでも、
壁を作って、周囲がどうであろうと
自分のスペースの安全は確保しつつ
マイペースで、周囲には無関心でいる
人もいれば、
巻き込まれないように距離は取っているけれど、
ものすごく注意深く周囲を観察しているなど、
タイプがありますね。
また、他者に向き合うときにも、
本人は向き合っているつもりで、
極表面的にしか見ていなかったり、
見てはいるけれど傍観者のようだったりする
様子が見て取れると、
どのように、何を見てどう応答すれば
良いのかというところが、そもそも
わかっていない可能性もあるし、
相手の中に触れたくないもの、
自分にとって都合の悪いものがあるのが
どこかでわかっているので、
意識、無意識的にそういうものに
触れないように避けているケースも
あったりします。
そういった状態が捉えられると、
次に読んでいくのは、なぜその人が
そのような在り方をしているのか、
という動機、原因をさらに深く
探っていくわけですが、
そこには様々な恐れや不安、執着や期待、
罪悪感や不信感などと言った、
様々な気持ちの揺れ動きが絡んできます。
あぁ、だからこの人はこんな言動をするのか、
というのが分かってくるんですね。
そしてさらにそこから、
それらの感情がどこから来ているのか、
その由来を辿っていきます。
時空を越えて、
その感情のバイブレーションが
幼少期につながる人もいるし、
もっと前、別の人生までも辿れる
ケースもあります。
あるいは、なんだかそれが
その人自身のバイブレーションからは
浮いていて、微妙に異質な感触が
するときもあって、
こういう場合は、その人の中に入っている
別の存在に由来する可能性があるので、
それをチェックする流れになったりします。
セッションの中では、
ストーリーをかなり詳細に掘り下げていく
ことが多いのですが、それも、
その時にその人がどんな気持ちを抱いたのか、
その感情の根っこを見つけるためなのです。
その人のその在り様を構築している
要因を探り当てるのには、そこかしこに
隠されている様々なサインをどれだけ
読み解けるか、ということがカギなのですが、
たとえば、
不自然なほどにある部分だけ、
すっぽりと抜け落ちている感覚があったり、
突然意識がふっと落ちる様子が見て取れたり、
つじつまの合わない答えが返って来るとか、
ある方向性に意識が向くと、突然
靄がかかったように、その先が
まったく読み取れなくなるとか、
不自然な断絶とでも言えそうなそれらが、
そこに大切なヒントが隠れている
ということを示しています。
人は、心の奥にこうした断絶を
いくつも抱えて生きているものですが、
それが多いほどに生き辛く
なっていきます。
これはある種、自分を守るための
防御機構なのですが、それがあるが故に
別の辛さを生んでもいるのです。
一方で、自分が癒えて行くほどに
こうした断絶は無理なく統合され、
全体として調和した在り様になるので、
結果的に心も軽やかになるし、
体のエネルギーラインも無駄なく
整うことで、ぐっと生きやすくなります。
とは言え、その心の断絶の部分に
対峙するのは、なかなかに勇気の要ること
だったりしますよね。
生き辛さの核心がそこにある
ということですからね。
でも、そろそろそこに向き合う
タイミングが来ているな、
と思えたら、行動を起こしていきましょう。
サポートが必要な方は、
ぜひセッション受けてみてね！
明日の瞑想会でも、
ミニリーディング受けられます。
良かったらどうぞ。