昨日飛び込んできた衝撃のニュース、
ついにロシアがウクライナに侵攻し、
多くの死者まで出ているらしい
という報に接し、ついに始まってしまった
と何とも言えない気持ちになりました。
実は、今日はクライアントさんからいただいた
ご質問にお答えする記事を予定していて
既に書きあがっていたのですが、
順番を入れ替えてこの記事を書いています。
最近ウクライナ情勢が緊迫化してきていて
様々な動画が多く上がっていたので
注目はしていましたが、
北京オリンピックの前までは、
中国が台湾に侵攻するかどうかの方が
注目されていたように思います。
まぁ、中国もオリンピックを終えるまでは
動かないだろうという見方が大勢でしたが、
その五輪の最中からどんどんウクライナ情勢が
タイトになってきて、ついにこの日を
迎えてしまいました。
ちょっと前までは
カナダのフリーダムコンボイ運動に
注目をしていて、
政権の強引なあり得ない仕打ちに驚いたり、
警官隊との衝突に心を痛めたりしたものの、
参加者たちの平和的な愛の空気感に、ときに
ほっこりしながら見守っていたものです。
けれど、ひとたびロシアの国家権力による
軍の侵攻となると、そのインパクトは
比較にならないくらい重いものだと
肌で感じました。
これが、戦争というものなんだな、と。
日本も、対岸の火事と、
のほほんとはしていられません。
既にこの影響は様々な市況に出ていて、
ガソリンや天然ガスなどの資源価格も
これ以前から相当に上がっていましたが、
さらに上がるでしょう。
日本を含めた西側諸国は
ロシアへの制裁を言っていますが、
さてその反動はいかに。
私たちが払う電気やガス料金、
物価に跳ね返ってくるのではないでしょうか。
それだけではなく、
いよいよ中国が動くのではないかと
背筋に冷たいものが走った人も
いたことでしょう。
台湾が中国に取られたら、
尖閣、沖縄はもう危ない。
日本に石油を運んでくるCレーンが
封鎖されてしまったら、
日本はどうなるのか。
という随分前から言われていた
最悪のシナリオがここにきて
ものすごく生々しく迫ってくるわけです。
さてさて、この戦火が
世界に広げる波紋がどこまで到達し、
どういう収束を見るのか。
それぞれの国の立場で言い分があり、
そこに至るまでの経緯があるから、
一面的な見方でどうこう言うことは
私にはできないけれど、
どうか、かの地にいる善良な一般の人々が
守られますように、と
願わずにはいられません。
人は、平時にはなかなか目覚めないものですが、
こうした非常時にやっと目を覚まして
本当に大事なものを求めていく、
せめてそんな動きにつながっていったらいいな
と思います。
日本という国は長いこと戦争を体験していないので、
ひとたび何かあった時にどう動けばいいのか
というプロトコルが国民の中にありません。
イスラエルなんかは2年に1回くらい
戦争があるので、一般国民も慣れている
らしいのですが、残念なことに
(幸いなことに?)日本では人々は
右往左往するばかりでしょう。
家族を守って生き抜いていくということ、
国を守るということの意味を
国民も良く議論すべき時だろうと思います。
(今から議論では遅すぎるけど)
国を失った民はどうなるのか。
建国以来、一度も体験したことのない
その危機が、今再びやってきている
のかもしれません。
かつてこの国を守るために
必死で戦った私たちの祖先の思いを
ようやく身に染みて知るときかもしれませんね。
弱さは戦争を招く、という言葉があります。
確かにそれも真実だろうと思います。
強さ、力の裏付けのない者の言葉など、
国際社会では通用しません。
不用意に手を出したらただでは済まない
と思わせるものがあるから、
抑止力が働くのです。
ぼやぼやして隙だらけの弱い国が隣にある、
ということ自体が、侵略の意志を刺激してしまう
ことがあるのですね。
そのことを、私たちはよく肝に銘じるべきです。
けれど、単純にその強さがイコール武力に限った
ものだとも言えないと私は思っています。
日本はどんな力を持つべきなのか。
文化の力、徳の力、技術力、軍事力、外交力、
諜報・工作活動の力など、色々ありますね。
武力を持つこと自体が悪いとは
私は思っていませんが、それを持つには、
力に溺れない精神性があることが必須
だとは思っています。
この国をどんな国にしていくのか。
不穏な世界の空気に飲まれて
不安になってオロオロしたり、
自己保身に走るのではなく、
肚にぐっと力を入れて、
素晴らしい世界を自分たちが作っていくんだ!
という気概を持ってこの時代を生き抜いて
いきたいものだと思います。
まずは、自分の居るこの場所で、
自身の人生をしっかり生きること。
自分の心に誠を持って、
日々為すべきことを為していきましょう。
私たちの体には、
筆舌に尽くしがたい困難をも生き抜いた
祖先の血が流れているのですから、
きっと大丈夫!
自身の真の力を奮い立たせていきましょうね。