人生に失敗はつきもの。
誰しも、失敗しながら
成長していくものです。
そう頭ではわかっているけれど、
失敗に打ちのめされたまま、
もう自分はそれをしたくない。
誰かもっとうまくやれる人が
やって。と引いてしまうことが
あります。
もちろん、人には向き不向きがあって、
何でもかんでもできるように
ならなければいけないわけではないし、
それを得意とする人がやってくれれば
その方が自分も周りも幸せ、
ということもあります。
けれど、自分の人生に対して
それをやってしまうケースが
結構あるんですね。
どういうことかというと、
自分でやるでは心もとないので、
誰かにやってほしい、
そうした方が、自分の人生は
うまく行くだろう、と
思っているのです。
そうしてその人は
自分の人生の舵を他者に明け渡し、
その人に依存して生きていく
ようになります。
でも、その誰かだって
常に正しい選択と行動をするわけでは
ありません。すると、あなたはうまく
やらなかったじゃないか!と、
それはそれで不満を漏らします。
あるいは、もっとうまくやれそうな
誰かを探しに、「次」に行くわけです。
適当な「次」に行けないような
ケースでは、最初の依存先への介入を
さらに強くしていく場合もありますね。
こうした依存を止めるには、
自分自身に戻ってくることが
大事なのですが、
自身に戻ったら、
失敗したときのあの辛さが
ダイレクトに蘇ってくるのです。
その辛さに対処しなければなりません。
打ちひしがれているその痛みを
受け止め、癒し、もう一度そのことに
改めて向き合って、なぜ失敗したのか、
その根っこを掘り下げていきます。
その結果に至るまでの
自身の感情を注意深く観察しながら、
揺らいだところ、逃げたところが
なかったか。よく見ていきましょう。
単に未熟だったからとか、
技術が追い付いていなかったからとか、
そういうレベルのことではなく、
その判断の裏にある感情に注目して
見ていくと、怠惰に流れた瞬間が
あったり、恐れが浮上してきて、
そこから逃げたのだとか、
分かってくるはずです。
その逃げた理由になっている
感情をしっかり統合するわけですね。
すると、決定的に大事な選択を
するときに、今度はブレずに、
しっかりと自分の肚から力強い
選択と行動が出来るように
なっているでしょう。
失敗と言うと、多くの人は
テクニカルな要因を探して
それに対処しようとしますが、
感情解放ワークでは、
その結果に至るまでの
感情に注目するのが特徴です。
非常にロジカルに考えてるようで、
やはり人間は根底には感情で
選択している部分があると思います。
その部分に対して、
無意識に引きずられ、飲み込まれる
のではなく、気づいて意識的に応答
できたなら、結果は必ず変わってきます。
もう、同じ失敗という結果に
至らない自分になるので、
最初に感じていた不安や恐れ、
逃避癖は止んでいくでしょう。
私たちの心の奥には、
こうした失敗による心の痛み
によって閉ざされた可能性が
たくさん埋もれています。
失敗するのは当たり前として、
その結果をちゃんと受け止めて
前に進めるのか、
黒歴史として封印して
無かったことにし、
可能性を閉ざすのかは
自分次第です。
けれど、いくら閉ざしても、
いつの日か、その封印を解いて、
もう一度可能性を開いて生きるように
という促しは、遅かれ早かれ
来てしまいますけれどね。
それは、魂の自然治癒力の一部
なのです。
辛い過去があっても、
ちゃんと癒していくことはできるし、
さらに大きく羽ばたいていくことは
できます。
もうそろそろそのタイミングが
来たかな、と感じた方は、
ぜひ、ご自身の心の扉を
開いて行きましょう。
サポートが必要な方は、
ぜひご連絡くださいね。(^^)