感情解放のセッションの始めに、
いつもオーラフィールドとチャクラの浄化を
しているのですが、
これらのエネルギーを見ると、
その人が今どんな在り方をしているのか
というのが大体わかります。
これについては以前に何度が
記事にしたことがあったので、
今日はその中でもハートについて
思うところを書いてみます。
ハートのチャクラを見るとき、
私はその人が、ハートの導きに
ちゃんとつながれているかな?
というのをチェックするのですが、
なかなかストン!と問題なく
繋がれている人は少ないように
思います。
意識が常に外に向いていて、
ハートの声に心を澄ませるという
概念自体が無い人とか、
自分自身への不信感から、
ハートの導きにつながること自体を
自らブロックしている人もいるし、
何か、入り込んでいる存在に
邪魔されていたりして
繋がるところ自体がふさがれていたり
する人もいます。
色々な状態はあるけれど、
その人が自身のハートの真実に対して、
真摯に向き合おうとしているのかどうか
というのは、そのまま表れています。
最近セッションをお受けになられたり、
瞑想会に参加された皆さんは
割とハートの真実に誠実に向き合おう
とされている方が多くて、これについては
私もとても嬉しく思っています。
向き合っていてもなお、
様々な要因でハートの声がうまく
取れないケースもあるのですが、
本人の意志がしっかりハートの声を
人生の指針にして生きて行くという
方向性で定まっていれば、
遅かれ早かれ、そのようになるでしょう。
最初は自分が信じられないと、
自分との絆を断ち切っていても、
再び自分自身に帰るのだと決意し、
こじれた感情を一つ一つ受け止め、
統合していく中で、自分や、この世界
との信頼感を取り戻していきます。
すると、ハートとの間にあった断絶が消え、
繋がるようになってくるんですね。
高次のものに触れて行くことへの恐れ、
内なる神への反発も、丁寧に癒していくことで、
さらに深いレベルでハートは開いて行きます。
ハートを開いて行くこと自体に
恐れを持っている人も多いですが、
自分がこの人生でどう生きるかが
決まっていれば、
その恐れの奥に眠っている
痛みの体験を統合していく関門も、
ちゃんと越えていけるでしょう。
ハートを開くというのは
よく聞くフレーズだとは思いますが、
明るくフレンドリーに人に接すること
という程度の概念で認識されていることが
多いのかもしれません。
けれどそれは実際には、
様々なレベルでもっと奥深い状態を
表しています。
自分自身とのつながりを取り戻し、
文字通り、ハートが開いて行くと、
その人の世界に対する認識は
大きく変化していきます。
まず、世界を表面的なレベルではなく、
より深いレベルで触れ、感知する感覚が
開いて行きます。
少し話しただけで、
その人の健康状態や言葉にしない
感情などを感じ取ることもあるし、
言葉を越えたインスピレーションを
受け取る頻度も、増えていくでしょう。
ハートには、ものごとの真偽を識別する
感覚もあるし、あらゆるネガティビティを
変容させていく力もあります。
よく、ハートが傷つくという表現が
ありますが、その傷を恐れず
さらに感じて統合していくと、
ハートはその出来事の、もっと奥深い
意味を教え、そこにある
否定のしようもない愛に触れて行くよう
導いていきます。
これがハートの導きです。
人間目線の善悪の観念や
道徳、社会的常識やあらゆるメソッド
などでは測れない、深淵なる愛から
この世界を見て、人生を歩むように
なるのです。
だから私は、
サイキック能力もそうだけれど、
あらゆる自分の資質、能力を使うときに、
ハートから使うこと、表現することが
とても大事だと思っています。
テクニカルな部分だけで力を使おうとすると、
そこに魔が入り込んできたり、
誤用したり、ということが
起こりやすくなるんですね。
サイキック能力でも、自分の繋がっている先が
魔物なのか高次の存在なのか識別できるか
不安だという方も多いのですが、
ハートを同時に使うことで、
自ずからその答えはわかるでしょう。
ただしその前には、
ハートがちゃんと機能している状態で在る
というのが大前提になってきます。
ということは、
自分自身と分離した状態のまま、
力を求めてはいけない、
ということでもありますね。
ハートの導きにつながるということは、
自分自身に帰ることにつながってきます。
あなたの歩みが、
ハートの愛で満ちますように。