先日の満月のオンライン瞑想会、
いつもよりだいぶ多くのみなさんが
お集まりくださいました。
きっとこのタイミングで、
メッセージがどうしても欲しい、
と感じた方が多かったのかも
しれません。
みなさんのエネルギーを拝見して
ちょっと気になったのが、
かなりの緊張感を持って張りつめたような
意識でいらっしゃる方が多かったな、
と言う印象でした。
今抱えていらっしゃる問題とか、
ちょっと浮上してきているものなど、
人それぞれではあるのですが、
今年は4月23日にダブルトランジッドが
起こり、ここから1年間、みなさん
それぞれの星回りによって、
色々と向き合っていくべきことが
出てくるそうで、
その影響がじわじわ
きているのかもしれませんね。
その影響がどうであれ、
差し出されているものは受け取らねば
地の果ての先まで追いかけてきますので、
肚を据えて、向き合っていくしか
ないのでしょう。
私自身も、色々ありますが、
止まない嵐はないし、
明けない夜もありません。
その期間をいかに過ごしたか。
誇れるような自分で在りたいと思います。
試練は常に、恩寵とともにやってきます。
けれど、強面の試練にびっくりするやら
怯えて萎縮するやらで、大抵は
その恩寵の側面を見られないことが
ほとんどかもしれません。
ただ、そのファーストインパクトを
落ち着いて受け止め、その出来事の
差し出しているメッセージを
聞こうとするところから、
奥深い扉が開かれていきます。
動揺の中で、
自分がどんな風に反応するかを
観察することも、多くの気付きを
もたらしてくれます。
痛みに耐えかねて、
防御態勢を取ることは
よくあることです。
相手の言葉を否定し、非難し、
自身の正当性を主張し、
切り捨てる、というのもあるし、
すねて被害者になり、
どうせ私は。。。といった具合に
我が身を振り返ることもしないまま、
自分を閉ざしたり。
あるいは、変に切り離して
客観的な風を装いながら、
まるで他人事のように眺めていたり。
ものすごくポジティブに応答
するかのように見せて、
ただ蓋をして理想の正しい自分を
表面的に見せているだけだったり。
色々なパターンがありますが、
逃げている時は、本質を受け取らずに
身をよじるようにして耳を塞いでいる
と言うところは共通しています。
誰でも、痛いところは
突かれたくないものだし、
自分を良く受け取ってほしい、
見てほしいものです。
でも、差し出された現実は、
そういう願望を打ち砕き、
普段自分が隠しておきたいような
理想とは正反対の弱く、歪んでいて
卑怯な、おぞましい自分なのです。
導きは、しばしばこうした
自身の隠しておきたい側面を
否応なく引き上げ、
日の下に晒すようなことをします。
それが恩寵であるのはなぜかと言うと、
そうするほどに、その人は純粋に、
闇をクリアにしていくからです。
否定、分離し、隠しておくほどに、
それはその人の中で重く、
その悪臭は強烈に、闇は深くなります。
だから自分でそれを引き上げて
昇華できないと、恩寵が強制的に
その作業プロセスの開始スイッチを
押してくれるわけです。
だから、謹んで、謙虚に受け取り、
痛みから逃げず、自身の内の
最も暗いところを突き抜けていくことです。
抜けてしまえば、
案外それは暗くなかった、
ということに気づくでしょう。
でも、抱えている内は、
漆黒の闇なんですね。
誠実に、真実のみを選び取るように。
真実を歪めようとする時、
自身の心にどんな働きが起こっているか、
見つめていきましょう。
そして、それをしないでいるときに
浮上する苦しさを統合、昇華
させていきます。
この苦しさに気づき、受け止められると、
自動的に反応することがなくなり、
卑怯だったりズルい自分にならずに
済むようになっていきます。
起こっている出来事は、
こういう気づきを得て、
昇華、転換していくために
やって来るんですね。
そのチャンスをものにできるかできないかは
自分次第です。
さて、頑張って参りましょう!