セッションで様々な方のエネルギーを
リーディングしていてしばしば感じるのは、
スピ的な概念でざっくりと語られる
いわゆる「カルマ」と言うものは
結構体に表れるということです。
（これも、また色々な捉え方や解釈の仕方が
あると思うのですが、まぁここでは
そんな考え方もあるのかな、と言う程度に
おおらかに見ていただければと思います）
カルマは様々なところに表れますが、
溜まりやすい体の箇所というのは
あるように思います。
たとえば肩や膝などの関節なんかは
よく言われるところですが、
一般的に不調の出やすいところが
それに当たると思って良いでしょう。
そういう不調は、物理的に肉体の機能的な
問題と言うのもあるのでしょうが、
そうでないレベルの要因があるケースも
きっと多いのだろうな、と感じます。
私自身も、以前四十肩になったことか
過去２回くらいあるのですが、
当時整体に行ってもなかなか改善しなくて、
感情解放ワークをやり続けていたら、
いつの間にか治っていたということがあります。
また、喉もカルマの溜まり易い場所ですが、
セッションや受けたりセルフワークを
頑張られた方が、
以前は喉を使ったヨガのある技法が
どうしてもできなかったけれど、
あるとき劇的に出来るようになった
というお話も伺います。
確かに、
セッションで様々なものが解放されていくと、
体の中の諸々のエネルギー的な滞りや
機能不全が解消されるので、
物理的な体の機能も変化していくことは
あると思います。
わかりやすいところで言えば、
声の響きが変わるとか、
味覚が変わる、体の柔軟性が増す、
肩凝りや腰痛の改善などなど。
また、時間をかけて表れてきた慢性的な症状
だけではなく、怪我もカルマと関係
していることがありますね。
魂にある別の人生の記憶を辿っていた時に、
その人生では同僚からの嫉妬で指に大怪我をして
大いに才能を発揮していた仕事が二度とできない
状態になってしまったというストーリーが
出てきた方がありました。
セッション後にお話を伺っていると、
実は子供の頃に、まさにその人生で怪我をした
その指に、大怪我をしていたそうなのです。
あるいは、左肩に故障を持っていた方は、
別の人生でまさにその部分を背後から
刺客に切りつけられ亡くなっていた
ということもありました。
こういうケースでは、体の不調の感覚から
掘り下げをしていくと、その人生で味わった
無念さとか恐怖心、怒りなどの感情が
浮上してきます。
そういう感情を統合していくと、
ビジョンの中に見えるストーリーが変化して、
同僚に嫉妬されないとか、刺客に殺されない
ストーリーに変化していきます。
すると、実際に今生の体の不調が
軽くなったり消えたりすることがあるのです。
このように、
体には時空を超えたレベルの記憶が
刻まれているようです。
私たちが体験した気持ちや感覚の記憶は、
日々、この体のどこかに刻々と
刻まれていきます。
それらは、人生を越えて、
次の人生まで持ち越したり、
遺伝子の中に記録されて、
子孫に受け継がれたりします。
人生で繰り返し浮上してくる
感情や感覚をワークで掘り下げていくと、
それを体験した様々な人生のストーリーが
表れてくるのは、そのためなんですね。
ご先祖様が味わった筆舌に尽くしがたい
苦難の記憶や憎しみ、怒り、あるいは
喜びや感謝、信頼、愛、慈しみは
ご先祖様の肉体が消え去った後でも、
子孫である私たちの体の中で
生き続けているのです。
あるいは、この宇宙の時空間のどこかで
体験された出来事の記憶は、
別の人生を生きる個体の中で、
時空間を越えて共有されているのです。
だから、死んだら終わり、
じゃないんですね。
そして、一度刻まれた記憶は
いつでも書き換えることが可能です。
それは、その体験で生じた感情を
統合していくことによってできるのですが、
そうなると、その感情によってつながっている
多次元の時空間がシフトし、組み換えが起こります。
つまり、ご先祖様の人生だったり
自分のいわゆる過去世の人生だったりが
変化するのです。
自分自身の諸々の感情に一人向き合うとき、
ものすごく孤独な作業に感じられる
かもしれませんが、
そのたった一人の歩みは、
実はものすごく多くの存在たちの人生を
左右する、とても尊い歩みなのです。
だから、それを成し遂げたとき、
自分自身も幸せなことは確かですが、
別の時空間にいる多くの存在たちからの
目に見えない祝福のエネルギーが
たくさんやってきます。
それほど、素晴らしいチャレンジを
あなたはしているんですね。
だから、うまく行かなくて
腐るときもあるだろうし、
苦しすぎて泣いてしまう日もあるだろうけれど、
それでも、どうか諦めないで
小さな歩みを重ね続けてくださいね。
人知れず、重ねてきた努力は、
ちゃんと見られているというのは
本当ですよ。
だから、表面的な表れに一喜一憂しないで、
深く、人生を見つめる眼差しを持ちましょう。
あなたの人生に、祝福を。