感情解放のセッションで、
これまでもしばしば書いてきているように
体の中に入り込んでいる同居人
(人かどうかはわからないけれど)が
発覚することがあります。
どうしても自分の気持ちを受け止められず
統合がうまく進まないとか、
リーディングでその人自身とは違う
別のエネルギーがかぶって見える、
あるいは
その人自身の中心が捉えられないなどの場合、
同居人がいる可能性が高いです。
自分の気持ちがうまく受け止められない
というのはなぜかというと、その人の感情を
別人である同居人が受け止めようとするから
できないんですね。
統合は、本人が自分の感情を当事者として
受け止めるからできるわけで、
他人がいくら頑張ったところで、
それは不可能なのです。
また、別人がうまくその人の振りをして
なりすましていても、
エネルギーを見れば浮いているのは
どうしたってわかってしまいます。
たまに、かなり一体化して紛れ込んでいる
ケースも見られますが、二人羽織みたいな
不自然さは隠せませんね。
その人自身の中心が捉えられないのも、
本人じゃないからそれは当然で、
異物(同居人)がいることによって
重心がズレてしまうので、
彼らが捉えられないのは必然なのです。
そんなこんなで炙り出されていく
同居人さんたちなのですが、
彼らの側にも色々事情があったりして
毎回、その物語を聞くのが楽しみ
だったりします。
あなたはどうやってこの人の中に
入ってきたの?
そこで何をしているの?
ここに来る前はどこにいたの?
仲間はいるの?
入りやすい人と入りにくい人の違いは?
この人の中にインプラントとか入れてる?
などなど。。。
なかなかすっとぼけた回答をしてくる
奴もいれば、素直に何でも
しゃべってくれる子もいて、
最初は警戒していても、
こちらが別に悪意はなくて、
その存在にも、入られている人にも
みんなにとって良い道に導きたいんだ
と言う意図を理解すると、
割と協力してくれます。
特に面白いな、と思うのは、
ダークサイド系の存在たちで、
悪魔だとか魔物だとか言っていても、
実は以前は人間だったとか、天使だった、
自分の上に親玉がいるとか、
まぁ、魔界も色々大変みたいです。
私のセッションでは、そんなにキツイ
悪魔にはあまり出会わないのですが、
以前、ホントにヤバイ存在に出くわしたときは
私も相当にダメージを受けたので、
以後はガチンコ対決にならないように、
その人が魔に魅入られる直前の気持ちを
ワークで統合することで、世界線を変える、
つまり、別のパラレルワールドにシフト
させてしまうことで、魔との接点を回避する
方法を取るようになりました。
多くの人は、時間を直線的に捉えているので
感覚的に理解しづらいところだと思いますが、
実は、過去も未来も、変えられるんですよね。
不足感や憎悪、深く傷ついた気持ちから
魔に引っかかっていく人は、
それらの気持ちを統合してしまえば、
もう魔に引っかかる種を持っていない人
になります。
そうすると、最初のタイムラインでは
魔に落ちて悪魔崇拝をしてたくさんの人を
犠牲にしてきた、なんて人でも、
不足感も憎悪も癒えて心穏やかな人になり、
魔が入り込む種がなくなります。
そうすると、もうその人の人生では
悪魔崇拝をしたというストーリーは
きれいになくなってしまって、穏やかに
幸せな一生を過ごした人になるわけです。
こうして、世界線が変わっていきます。
過去が変わり、未来が変わったのです。
そうなると、かつて悪魔崇拝をしていた人に
引っ張られて魔に落ちていった人たちの人生も、
悪魔に無縁の人生を送るよう変更されていきます。
一人の人の人生が変わることで、
それにかかわった無数の人たちの人生が
変わってしまう。
これはすごいことだと思います。
こんな風にしていくと、
ダークサイドとの契約が相当に絡んで
めんどくさいな~と言うケースでも、
一気に、そんな契約ありましたっけ?
って感じにすべて帳消しになってしまうので、
どんなに絶望的な状況でも、
この転換点さえ押さえてひっくり返せば、
どうにでもできてしまうんですね。
これは、過去世などのストーリーだけではなく、
今生の体験にも通じるところで、今生の場合は
自分にとって、その過去の体験の意味合いが
変わる、と言う具合に感じられます。
実際、その体験に絡んだ
ダークサイドのコードも切れるので、
もうそちら側に引っ張られなくなる
心の軽さは、確かにあるでしょう。
そう考えると、私たちの人生と言うのは
本当に紙一重で魔に堕ちたり神に出会ったり
しているのだな、と言うのがわかります。
絶対的な絶望もなければ、
絶対的な安全や希望もないのでしょう。
願わくば、本質を知って、
光にも闇にも自在で在らんことを。