何が叶えたい願望があるとき、
昔から私はその自分の感覚というか、
未来の自分の気配が少しでも捉えられると、
大体叶ってきました。
逆に、それが捉えられない内は
どうもそのビジョンに現実味がなく、
絵に描いた餅のように、自分とは
遠いもののように感じます。
こういう仕事をしているので、
潜在意識の使い方の勉強もそれなりに
してきてはいるのですが、不器用すぎて、
未だにうまく使えている実感はありません。
けれど、最近目標にしていることがあって、
2月は途中の進捗具合からしても
達成は難しいだろうな、と思っていたことが、
まぁ願望は願望だし、まだ終わってないのだから
最後まで諦めずにその望みを捨てないで
持っていたらどうなるか、試してみよう、
と思ってトライしてみました。
そうして蓋を開けてみたら、
何とあっさり達成していたので
自分でちょっと驚いてしまいました。
自分でもどうやって達成したのか
よくわからないのですが、
別にがつがつ頑張ったわけでもなく、
普通に過ごしていただけなのに、
自然にできちゃってたんですね。
こういうことは今までにもあったけれど、
目標自体はもっと低い設定だったので、
それほど驚きはしなかったのですが、
今回は、こういうこともあるんだな～
と改めて思いました。
そんな自分で、もう少し長期的な目標を
イメージして見ると、おや？
あれほど現実感のなかったビジョンだったのに、
未来のその自分の気配が取れるように
なっていました。
ってことは、この目標は叶うということ。
特にそれに向けて何か努力をしたわけでは
無かったけれど、何かが外れたんでしょうね。
何か目標を立てて、
思うように進捗がいかないと、
すぐに諦めてしまいがちだけれど、
そこでもう少しこらえて、
ビジョンを捨てずに持っているだけで、
無理せずその夢の卵はちゃんと
孵るんだな、ということがわかりました。
今まですぐに諦めちゃってたのが
もったいなかったですね。
そう言えば、と思い出したのが、
2月も半ばが過ぎたころに、
あまり好きではなかったけれど、
惰性で続けていたやりたくないことに
はっきりとケリをつけたということが
ありました。
そこから少し、運気が変わったかもしれません。
自分のエネルギーを何に注ぎ、
何に使わないようにするか、
ということに明確に線を引くことは
大事ですね。
変に執着をして握りしめてしまっていましたが、
それによって得るものより失っていたものの方が
ずっと大きかったんだな、と改めて思いました。
今まで、何度もトライして挫折してきたことに、
どうして今になって叶うようになったのか、
これまでの自分を振り返ってみると、
それまでは、叶わなかった時の痛みや
失望感が今よりもずっと強かったように
思います。
達成できなかった現実に、
あ～あ、やっぱりなぁ、またできなかった
という悲しみや失望感がものすごく重く
心にのしかかっていて、耐えられずに
それを受け止めることに何度も
失敗してきました。
そんな自分から、いつしか目標や願望を
抱くことをしなくなっていたのですが、
これも逃避ですね。
それからしばらくして、
日々のサーダナも惰性ながら続けてきて、
少しはその恩恵もあったのか、
いつの間にか、それほど重さもなく
願望を抱くことが出来るように
なっていたようです。
今でも達成できなかった時の失望感が
完全になくなっているわけではないのですが、
以前ほど辛くはなく、もっと気楽に
願望を抱き続けることができる
状態になっています。
だから、諦めないでいられたんですね。
何年も何年も越えられなかった壁が、
いつの間にか越えられていた、というのは
なかなかに嬉しいことです。
一気に奇跡が起こってどうにかなった
という感動はないけれど、
コツコツ地道に歩んできたものが
報われたというのは、じわ～っと
心を温かくするものがあります。
派手に成果がわかりやすく表れなくても、
結果が出ても出なくても続けていくことの
大切さというのは、こういうところに
あるのかな、と思いました。
努力を重ねることに、
無理をし過ぎず、深刻になりすぎず、
人と比べず、自分を見限らず、
信じようと頑張りすぎずに、
淡々と行くのが良いのかもしれません。
人生は長距離走。
息切れしないように
長く走れるようなペースで行きたいと思います。