今月はがっつり
セルフワーク強化月間になっていて、
開かずの扉の向こう側を引き続き
探求しています。
これまで自分に向き合う作業を
続けてきて思うのは、
掘り進むにつれて、その段階段階で
出てくるものの質感も違うし、
統合のプロセスの難しさも
それぞれあるな、と思います。
初期の頃のワークは、
とにかく出てくるものが重くて
ボリュームもかなりあったので、
ひたすら先の見えないトンネルを
延々と行くような不安や焦りとの戦い
でした。
けれども、この段階で出てくるのは
とても分かりやすい感情なので、
その重さや激しさに怯まず、
飲み込まれずに受け止めていける
器を作ることにひたすら専念
していました。
それが一段落してくると、
今度はより繊細でぼんやりとした
曖昧な感情にいつの間にか飲み込まれている
ということが多くなっていました。
最初の段階よりは非常にトリッキーで、
より注意力を磨く段階と言えます。
これも一段落してくると、
あとはどれだけ自分を誤魔化さず、
深堀していくことができるか、
という限界へのチャレンジになります。
統合のやり方もある程度身について、
どんな感情も恐いということは
なくなっているのですが、
ここでようやく出てきたのが、
心身にまとわりつき、
魂をいつの間にか蝕んでいく
無気力や虚無感でした。
今これに対峙していて思うのは、
これは私にとってはかなり馴染み深い感覚で、
私はいつもこれを振り払うようにして
生きてきたな、と思います。
これに飲み込まれたくないから
忙しくしていたし、別のことで
頭を一杯にしてきたのだと思います。
けれどどんなにそうしていても、じわじわと
ハートからそれが滲み出してきていました。
べったりとまとわりつき、
魂を腐食するかのような疲労感と無気力も、
いつものように命の呼吸を送っていくのですが、
これまで受け止めてきた感情たちよりも、
体感的な拒否感が強いので、そのエネルギーに
触れるのが最初は少し難しかったです。
どんな感情も、安全圏から蜘蛛の糸を垂らして
引っかけて引き上げる、みたいなやり方では
統合はできなくて、
気持ち悪かったり苦しかったりする
まさにその場所にまで下りて行って、
それを感じ、生きることが
統合の必須条件になります。
だから、嫌な感覚のエネルギーほど
つるりと逃げてしまいがちなのですが、
いかに飲み込まれずに触れて行くかが
問題になりますね。
それにしても、どうしてここまで
無気力と疲労感に蝕まれているのかと
意識を向けてみると、
魂に強い負荷がかかってピシッと
ひびが入って割れているような
ビジョンが見えました。
本当にそういう状態になっているのかは
ともかく、何か象徴的に見ているのでしょう。
そのひび割れた魂のビジョンに
エネルギーを送りつつ、
こんな状態になるなんて、
さぞかし苦しかったろうなぁと思いました。
こんな状態では、確かに
気力も駄々洩れですね。
どうしてそんな状態になったのかは
見えてきませんでしたが、
とにかくそんな状態の御霊と、
それを生きた人生にエネルギーを送りました。
そうこうしている内に、
ひび割れた魂のビジョンも
少しずつくっついてきて、
気持ちも随分晴れやかになってきました。
ある程度続けていくと、
魂の表面はくっついてきたのですが、
まだ内部がひび割れた響きをしていました。
多分、もう一度魂を練らなければ
いけないのだろうな、と思ったのですが、
ひび割れのせいか、自己不信の感覚が
ふっと上がってきました。
その感覚は、大いなる源との分離
を意味していました。
自分で分離させた感覚はあったので、
その時の気持ちにエネルギーを送って
いったのですが、そこには、
絶望感と怒りと憎悪が固まってありました。
悲しみと混乱のブラックホールに
飲み込まれてしまったのかもしれませんね。
まだ完全ではありませんが、
そのブラックホールが薄くなってきて、
ちょっとずつ源の温かさがじんわり
感じられるようになってきたところで
今日のワークはここまでにしました。
まだまだ開かずの扉の向こう側の探求は
続きます。