人間というのは本当に不思議な存在だな~
と常々感じているのですが、
今日は私が日々様々な方に向き合う中で
感じている、人間存在の奥深さについて
書いてみようと思います。
セッションで私がクライアントさんに
向き合うとき、その方のエネルギーから
様々な情報を読み取っています。
感情解放のセッションでは、大体最初に
オーラフィールドからチャクラの状態を
チェックしながらクリーニングをするのですが、
それだけでもその人が今現在、
どんな在り方をしているのかとか、
全てではないですが、肉体面での不調や
過去のトラウマ、幼少期の環境など
おおよそのところが読み取れます。
過去にものすごく傷ついた経験のある方は
ハートにガラスの破片のようなものや
刃物が刺さっているように見えることも
ありますし、
自分を固く閉ざして誰も信じていない様子や
どこか別の異空間に意識が逃げていて
この世界に居ないように見える人、
ものすごく我慢に我慢を重ねて
いっぱいいっぱいだったり、
あまりにも他者からの干渉を受けていて
自分を見失っている人、
強烈な自己否定から、
自分自身を生きることを拒絶している人、
深い罪悪感に苛まれ、自責の念に
身動きが取れなくなっている人など、
詳しいストーリーまではわからなくても、
今その人がどんな気持ち、どんな思いで
どういう在り方をしているのかは
エネルギーにはっきりと表れているのです。
それは、誤魔化しようのない印ですね。
私はあまりビジョン派ではないので、
パッと見てパッとわかる方ではないのですが、
じ~~~~っと読み込んでいって、
あぁ、この人の中にはこんな気持ちがある、
だからそれを感じないように心に
厚く壁を作って鎧をまとっているんだとか、
あまりに繊細な感性を持っていて
それを持て余しているから
別のツールで武装しているんだとか、
そういう心の構造的なものを読み取るのが
得意ですね。
サイキック能力も非常に個人差があって、
色々なタイプの能力があります。
それをどんな風にどこまで使いこなせて
いるのか、というのが能力者の実力
なんだと思います。
私はセッションで、
その人の心の中のストーリーを追っていく
ということをするのですが、
誰に対してどんな気持ちを抱いたのか、
何が起こって、どう行動したのか、
ということを掘り下げていきます。
そういうストーリーの中で、
様々な登場人物の意識の中に移動する
ということをやるのですが、
そうしていくと、人の心を辿って
無限にその世界を広げていくことが
できるのです。
たとえば、
母親との関係性に取り組んでいたとすると、
自分から母親、その夫である父親、
そのまた親である祖母、さらに
祖母を育てた義理の母の意識など
数世代を辿ることもできるし、
魂に刻まれた別の人生の記憶から、
その時代の仕事の上司のそのまた上司の
敵対者の上司の意識などにまで
遡っていくこともできます。
戦争の記憶など出てくることも多いのですが、
国を動かすトップの意識まで入ってみると、
魔物に魂を売っていたり、よからぬ者に
心の隙を引っかけられていたり、
ということがわかるときもあります。
そういう場合は、そのトップの心の中の
恐れや痛みを統合してあげると、
戦争に向かう気持ちがきれいに晴れて、
魔物との契約も解除して隣国と平和に
貿易をしている、なんてストーリーに
変化していくこともあります。
そうすると、その戦争で亡くなったはずの
多くの人たちが、幸せに暮らし、子孫に
命をつないでいくタイムラインに変わるので、
ものすごく大きな領域のエネルギーが
根こそぎ変わっていきます。
その人自身も、戦争の傷を負っていない
人生に変化するので、今生のその人も
そういう人生の記憶自体が癒されて消え、
心が軽くなるんですね。
こういうケースをたくさん見てくると、
今目の前にいるその人というのは、
無数の世界につながるゲートのように
私には見えるのです。
あるときは、過去世で恐ろしい飢饉を
体験した人生の記憶が出てきたときがあって、
そのときは、その飢饉で体験した
あらゆる悲惨さの感情や感覚を統合し、
その時代の荒れ果てた世界に
癒しと供養のエネルギーを送ったら、
作物が豊かに実る世界にビジョンが
変化したこともありました。
実際、それがどの程度の働きかけに
なったのかはわかりませんが、
何かしら、浮かばれた御霊があったのなら
幸いだと思いました。
このように、あなたという存在からしか
繋がることのできない世界もあることでしょう。
そして、
あなたという存在が変化することは、
あなたにつながる無数の世界を
変化させることにつながります。
だから、自分という存在を
過小評価しないことです。
あなたは、在るだけで間違いなく尊い。
それだけは言えます。
あなたのどんな小さな決断も、
あなたにつながる無数の世界を震わせます。
そんなことを、心のどこか片隅にでも
覚えていてください。