人生、生きていれば誰しも、
１度や２度は、本当にどうしよう、
八方塞がりで途方に暮れてしまう、
みたいな状況を体験すること、
あると思うんですね。
私も、自分ではどうにもできなくて、
これはと思う方に話を聞きに行ったり、
講座を受けたりとか、色々した時期も
ありました。
中には、これは大失敗だったな～
と思うような選択もあり、
それを踏まえて
なるほど、こういう時はここに
注意を払うべきなんだな、というのも
分かってきたので、それはそれで
良い勉強だったと思います。
今日は、そんな私の経験の一部を
皆さんとシェアしたいと思います。
ワタクシ、
何分不器用でどん臭い人間なので、
やらかしも多いですし、
色々なことにうまく対応できなかった
こともたくさんあります。
この仕事を始めて今年14年目になりますが、
それでも何とか地味～に、細々とでも
やってこられたのも、ひとえに
支えてくださっている皆さんのお陰です。
そうした歩みの中で、
長いこと伸び悩みを感じて、
どうしたものかな～と行き詰っていた
時がありました。
そんなとき、
そんなに多くはありませんが、
ヒントをもらいに、話を聞きに行ったり
したこともありましたが、
自分自身に当てはめると
あまりピンと来なかったり、
自分にそれを咀嚼する力が無くて、
起爆剤になり得なかったり、
大抵、モヤモヤしたものを感じて、
これは自分には合わないのだな、
という学びを得るということが続きました。
また、素晴らしい謳い文句に惹かれて
何十万もする高額なセミナーや講座にも
いくつか参加してみましたが、
これもまた大失敗で、
全然自分には合わなかったし、
こういう講師にだけはなるまい！
と固く決意をさせるような
嫌な思いをしたりもしました。
今振り返ってみると、
お試し体験講座に参加したときから
違和感を感じていたし、
テクニック自体は有効なのかも
しれないけれど、その先生にリスペクトを
感じるかと言えば、それはなかったな、
と思いました。
当時は、少なくともその先生から
何かを学ぼうとしているのだから、
失礼のないように、
先生のおっしゃることを
丁寧に聞いて行こうと思っていたのですが、
その思いが却って自分の中の違和感などの
サインを抑圧してしまっていたな、
と思います。
様々な学びにおいて、何を学ぶのか、
という教科やテクニックよりも、
実は「誰から学ぶのか」ということを
吟味する方が、ずっと大事かもしれません。
その人の人間性を通して流れてくる
エッセンスを受け取りたいと
思えるのかどうか。
そこなんですよね。
その人のその行為の中に
どんなビジョンがあり、願いがあるのか。
そして、自分のハートはそこに
共振するだろうか、というところを
大事に見て行ったら、多分間違いのない
選択ができるんじゃないかと思います。
私の失敗は、そういうところを
すっ飛ばして、表面的なきれいな謳い文句で
頭を納得させて、ハートを置き去りにして
進めてしまった点にあります。
きれいな謳い文句は誰でも言えるけれど、
そこにどれだけその人の血肉となった
経験の蓄積から来る真実味があるのか、
魂の願いが込められているのか
というレベルをよく感じてみることです。
どれだけ素晴らしい実績の数字を見せられても、
こんなにすごい人、有名な人が支持している
と言われても、それが自分にとって
有用なのかどうかは、また別の話です。
自分にとって役に立たなければ、
そんなきらびやかな謳い文句は、
何の意味もありません。
この人は自分に何を与えてくれるだろう、
と見る前に、この人が与えてくれるものを、
自分は生かすことが出来るだろうか、
という視点でもよく見ていきましょう。
ふんだんに素晴らしいものを与えられても、
消化吸収力は人によって違います。
この人から与えられたのなら、
時間がかかっても、大切に受け取り、
そこからまた学び、自分のものにして行こう。
そんな風に思えたら、
それはきっと良い経験になるでしょう。
何かを学ぼうとする時、
人生のヒントをもらいに行く時の
参考になれば幸いです。