私は感情解放のセッションでは、
その人がその人自身の魂の奥深いところ
からやって来る導きに、ちゃんと
繋がれてるかな?というところを
一番重視して見ています。
それが何らかの理由で
すれ違っていたり、
その人自身が導きを受け取ることを
拒否していたり、
何者かに邪魔されていたり、
何らかの設定を自身にかけていて、
分離していたり、
人によって理由は様々ですが、
ちゃんとつながれていないことが
よくあるんですね。
セッションでは、
そういうところを整理し、
その繋がりを回復していくために
あらゆる方法を使ってアプローチ
していきます。
たとえば、
子供の頃のサバイバルな家庭環境の中で
あまりにも混乱していたり、
凍り付いて固まっている心を
温め、浄化し、
誰も信じないとか、
神に対する恨みなどがあれば、
その辺りのこじれた感情や思いも
解いて行ったりします。
ときには、魂に刻まれた
別の人生の記憶まで辿って行って、
神様やダークサイドの存在たちと交わした
スピリチュアルな契約を解除したり
ということもします。
こういうのも、結構無意識のレベルで
私たちの心の足かせになっていることが
あるんですね。
また、人生があまりにも辛すぎて、
意識が自分の人生を生きることを拒否し、
体から抜けてしまっている状態の人も
よく見かけます。
そのお留守になった体に、
よからぬ者が入り込んでいることも
多いので、彼らにもご退出いただく
手順を踏んだりすると、
実際に体が軽くなったり、
指向が変わったり、
感情面でも楽になったり
ということがあります。
その人自身が自分の人生に戻って、
魂の奥深い導きに心を澄ませ、
生きるようになるのは、
段階を踏んでいくプロセスになります。
自分の人生に嫌気がさしている人って
結構多いのでね、そういう方が、
あぁ、人生って、良いものだな、
と心から思えて、
この世界が安全な楽しいところだと
感じられ、生きる意欲を取り戻していくには
それなりのプロセスがやはり
ありますよね。
感情解放ワークの世界観では、
生き辛さの根本にあるのは、
自分が自身を見捨てていること、
あるいは、憎んでさえいることなので、
そこが少しでも方向転換してくると、
人生はガラッと温かで優しいものに
変容していきます。
そうして、少しずつ自分と和解できると、
今度はもっと奥深いところとの
対話がやっと始まるのです。
魂の導きは、
顕在意識レベルの様々な願望とは
全く違った意図の働きであり、
必ずしもそれと一致しません。
だから、
自身の奥深いところから湧き出てくる
真の力を、そういうレベルの意識で
利用してやろうとかいう試みは、
全く出来ないわけではないかもしれませんが、
ほぼうまく行かないでしょう。
沈黙の中での導きとの対話では、
使うとか使われるとかいう関係性を越えて、
ただ自分とは何者であり、
何をしにここに来ているのか、
自分に何が与えられ、何ができるのか、
どう歩むのかを知って、
それを生きるのみなのです。
そういう、魂の差し出した道と、
恐れをベースにした目先の欲というのは
相容れないことが多く、
私自身もまだまだ、葛藤を感じることが
よくあります。
ただ、私はそれに逆らっても
ろくなことにはならないことは
よくわかっているので、
逆らうことはしませんが、
やっぱり目の前の現実に、
これ何とかならないのかな~?
なんてぼやくことはしばしばあります。笑
まぁ、心配しなくても、
今すぐどうにかなってしまうような
状況でもないので、
本当は、ひたすら導きに心を澄ませていれば
済むようなことなのでしょうけれど、
そこは人間なので、色々心配したり、
現実が気に喰わなくてもがくことも
あったりします。
どこまで導きを信頼して、
根っこを深くそこに張れるか、ですね。
揺らぐ心を丁寧に見つめながら、
自分はどう在りたいのかを選択していく
連続です。
そんな風にして、
導きに心を澄ませていると、
人生の別のレベルを生きている
感覚になります。
私たちの人生は、
本当はそのレベルにしかないのかも
しれませんね。
人生に、神聖さと生きる喜びと
充実感が取り戻されますように。