最近、これは無理でしょ～、
と思っていることをやり始めたら、
何だかできてしまうような気がして
最終的には、
思っていたところよりも
かなり先の工程までできてしまった！
ということがいくつかありました。
思うより行うが易しで、
取りかかる前は、何とも難しそうで
自分のキャパではここまでが
精一杯だろうと思っていても、
実は難しく考えすぎ、あるいは
すごく大変に捉え過ぎていて、
やって見ると、案外
そんなに大変なことではないことが
結構あるものだな、と思いました。
元々すごく心配症で
ネガティブ思考な自分なので、
何事につけ、尻込みしがちなのですが、
取り敢えず手を付けてみる、
というのは大事なことだと
改めて思った次第です。
まぁ、ダメ元でやってみるのは
何も損はないわけですし、
うまく行ったら儲けもんですしね。
やる前から自分で
限界を決めてしまっていて、
その範囲内でしか力を出していない
ものなんだな、というのに
気づいてしまいました。
昔、無理に無理を重ねて
心身を壊してしまったことがあるので、
無理をしてしまうことに
とても用心深くなっている
ところはあるのですが、
そういう無理を自分にさせて
限界を越えるのではない、
もっと違ったやり方が
あるのではないか、と思うのです。
無理をしなくても、
もっとすごいことが出来るし、
遠くまで行けるし、
たくさんのことが出来る。
そういう自分になることを
許してみようと思います。
年を重ねるほどに、
できないことをたくさん知って、
無意識にも自分にたくさんの制限を
かけてしまいますが、
できないことが当たり前になっている
その意識の枠を外したら、
どんなにか人生は軽やかで、
楽しく豊かなものになるでしょう。
私たちは毎日同じ自分を
生きているようで、
実は毎瞬、新たな自分を生きています。
今日の自分は昨日の自分とは違うし、
今の自分は、先ほどの自分とも
違うのです。
というか、違っていい。
昨日の自分にはできなかった
かもしれないけれど、
今日の自分ではどうでしょう？
去年の自分には受け入れられなかった
ことも、今年の自分では
どうですか？
先月の自分には無かったけれど、
今月の自分にならあるものだって
あるでしょう。
そう考えると、
私たちは、こんなにも違う自分を
同じように考えて、漫然と
同じようなパターンで同じような
選択をしていることに
気づくのではないでしょうか。
はるか昔にできない、と
打ちのめされた経験から、
自分にはふさわしくないのだと
思い込んでしまったことも
あるかもしれません。
けれども、その元の経験自体は
無意識に沈んで忘れていて、
なぜかわからないけれど、
それを選べなくなっている
という事実だけが残っている。
私たちの心の奥には、
そんなプログラムがたくさんあって、
もう今の自分には意味を成さない
ものであっても、過去の置き土産が
依然として稼働し続けているのです。
できない、というその思いは、
本当にそうなのか？という問いかけを
することは、
今の自分には不要なそうした
プログラムを炙り出し、棚卸しする
きっかけを提供してくれるでしょう。
毎瞬、新たな自分に丁寧に向き合う
というのは、その瞬間にだけ
開いている可能性の扉に気づき、
開くチャンスを掴むことにもなります。
日々忙しく心を走らせている
現代人には、なかなかそういう
心の余裕を持つことは難しいですが、
難しいと思うこと自体が
ナンセンスなのかもしれません。
今この瞬間に、
新たな自分に出会おうとしない
自分の意識を猛烈に反省し、
もっと自分の人生に真剣に
向き合おう、と思うのでありました。