昨日から引き続き、
やりたくないことを見つけて
それを止める、をテーマに
セルフワークに励んでいるのですが、
自分でも、それをすることに対して
本当はやりたくないのだという本音に
気づいていないことって、結構多いものだな
としみじみ感じております。
やるのが当然、という前提で動いているので、
やりたくない、という本音を抑圧して
それがボディーブローの様にじわじわと
自分を蝕むストレスになっていることに
気づけなくなっているんですね。
やらずに済ませることができるなら、
できる限りそれを叶えてあげる方向で
自分の行動の逐一を見直している
ところです。
その一つに、
今のこの社会の空気と戦うのを止める
というのがあって、無意識にも私は
そういう空気感に抵抗し、
戦っていたのだと気づきました。
この社会で起こっていることに対して、
怒りもあれば恐れもあり、悲しみもあって
思うようにならない現状に、
知らず知らずに心をすり減らしていたようです。
何もしなくても、
エネルギー漏れを起こしているような感じで
どうも気持ちが晴れなかったのですが、
抵抗するのをやめてみよう、と思いました。
社会的には、不正などには黙っていては
いけないし、戦うべきだと思うのですが、
それとは違ったレベルで、心の抵抗を
止めることにしました。
この辺り、ちょっと説明が難しいのですが、
とにかく心のエネルギー漏れを止めるのが
先でした。
そして、自分の魂のホームにいる
あの感覚に戻って、チューニングをし、
自ずから満たされる感覚の中で
リラックスしました。
この感覚の中にいると、
普段、いかに自分が不完全な存在で、
埋めるべき欠けたものを必死で
埋めなければいけないのだと
駆り立てていたのかがよくわかります。
私たちは、何も心配しなければ、
自ずから満たされてしまうのが
本来の姿なのです。
埋めなければ！と必死になるほどに、
埋めるべき欠けを作り出してしまう。
そういう話をこれまで、
様々なところで何度も聞いてきたけれど、
でも、だって、そういう感覚には
どうしてもなれませんでした。
今、ホームに帰ってくるまでは。
頭で理解している内は、
自分のことにはならないですからね。
本当にその状態を生きる必要が
どうしてもあるわけです。
埋めなければいけないという
強迫観念と、そうしなければ
ダメになってしまうという恐れを
いったん離れてみることで、
ようやく戻ってこられました。
これまで、幸せや豊かさについて
思いをはせるとき、そこには必ず、
それとは反対の不幸や不足感への恐れが
裏打ちされていました。
だから、どれだけ今必要なものに
満たされて余っているほどだとしても、
足りなくなるのではないか、
という恐れが背中から追いかけてきて、
心を窮屈にさせるのです。
そのような恐れに駆り立てられた人生は
必要性と義務感に満たされた、
味気ないものになってしまいますね。
自分が本当に求めていることすら、
それらの義務感にかき消されて、
「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」
にすり替わってしまうでしょう。
私は、もうそういうゲームには
参加したくないのです。
だから、下りることにしました。
不足と戦うことを止めて、
満たされていようと。
満たされるためのカギが、
ようやく私のところにも
やってきたようです。
このカギは、
もうやりたくないことをしない
と決めたときに、私自身の内側から
やってきました。
人生には、そういうカギがしまわれた
心のボックスが開くときが
何度かあるのでしょうね。
必要なものが、自ずから満たされていく
その感覚に、安心して委ねている状態は
これまで見聞きしてきた願望実現法の
叶えたい状態を積極的にイメージする
のとは違って、違和感がなくて
リラックスしていられます。
魂は、当たらずとも遠からずのものではなく、
本当にピンポイントのものでないと、
響かないものです。
だから、本当に自分の魂に響くものを
求めることは、とても大切なこと
なのだと思います。
故に、微妙なストレスを敏感に捉えられる
感覚は、この社会に適応するには
しばしば厄介な障害になりますが、
実はそれこそが魂の自由を得るための
道を開くカギなのです。
現代人の多くはこの感覚を鈍くさせ、
気づかないように、感じないように、
抑圧をしていると思います。
現代社会に適応するということは、
魂の自由を失う道と言えるかもしれません。
それはそれ。
ようやく触れることができるようになった
自ずから満ちていく豊かさの感覚。
定着するように、しばらく意識を
向けていくことにします。