来週11月8日(火)19時から
恒例の満月のオンライン瞑想会を
行います。
この日は、ちょうど瞑想会の最中に
皆既月食となるようですね。
なにやらとてもパワフルで
特別なフィールドになりそうです。
今年の瞑想会もあと2回。
ぜひ皆さんに楽しんでいただけましたら
幸いです。
初めての方も、常連の方も、お久しぶりの方も
ぜひどうぞ。（＾＾）
⇒満月のオンライン瞑想会
さて。
今日は、自分自身の尊厳を守るということ
について、お話してみようと思います。
日頃、自分の意志表示をあまりはっきりせず、
何となく周りに合わせて無難に過ごしている、
と言う方は、結構いらっしゃると思います。
角も立たず、そこそこ平穏だけれど、
本当はあの時こうしたかったとか、
これは嫌だったとかいう思いも
ひそかに抑圧しているだろうと思います。
長いことそういう風に生きていると、
さて、自分は今、一体どうしたいのか、
何を感じているのか？と言う感覚が
全く取れなくなる、ということがあります。
私自身も以前はそういうところがあり、
人に言われるまま、そうするとか、
誰かの意見を取り入れて、自分もそう思う
とか、まるで主体性が無いのに
そのことにさっぱり自覚がありませんでした。
そういう状態から、いつしか
自身の感情に深く向き合うようになり、
徹底的に自分が感じているものに
意識を向けるようになって、
それにいかに応えて行ったら
より自分を大切にし、気持ちのカケラ君たちも
幸せでいられるだろうか、
ということを追究してきました。
カケラ君たちの幸せを思う時、
いかに自分が彼らをないがしろにし、
ときに悪だと烙印を押して彼らの
存在する権利や尊厳を傷つけてきたのか
というのを痛感しました。
自分を大切にしましょうとよく言うけれど、
では一体どうすれば良いのか？というと、
明確に答えられる人はなかなかいません。
中には、我儘のように思えてしまう、
と言う方も結構いらっしゃいますが、
我儘と自分を大切にすることは、
その行動に至る動機が違います。
我儘は、とても表面的で自分本位な
欲求を満たすだけの行為ですが、
本当に自分を大切にする行為は、
もっと深いレベルからの導きを
体現した行為で、
欲望に振り回された行為とは
ちょっと質が違います。
最近はセッションでも頻繁に
自分の深いレベル、魂の導きに心を澄まして
聞くということをお伝えしているのですが、
そういう習慣が無かった方にとっては
ひどく心許なく、慣れないことかもしれません。
けれど、本当に力強く自分自身が納得して
充実感ある人生を歩むには、ここは
絶対に外せないポイントなんですね。
この導きに応えて取る行動は、
必ず周囲にとっても自分にとっても
最終的には調和をもたらす結果に
繋がっていきます。
たとえ、それが拒絶する行為であったり、
誰かを助けないという選択であった
としても、それはそうしない方が良い
ということなのです。
場合によっては、相手の我儘を受け入れない
ことが相手への愛であることもあるし、
助けないことによって、その人が本当に
自分自身の在り方を改め、真の力に
目覚めて行くきっかけとなるかもしれません。
変に承認欲求に振り回された視点からだと、
常に良い人で在りたいとか
角が立ない平穏を優先してしまいがちですが、
それよりももっと大事なことへの
透徹した眼差しが在ったら、
断固とした態度を取ることが
より大きく深い愛を体現することに
なるのではないでしょうか。
そういう愛を体現するためには、
自分自身が様々な恐れを統合し、
振り回されない状態になっている
必要があります。
孤独であっても大丈夫、
痛みや苦しみがあっても、
自分で受け止め、癒すことが出来る、
など、そういう自立心があって初めて、
相手と絡み合わず、自由で取引の下心のない
関係性を構築することが出来ます。
そして、自分を無理やり抑圧して
理不尽に我慢させ続ける関係性を
止めることが出来るのです。
嫌だ嫌だと言いつつ
不健全な関係性を清算できないのは、
握りしめているメリットがあるから
ではないでしょうか？
お金が無いから仕方がない、
とお金のせいにして逃避する前に、
お金をかけずに自分を大切にする
選択をする機会は、日常の中で
たくさんあるはずです。
いつもは、自分の尊厳を守るよりも、
メリットに安住する選択をしている
だけなのでは？
どんな小さなチャンスも逃さず
自分を大切にする選択ができるよう
貪欲でありましょう。