今日はゆるっと、
様々なもののバイブレーションについて
思うところを書いてみます。
普段私は、ヒーリングセッションで
クライアントさんのエネルギーを読みながら、
読み取った情報を元に掘り下げたり
エネルギーをかけたり、といったことを
しています。
今では当たり前のようにしていることですが、
こういう能力も、この仕事を始めた当初の頃は
当然のことながらここまではできなくて、
ただエネルギーが流れている感覚だけは
わかるので、それを頼りに、もっと大雑把に
対象の状態を捉えていたように思います。
それがもっとこなれてくると、
より詳細な情報が取れるようになってきて、
どこにどう意識をフォーカスして
読み進めていけばいいのかが
どんどんわかるようになってきました。
これも、感情解放のセルフワークを進めて、
人間の心の構造を深く理解するようになってきた
ということも、強く影響していると思います。
これが無かったら、きっと今の様には
人に向き合えなかったし、
深く人の心の奥に触れて読み込んでいく
なんてことは到底できなかったと思います。
そして、
たくさんのクライアントさんたちに、
人を癒すということの厳しさと心構えを
教えていただきました。
そうしたことのすべてが、
今のこの私の能力と仕事のスタイルを
作っています。
その人の本来の状態からして、
今の状態が自然なのか不自然なのか
ということがわかる明確な基準を掴んだのも、
そう昔のことではありません。
それも、はっきりと何かのきっかけがあって
理解したというわけではなく、
知らず知らずの内にそういう要点を捉えていて、
いつの間にかそれをスタンダードにして
セッションをするようになっていた、
という感じです。
必要は発明の母、と言われますが、
私は誰かに習うことってほぼ身につかなくて、
実戦の中で必要に応じて理解したこと、
身についたことのみが自分が使いこなせる
能力になっています。
昔は色々学びに行ったことがありましたが、
結局すべて身についていないし、
自分には合わないという結論になって
今現在不自由もしていないので、
それでいいか、と思っています。
なかなか話がそれて本題に入っていけないのですが、
取り入れたものが本当に自分に合っているのか
いないのか、ちゃんと消化できているのかどうか
というのは、とても大事なことだと思います。
今の世の中、学ぼうと思えば
いくらでも学ぶ機会があり、
欲しいと思えば、手に入れるチャンスは
たくさんあるので、
バランス的に言えば、
摂取過剰の状態になっていて、
却って混乱している人も
少なくないように思います。
たとえば、
人に勧められた健康食品や調味料、洗剤、
サプリメントが良いと聞いては
あれこれ取り入れて、そこそこ調子も
良さそうだし、悪くはなさそうなので
使っているというケースがあるとします。
そういう人をリーディングしてみると、
確かにその製品自体は良いもの
なのかもしれないけれど、
その人に合っているかというと、
それほどしっくりきてもいない、
というケースが結構あります。
エネルギー的に見ると、
微妙にその人のエネルギーに
その製品が馴染んでいなくて、
浮いているんですね。
でも、そこまではっきりとわかるような
悪影響が出るほどではないので、
本人もその微妙なズレには
気づかないのです。
そもそも、その製品を選んだこと自体、
宣伝文句に惹かれて頭で欲しがっている
人が多いので、体の声というものに
意識が向いている人はほぼいません。
そういう人ほど、頭で選んで
あれこれ取り入れているので、
微妙に浮いたエネルギーが
何層にもあちこちに被っている状態に
なっていたりします。
自分という存在に
もっと丁寧に向き合っていたら、
特別な能力がなかったとしても、
こういうことは多分自然とわかるはず
なんじゃないかなと思います。
なぜそういう状態の人が多いのかというと、
要は、健全な自尊心が育っておらず、
自分がダメだと思っていたり、
自分が嫌いだったりするというところに
つながっていきます。
この自分を改革、矯正しなければいけない
と思う根本的な自己否定があるから、
自分の奥深いところの声なんて
聴く概念自体がないのです。
だから、自分がわからない。
どんなものが自分に本当に合っていて、
何が必要ないものなのか、
判断する基準がないんですね。
このため、必然的に宣伝文句を頭で判断するとか
人のお勧めを取り入れるくらいしか
できないのです。
サロンに見える方も、
こうした自己否定を持っている方は
非常に多いですが、
どんなに自分が嫌いでも、
幸せで心も体もスピリットも健全、健康
で在りたかったら、自分を大事にし、
対話するところに戻ってこなくては
なりません。
教えや学びについても同じことで、
誰がどう言おうと、自身のハートが
心地良くないなら、それは自分には
必要のないものなのです。
そういう線引きがしっかりできるのも
大切なことです。
お心当たりのある方は、
ぜひ振り返ってみてくださいね。