今日は何となく、
意識のエネルギー密度について
思うところをつらつらと綴って
みたいと思います。
感情解放のセッションでは、
最初の誘導で体の各部に意識を向ける
というのをするのですが、
意識の向け方、意識の質感で、
その方がこれまでどのように
自分自身に向き合ってきたかが
わかります。
自分自身に意識を向ける習慣のない方だと、
自身の体を意識するのもたどたどしかったり
意識を向けているようで概念で体を捉えていて
実際の体を捉えていないケースもありますし、
意識のエネルギー密度自体がすごく
ぼんやりしてキレが無いんですね。
これが、少しでも自分自身に
意識を向ける習慣のある人だと、
格段に意識の使い方が上手で、
誘導した部分にピタッと意識が定まり、
しっかり誘導についてきているのが
わかります。
そして、熟練者ほど、
意識のエネルギー密度も高いですね。
初めてセッションを
受けに来られる方でも、
そういうところを見ると、
自ずと色々なことが見えてくるわけです。
そんな話で思い出したのは、
以前、ある瞑想のイベントで隣り合った
グループの女子数人が、
色々話しているのを何となく
聞くともなしに聞いていたら、
何と、私が知っている先生の話を
していたんですね。
それで、後日その先生に、
イベントで先生の話をしている人たち
がいました、とお伝えしたら、
〇〇さんじゃないでしょうか?
とおっしゃられたのですが、
その当時私はその〇〇さんとは
面識は無かったのですが、
おそらくそれは違うでしょうと
かなりの確信を持って言うことが
できました。
なぜなら、
その方たちの意識密度と質感が、
伺っていた〇〇さんのレベルとは
かけ離れていたからでした。
〇〇さんは、とても優秀なヒーラーさん
と伺っていたので、この意識の使い方では
ありえないな、と思ったわけです。
それからずっと後になって、
〇〇さんにお会いする機会がありましたが、
予想通り、キレッキレのエネルギーの
方でした。
〇〇さんがヒーリングをしているところを
見たわけでもないし、イベントで見かけた
その女性たちが瞑想しているところを
見たわけでもないのですが、
普段の意識エネルギーの質感からして
やはり違うのですよね。
ヒーリングエネルギーの伝授のときにも
よくお伝えすることなのですが、
伝授を受けたら、とにかく使い倒すこと。
日々使うことによって、
身体のエネルギーラインの通りも
良くなっていくし、そこを通る
エネルギー量も増えて、ひいては
身体全体の質感が変わっていきます。
同時に、自分を含め、エネルギーを
かける対象に向ける意識のフォーカス
の熟練度も上がり、
存在のより深いレベルのエネルギーも
捉えられるようになっていきます。
伝授を受けても使わなくなってしまう
人も多いのですが、本当はそのくらい、
習熟して身に着けておかれると、
エネルギーワークの真価が
実感できるようになります。
たとえば、結界を張るにも、
初心者のたどたどしい意識で
どうにかやっと張りましたという
レベルだと、
かかっていないわけではありませんが、
バリアのエネルギー密度も弱いので
強度も低いですし、何より、
ムラがあるのです。
前方は割と強めにかかっている
けれど、後ろはがらあきとか、
ワキが甘いんですね。
けれど、これが熟練の高僧の方が
結界を張ったとしたら、それはそれは
見事なまでに隙の無い結界がバシッと
かかるのは、容易に想像できるでしょう。
これが、意識レベルの違いなわけです。
意識エネルギーの扱い、密度、
領域の深さ。
どんな分野であれ、
その道の熟練者なら、これらを見れば
すぐに只者ではないことは
容易に見て取れます。
医者、スポーツ選手、職人、アーティスト、
セミナー講師、料理人、スタイリストなどなど。
個人的には、今までの経験で、
あ~、このお医者さんには
手術とかしてほしくないな~とか、
お寺のお坊さんで、
うわ~、この人は本当に修行されてきた、
そして毎瞬、修行されている方なんだな、
という方に出会ったことはあります。
そう考えると、意識の在り様というのは、
生き方そのものと言えるかもしれません。