セッションでリーディングをしていると、
目指す方向やポイントに向かって行く途中で
なぜか変なところに寄り道したり
迷い込んだり、全く違う方向に
進んでしまったりしている意識を
見かけることがあります。
目標を捉えて、そのまま素直に進めば
なんら問題ないのに、本人の意識の中で
ふと何やら疑問やあらぬ思いが起こって
変な方向に引っ張られているというか、
自ら迷い込んでいく、みたいな感じに
なっているように見えるのです。
そういうときに、一体何か起こっているのか
さらに見ていくと、何かしら未完了の感情が
浮上していて、不安や恐れが
掻き立てられていたり、
どこか頭が真っ白になっているとか、
霞がかかったようになって
うまく機能しないまま、ふらふらっと
引っ張られているような感じになっています。
未完了の感情が浮上している場合は、
何か危険や痛みの回避から無意識にも
ある行動パターンが誘発されて、
自動的にその行動が表れるように
なっているのでしょうし、
もっと何か別の要因で
引っ張られているものも
あるかもしれません。
回り道も迷子になるのも、
それ自体が別段悪いとは言いませんが、
全てに無理やりポジティブな意味づけをして
あえて甘受しなくても良いのではないかな
という気はするので、
すんなり目的地にたどり着くのが
本当の望みなら、影響している要因に
取り組んでみるのが良いと思います。
ご自分でワークされるときは、
変に迷子になるパターンを思い返してみて、
その時に浮上している混乱や不安、焦り、
うまく頭が機能しない感じとか、
道を見失っているような、地に足がつかない
感覚などを捉えていきます。
多分、人生の中で繰り返しこういう感覚を
味わってきているだろうと思います。
そういう感情や感覚がずっとわだかまっていて、
事あるごとに浮上しては、同じパターンの
現象を引き起こしているのでしょう。
普段だったら、無意識にもこれらの
感情や感覚をスルーして、
気持ちを切り替えたり切り離したりして
やり過ごしているのでしょうが、
ワークではこれらに焦点を当てます。
真正面からこれらに対峙し、
触れて行くという体験は
ほぼされたことがないと思いますが、
馴染み深い感覚とは言え、
だからこそ、このように正面切って
触れるというのは、ある種、
新鮮な感覚があるかもしれません。
一番気持ちの悪いところ、
居心地が悪く落ち着かないところ、
苦しいところこそ、助けを必要としている
心の部分です。
ここに、ワークでいつもお伝えしている
命の呼吸を送っていきます。
セッションでは、原因となっている
始まりの場面に戻って、
飲み込んでいる言葉を吐き出したり
色々するのですが、呼吸を送るだけでも
ちゃんと届けばそこそこ緩んでいくものは
あります。
そうして意識を混乱させ、迷子にさせている
エネルギーがある程度クリアになると、
余計な寄り道などをしなくなっていきます。
けれど、たまにそういう感情のエネルギーを
クリアにしても、次々に別の理由を作り出して
なかなか正常な軌道に戻らないケースもあって、
この場合は目的に向かうこと自体を
本心では望んでいないなどがあって
抵抗しているので、
改めて目的自体の精査からしていくことが
必要だったりします。
そのときに、割と見かけるのは、
試行錯誤すること自体が目的であって、
目標を達成してしまったら退屈になってしまう、
自分が自分でなくなってしまうなどの
思いを持っている方が結構おられます。
これも、
試行錯誤したいならすればいいのですが、
この理由自体がなかなかトリッキーな
言い訳で、本当はまた別の理由が
隠れていたりしますね。
自分の中心からやってくる導きを
受け取って道を歩むなら、
根本的に迷うことはないはずなのですが、
様々な理由をつけてさまよい続ける人は、
導きを受け取ること自体を拒絶している
人が多いな、という印象です。
そういう人の特徴として挙げられるのは、
ハートの真実につながっていないことや、
第6チャクラ、いわゆる第3の目が
使っていたとしても、自身のハートの真実
から使えていなかったり、
一番は第7チャクラがペタッと蓋をされたように
閉じているという特徴がみられます。
第7チャクラはその人が本来つながっていくべき
高次の領域につながるところなのですが、
それが断たれているのです。
これは、自分でやっている場合もあるし、
外部からの干渉を受けている場合も
あるのですが、いずれにせよ、
このつながりを正常に戻していくという
作業がカギになるケースもあるかな、
と感じています。
命の導きを歩むことは、
人間存在にとってとても大切なことだと
私は感じているので、
迷子になるのはもうゴメンだ~!
という方は、良かったら
セッション受けてみてね~(^^)