どんなポジションからそれを体験するか

今年も今日明日を残すのみとなりました。
みなさま、どんな年末をお過ごしでしょうか？

今年、様々なチャレンジをしたり
しなかったり、出会いや別れがあったり、
始まりや終わりがあったかもしれません。

温かく、幸せな気持ちでこの時期を
過ごされている方もあれば、
傷心で、打ちひしがれている方も
あるかもしれません。

そのいずれであったとしても、
人生は善き方向に流れていくだけ。

起こった出来事を善き流れへのきっかけにするも、
最悪の地獄の始まりにするも、
己の在り方ひとつです。

転びっ放しで拗ねていつまでも駄々をこねるのも、
それで自分が納得できるのなら、
そうすればいいと思いますが、
それはあなたの本当の望みでしょうか？

そういう在り方で意地を張って、
あなたは何を得ているのでしょうか。

何を証明しようとしているのでしょうか。

実際に得ているものが、
欲しいものではないのなら、
その在り方を変える必要がある
のではないでしょうか。

そう問われた時に、
心のどこかで、抵抗感がありますか？

頭で、物わかりの良い人にならないで
いてくださいね。笑

正直に、心のどこにも引っ掛かりがないかどうか、
注意深く見てください。

そういうところにどれだけ気づけるかが、
分離のない自分になるために、
ものすごく重要なことなのです。

自分の都合の良い方向に進みたいが故に、
独り善がりにならないように。

人生で何かしら辛い出来事が起こるときは、
自分が気づかずにいる声があるから、
そこに耳を傾けて応答しなさい、
という呼びかけなんですね。

だから、声を握りつぶして先に行こうとすると、
ますます事態がこじれていくようになるのは
当然なのです。

ちゃんと聞くべき声を聞き、
応答するまで問題は続き、あるいは
より深刻になって迫ってくるのです。

自分が何を聞き、応答すべきなのか、
それが現時点であなたがもっとも
聞きたくない声なのでしょう。

それに耳を傾けようと思った途端に
気分が悪くなったり辛くなったり、
とにかく不快に感じる何かでしょう。

その不快感こそが、
統合すべき気持ちのカケラ君です。

これがあるから
まともに向き合えないでいるのですね。

でも、ここがクリアになったら、
ちゃんと向き合って、声を聞き、
応答できるようになります。

その出来事は、
あなたにきちんと応答するように、
在り方を改めるようにと言うお知らせなので、
その目的が達成されれば、速やかに
収束していきます。

ここを押さえておかないと、
いつまでも自分の在り方を変えずに
状況を変えようと格闘して
結局空回りしてしまいます。

世の中、自分は改めたくないけれど、
どうにかして状況だけ収めようとする人が
なんと多いことでしょう。

それだと、たとえ状況を何とか
収めたとしても、同じようなパターンの
問題が繰り返されるでしょう。

お知らせは、受け取られ、応答されるまで
何度でも差し戻され、より声は
大きくなっていくのです。

つまり、起こってくる出来事が
より深刻に、大きくなっていく
わけですね。

でも、こういう理屈を知っておけば、
対処すべきポイントを読み誤ったり、
対処しないで握りつぶすことは
無くなっていくでしょう。

人生は、意地悪なんじゃなくて、
自分自身でそうなるようにしてしまっている
だけなのです。

人生とそういう対話がちゃんと
できるようになると、
一見、キツい出来事の奥にある、
ものすごく奥深い愛に気づくように
なってきます。

そういうものに気づけたとき、
人生は、ただただ感謝しかなくなります。

誰かが、愛だと言っていた言葉の
その本当の真意がわかって、
ひたすら涙が流れてきます。

苦悩に満ちた自身の人生は、
ずっと深い愛に包まれていた
祝福された人生だったと
心の底から思うでしょう。

出来事は、自分がどんなポジションから
それを体験するかで、全く違った
意味合いを持ちます。

出来事を変えようとするのではなく、
自分のポジションを変えることです。

結局、自分の在り方ひとつ
ということですね。