人生、生きていれば日々、
様々な出来事が起こってくるわけですが、
素敵な出来事に高揚することもあれば、
反対に、心身共に深いダメージを負うような
出来事もあったりもします。
そういう山あり谷ありの日々の中で、
深い傷を負うくらいなら、
心底の喜びが無かったとしても、
痛い思いをしない方が良い、
という選択をすることがあります。
そこそこの平穏と痛みの回避が約束されるなら、
少々の不満や喜びの欠如があっても
あの苦しさを味わうくらいなら安いものだ、
という気持ちもよくわかります。
そのくらい、苦しい思いをされたのでしょう。
そういう選択をされたということは、
未だその傷が癒えておらず、
心のどこかにその痕跡が残っていたり、
封印されたままであり、
そしてそれがゆえに、
自身にその傷を癒し、力強く復活していく
力があるのだという可能性も見いだせていない
ということも言えると思います。
引き攣れた古傷を抱えて、
どこか制限のある選択肢の中からしか、
行動することが出来なくなっていきます。
そうして長いことそういう生き方を続けていると、
いつしか、心の働きがとても平たんになって、
感動も喜びもない人生になっていきます。
まさに、かつて選択した生き方の通りの
人生を実現しているわけです。
そんな日々の中で、
自分は一体何のために生きているのだろう？
と、心の奥深くから、違和感と自分で作った
制限を破っていきたい衝動が湧き起こってきます。
そういう衝動を再び閉じ込めて、
平穏な日々を続ける選択もあるのでしょうが、
それだと心は死んでいきますよね。
その人が本当に生き延びるためには、
その衝動に応えて、古傷を癒し、
制限を外してニュートラルな自分を
取り戻していくしかありません。
あの耐え難いと思えた深い傷も、
癒していく力が自分の中に在るということを
概念ではなく本当に体験して、
復活していくプロセスを辿っていくことです。
古傷というのは、
単に傷ついた心というだけでなく、
消化できていない学びの体験という側面も
あります。
なぜ傷つくような結果に行きついたのか、
そこに至るまでに、気づけなかったこと、
逃げてしまったことが無かったのか、
受け止められなかった諸々が無かったか等、
見ていくべきポイントがたくさんあるはずなのです。
そういうところを遡って拾い直していくことで、
あの深い傷となった出来事とは違った
タイムラインにシフトすることが出来ます。
そもそも、傷などできずに、
調和して幸せな体験をしている過去を持った
自分に変容してしまうんですね。
取りこぼした学びは、
本人がやろうと思えばいつでも取り返して、
新たな自分をたった今から生きることも
できるのです。
過去の後悔や呪縛を延々と引きずらなければ
いけないわけでは、全くないんですね。
学びなおせば良いし、
選択しなおせば良いのです。
二度と会えないところに旅立ってしまった
人との関係性も、ちゃんと完了させて
収めることは可能です。
選択を誤ったとずっと後悔していることも、
失敗の烙印を押すのを止めて、
今の自分の気づいていなかった
別の可能性を開くきっかけにすることも
できます。
いずれにせよ、
もう長いこと前に進めずにいて苦しいのなら、
古傷を、新たな道を開くきっかけにしていくのも
良いのではないかな、と思います。
頭で納得させて、切り替えるのではなく、
無かったことにして過去の自分を分断するのでもなく、
ちゃんと深いところから調和して
自分を切り刻まないで一つのものとして
のびやかに表現していけるように。
自分自身が癒えていくことと、
深いところから溢れてくる力につながることは
イコールです。
自身の内なる力に、つながっていきましょうね。
サポートが必要な方は、
ぜひ感情解放セッションを受けてみてね（＾＾）
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