セッションで、
色々な人の在り様を見るけれど、
霊性の道を求める人に割と多いのが、
「良くない自分」や「悪い自分」を
切り捨てたり抑圧したり、
無きものにして「良い自分」や
「神と一体となった自分」
になろうとしているケースです。
これまで私の投稿をある程度
読んできてくださっている方は、
これは絶対にうまく行かない
やつだな～というのを
ご理解いただけると思うのですが、
光を求めるほどに浮き上がる闇に
対処できず、ドツボにはまっている
ケースをたくさん見てきました。
あくまで以下は私の個人的な見解
なのですが、
「神と一体の自分」に至る道は、
自分というこの存在をすっ飛ばして
全く違ったところから神なるものを
インストールすることでは
成就しない、と私は思っています。
必ず、この自分を通って
そこに至るのでなければ、
その道は偽物だろうと。
なぜなら、神はすべてに遍在するとか、
非二元とかジャッジメントが無い
と言うのであれば、
どうして自分を分離させ、取り残した
状態でその世界が成就したと
言えるのか。
何だかそういうところが
矛盾しているな～と思うわけです。
ここまで自分自身の様々な闇に
向き合ってきて思うのは、
闇の極限の中に、
信じられないような愛がある、
というのを幾度も体験してきたので、
そもそも良くない自分とか、
在ってはならない自分など、
そんなものはあり得ない、
と思うのです。
ただそれは、
ある価値観から見たときに、
気に喰わない、というだけの話
でしょう。
もちろん、人間だから
色々気に喰わないものもあるし、
絶対に拒絶するもの、
受け入れないことがあること自体、
悪いとは思いません。
むしろ当然だし、
そういう自分の意志、主義主張は
しっかりすべきだとも思います。
けれど、
神と自分とを分離させるその在り様は、
やっぱり違うんじゃないかな、
と思うのです。
こういう人をエネルギー的に
リーディングしてみると、
大体以下のような感じになります。
自身の在り様のベースが表れる
第1チャクラは、強烈な自己否定の
エネルギーが絡んでいたり、
異質な概念が被さって不活性状態に、
第2チャクラは、統合できていない
苦しみや怒り、憎しみ、混乱などの
エネルギーで満ち、
この世界との接し方が表れる
第3チャクラでは、自分がどこか
異世界に分離した状態で、
この世界には接していない感じ、
第4チャクラは、
自身のハートの真実には繋がっておらず、
自分に背を向け、明後日の方向を
見ているようで、
自己表現の第5チャクラは
自分の真実を表現できる状態には
なっておらず固まっていて、
第6チャクラは暗く閉じているか、
異物に侵入されていたりして、
自分ではない者のコントロールを
受けていることも多いし、
本来その人がつながっていくべき
高次の領域につながる第7チャクラも
閉じているか、異物に介入されて
暗くなっているなど、
全く健全な状態には
私には見えないんですね。
介入されているものが、
かなりヤバそうなものでなかった
としても、
異物はやはり異物で、
その人自身の奥深いところに
通っていくような響きの
バイブレーションはなく、
取ってつけたような印象は
拭えません。
だから私は、
その状態を偽物だと思うのです。
神なるものを求めるのであれば、
自分自身を置いて行っては
いけません。
どんなにこの自分が
みすぼらしく、格好悪く思えても、
この自分をもって神なるものに触れ、
統合されていくことから
逃げてはいけないのです。
この自分を捨てて神なるものに
触れようとする人は、
この在るがままの自分で
神なるものの前に立つことを
恐れていると思います。
その恐れから逃げたいから、
リアルな神を避けて、
高尚な概念に逃げるのですよね。
苦しみから逃れるために、
悟りを求めるなんて、
ドラッグやセックス、ギャンブルに
逃避するのと何ら違いはないのに、
なんか高尚な感じがして、
スピリチュアルな虚栄心を
くすぐる分、闇が深いですよね。
修行することも、一歩間違えば
修行することに逃避している
状態の人もいるので、
自分がそれを必死で求めている
その動機がどこにあるのか、
よくよく対峙していくことが
大事かな、と思います。