なるようにしかならない。
そんな風に思う時が、誰しも
人生の中で何度かあるでしょう。
どんなにあがいても、
力及ばずな時はあるし、
あがく力さえ湧いて来ない時もあります。
そんなときは、
落ち着くところに落ち着くまで、
ただ流れに身を委ねているしか
ありません。
いずれにせよ、どこかには
辿り着くのです。
そこでまたできることがあるなら、
立ち上がって、できることを
やってみたらいい。
いずれにせよ、
どうにもならないときは
どうにもならないのですから。
ただ、そのときに、
自身の惰性に呑まれているだけなのか、
流れに身を委ねるべき時なのかは
なかなかに判断の難しいところ
であるように思います。
私自身、この夏はどうにも
気力がわかず、体も思うように動かず、
このような状態になるのは初めてだったので、
どう対処して良いのか、悶々としていた
ところもありました。
まぁ、年齢も年齢なので、
年相応の心身の変化として受け入れて、
頭の切り替えも必要かな、なんて
思ったりもしたのですが、
病院で検査しても数値的にも何ら
対処すべきところもないようで、
そうなるとそれはそれで、
困ったな、と思いました。
それで、あとは友人たちの力を借りて、
自身のメンテナンスはできるだけ
するようにしました。
それでもなお、気力はすぐには戻らなかった
のですが、日々、これが何か霊的、精神的な
堕落の兆候なのかどうか、というところは
注意深く居ようと思っていました。
無理くり頑張ることはできなかったけれど、
頑張らずにできるちょっとしたことを
取り入れながら、
自分に向き合う気力のあるときは、
ちゃんとハートに繋がれているか、
自分の中心の感覚が取れる状態かどうかは
チェックするようにしていました。
ハートとの繋がりと自分の中心の感覚が
取れなくなっていたら、これは非常事態なので
だらだらしている場合ではないのですが、
幸い、この感覚が消えることはなかったので、
それまで以上に、内なる導きをしっかりと聞き、
チューニングするようにしていました。
もしこれらの感覚が取れなくなっていたら、
それは何か霊的なレベルでよからぬ介入が
入っていることを意味しているので、
気力が湧かないだの体が動かないだのと
言っている猶予はありません。
直ちに対処しないと、
どんどん飲み込まれてしまいます。
これは私なりの最終的なチェック方法
ではありますが、信頼できる友人知人に
今の自分をどう感じるか見てもらったり、
普段自分をよく知る人たちの何気ない態度、
接し方、言葉などから注意深く兆しを
読み取ったりもしていました。
そしてまた、これは、と思うような
セッションを受けに行ったりということも
しますが、基本、あまりバタバタと
動き回ることはしません。
動き回る前に、まず自分の内側の
チューニングが先なんですね。
そうでないと、調子の外れた
バイブレーションに引き合って、
良い結果にならないからです。
とは言え、できる限り
そのようにする努力はしていますが、
たまには失敗するので、私もまだまだ
トライ＆エラーを繰り返しながら、
学びの最中です。
まぁ人生、色々な時がありますよね。
でも、どんなときも、注意深く
自分を観察しつつ、投げやりになるのではなく、
見つめ続けること、できることはやる、
そして、導きとともに在ることは
意識し続けていきたいな、と思います。
この夏の不調は、今では大分回復して
気力は戻ってきているのですが、
人生で初めての経験がこの年になっても
まだまだできる、というのは、人生は
なかなかにエキサイティングですね。
これから、まだ知らぬ体験の一つ一つをいかに
味わい、工夫し、乗り越え、気づいていくのか。
不安も恐れも安心も喜びも、
人生のあらゆる瞬間を楽しむことを
忘れずにいようと思います。