日常に湧き上がる、何でもないような
思いや感情を掘り下げていくと、
思いもしないようなストーリーが
出てくることがあります。
それは、固く封印していた
幼少期の記憶だったり、
別の人生のビジョンだったりするのですが、
あぁ、だからこんなにもこだわるんだとか、
ここまで絶望的な気持ちになるんだとか、
なるほど~と腑に落ちるんですね。
人は、自分自身を保つため、
壊れないように、死なないように、
何とか目の前の現実を回していくために、
しばしば自分の感情や思いを抑圧し、
記憶さえも消してしまったりします。
けれども、そうすることによって、
自分自身の中で、何かの整合性がとれなくなり、
不自然に感覚が歪んだり、機能不全が
起こってきたりします。
けれど、自分でその原因を隠しているため、
どうしてそれが起こっているのか
わからないことがほとんどです。
それが、一つの人生の中でも起こるし、
人生をまたいで持ち越してきている
ものもあります。
別の人生の記憶なんて、
わからないじゃないか、と言われる
方もあるかもしれませんが、
感覚をジ~っと辿っていくことで、
割と出てくるものなんですね。
稀に、かなり封印が固い人は、
相当に出てきにくいこともありますが、
そういう人の方が少ないように思います。
どういうわけか、今生では特に
これといった原因も思い当たらないのに、
異様に炎を恐がるとか、
高いところがダメとか、
特定の容姿の異性が恐いとか、
その他色々、不自然に反応してしまう場合は、
別の人生で体験したことが原因だった
ということもあるだろうと思います。
別の人生、
いわゆる過去世と呼ばれるものは
とかく、ロマンティックに語られることが
ありますが、
現世ではあり得ないような
ドギツいストーリーが出てくることが
多い印象を私は持っています。
殺した殺されたなんてザラにありますし、
地球以外での惑星の話や宇宙戦争、
魔法や呪術が飛び交う世界など、
おとぎ話のような不思議なストーリーも
よくあります。
それが本当なのかどうかはさておき、
その中で生きている自分の生々しい
感情や思いを辿っていくと、
今を生きている自分のこの気持ち、
思い、行動パターンの理由が
腑に落ちるんですね。
あの人生で味わった思いを、
今の人生でも繰り返しているんだな、
と、確かにその不思議なストーリーが
自分のものであることが、理屈を越えて
わかるのです。
かつて果たせなかった約束や
神との誓い、結婚の誓い、
その時代、その社会で生きて行くために
強固に刷り込まれた契約の類などを
今生まで持ち越している人も
良く見かけます。
肉体レベルにそういうのが入っていて、
感覚の制限になっていることもあるし、
感情レベルで入っていれば、
行動の制約にもなるでしょう。
リーディングすると、
そういう誓いや契約のコードが
エネルギー的に入っているのを
読み取ることが出来るのですが、
それを言葉に落として翻訳して、
チェックをかけて確認したら、
外すときは、
周辺のストーリーを整理しながら、
解除の宣言をしたりして
外していきます。
不思議なものですが、
こんなおとぎ話のようなストーリーから
出てきた契約だの誓いなどを外した途端に
心や体が軽くなって、制限が外れることが
本当にあるんですね。
毎回、クライアントさんたちの
奥深くから明かされる様々なストーリーに、
誘導している私自身が、
へぇ~、そんなこともあるんだ!という
感嘆とともに、色々学ばせて
いただいています。
人間とは何と不思議で、
興味深い存在なのでしょう。
心の奥には、
そこかしこに隠し扉やスイッチがあって、
わかる人にだけわかる
奇妙なサインがびっしりと記された
ノートが意味ありげに置かれている
部屋にいざなわれていきます。
このサインを辿って行ったら、
どこにたどり着くのか、誘導している間、
私自身もさっぱり知らないのですが、
真摯に問う者には、真実が明かされます。
さて、あなたは自身の奥深くの秘密に
アクセスする準備はできているでしょうか?
新しい年は、
そんな探究を始めるのに
良いタイミングかも知れませんよ。
準備のできた方は、
ぜひお会いできます日を
楽しみにしています。