来週7日(火)19時から
満月のオンライン瞑想会を行います。
いつものエネルギー調整、チャージ
とともに、今回は自分の中心に
深く降りていく誘導もしてみようと
思います。
お申込み、詳細はこちら。
⇒満月のオンライン瞑想会
さて。
人の心の奥深くを読み込んでいくと、
表面的に取り繕ったお行儀の良さ
とは全く違った狂気のようなものに
出会うことがあります。
人は、自分のキャパシティを越えるような
強すぎる感情に遭遇したとき、
自分が壊れてしまわないよう、
それらを抑圧して自分を守ります。
狂気も、全部ではないかもしれませんが、
ある種、自分を守るための
感情のエネルギーの放流池のような
性質があるのかもしれない、
と以前から思っていました。
辛すぎる状況の中で、
狂ってしまった方がどれだけ楽か、
と思ったり、あるいは、
気が狂いそうだと思ったり
したことがある方も、
きっとあるでしょう。
狂気というのは、
電気のヒューズが飛んでしまった状態で、
つまりは、正気のタガが外れた状態
になって、神経が焼き切れてしまうのを
防いでいるんじゃないかと思うのです。
心の奥に狂気を持っている方は
しばしば、自身のその正常ではない
エネルギーを持て余して、
密かに恐れ、その扱いに手を焼いている
ことがあります。
一部のアーティストたちは、
その膨大なエネルギーを
創作のエネルギーに変えて
使っていることもありますが、
正気のタガの外れた、
秩序を真っ向から否定する
そのエネルギーに魅惑される人は、
人間として生きることのきつすぎる枠に
膿んでいるのかもしれません。
まぁ、一般の多くの人にとっては、
狂気は恐ろしい得体のしれない
エネルギーであり、タブー
のようなものに見えるでしょう。
狂気も、この宇宙に存在する
無数のエネルギースペクトルの一部
ではあるのでしょうが、
何せ非常に癖のあるエネルギー状態
なので、これを抱えているのは
やはり精神的に落ち着かないだろう
と思います。
ということは、
少しずつでも、ヒューズが飛ぶ前の
耐え難い感情のエネルギーの段階で
統合作業を進めておくのが
良いかなと思うのですが、
実際セッションでも
そのように誘導して行って、
不安定な狂気のエネルギーの
ボリュームが小さくなり、
落ち着ていくので、
あながちこのやり方で
間違ってはいないかな、
と思っています。
古来より、
人間の正気のタガが外れた
この状態にアクセスして
宇宙の叡智を引き出していく技術
というのが様々あります。
非常に注意深く誘導されないと
かなり危険な秘儀なのだと思いますが、
それはそれで、
人間のキャパを越える意識から
得たものによって、何か強烈な
インパクトのある変容を
その人やコミュニティにもたらす
意義があったのでしょう。
良い悪いは別として。
そう言えば、若い頃に勤めていた
会社の近くで、春になると出没する
完全に普通の人ではない空気をまとった
女性がいました。
社屋が住宅街にあったのですが、
たまたま窓際にいたときに
何か異様な気配を階下の道路に感じて
目をやると、
白くて長い、ふわっとした衣を着た
その女性がゆっくりと歩いていました。
春風にその白い衣がなびいて、
まるで異界を歩くような空気を
纏ったその姿に、生理的な恐怖感を
感じたのを覚えています。
当時その会社でよくお世話になっていた
事務の女性が、陽気が良くなると
出てくるのよね、と言っていましたが、
正気を失って本当に狂ってしまった人を
見たのは初めてだったので、
とても印象的でした。
今改めて見れば、
その人を中心に時空間が歪んでいるというか、
ある種、その人自身が異空間のポータル
そのものになっているような感じが
しなくもないな、と感じます。
ということは、こういう状態を
利用しようと思えば、
できる人もいるのでしょうね。
私はあんまり近寄りたくないですけれど。
何だかまとまりないですが、
今日はこんな感じで。