ここのところ、
魂の導きに心を澄ませることなどについて
書いてきているのですが、
多くの人がその導きを求める動機は、
その導きを得ることで、人生をより良く
生きようとしているからだと思います。
そのときに、「より良く」というところが
カギになってくるところだと思うのですが、
それは大抵の場合、今の自分の人間目線の
価値観に叶う「より良く」ということが
ほとんどだと思います。
もちろん、その人の人生のステージや、
深まり方によっても違うでしょうが、
結構スピリチュアルな感性から
それを求める人でも、その導きを
「利用して」今の状態を「より良く」
しようという意識の人が多いような
気がします。
けれど、魂の導きにも色々あるものの、
その人の歩みがより深まっていくにつれて
「利用」して「良く」なれるようなレベルのもの
ではなくなっていくような気がするのです。
それは、悪くなっていくこともある、
と言うような意味ではなくて、
この社会の価値観や感性とは違ったレベルの
命の奔流に触れるような性質のものに
なっていくということです。
そうなると、確かに人生は豊かになるけれど、
それまでの価値観の枠組みに収まるような
ものではなくて、自分の別次元の領域が開き、
もはや情報を利用するというような意識ではなく、
命の潮流そのものの一部となって、
主体の意識自体が変質するでしょう。
そういう領域の導きを受け取るというのは、
これまでの意識のチューニングでは
うまくいかなくて、もっと別の
在り方をする必要があります。
今、それに挑戦中なのですが、
何分、初めてのことなので、
勝手が大分違います。
これまでも、私は人の心の構造や
見えない世界のエネルギーの状態など
色々この世界の言葉に落とし込んで
表現してきましたが、
これも最初の頃は、なかなか難しかったですし、
少しずつ、感覚を開いてきた積み重ねで
やっと今のようになっています。
そしてこれからやろうとしていることは、
今まで読み取れてなかったスペクトルの領域を
読み取れるようにする能力の拡張工事
みたいなところがあります。
たとえて言うと、これまでは光のスペクトルで
赤から紫まで見えていたけれど、今度は
紫外線のスペクトルまで見えるようにしていく、
みたいな感じでしょうか。
紫までしか見える能力がなければ、
どうやっても紫外線は見えないのです。
その拡張工事をどうやって行うのか。
何か宇宙人にインプラント的なものを
入れてもらうのではなく（笑）、
チューニングのやり方を変えなければ
いけない気がしています。
こういう情報の受け取り方、
読み方をするときに、
チャクラの使い方が変わります。
サイキックな能力を司るチャクラというと、
多くの人がイメージするのは
第6、第7チャクラで、
特に第三の目と言われる第6チャクラを開けば
そういう能力が素晴らしく開花するだろう
と思っている方は少なくないようです。
けれど、より正確で高度な情報を受け取るには
一部のチャクラだけを使うということは
まずないだろうというのが私の実感です。
第1チャクラから全部を使うんですよね。
第１チャクラから、と言うのも正確な
表現ではありませんが、とにかく
自分の存在全部を使って
受け取るわけです。
だから、受け取る情報のスペクトラムが
変わるということは、これまで使っていた
自分のすべての使い方が変わる、
ということを意味しています。
車が走るのにも、エンジンだけで
走っているわけでもなく、タイヤやボディパーツ、
電気系統などがうまくかみ合い、働いて
総合的に良い走りになります。
走る場所によって、
パリ・ダカール・ラリーみたいな
オフロードの砂漠などを走るのか、
F1レースのようなサーキッド場を
超高速で走るのか、
日本のごく普通の市道や高速道路を
貨物を積んで走るのかで
車体設計も全く違ってきます。
今、私の外側はそんなに変化はなく、
平和で幸せですが、内側は結構転換期に
来ているのかな、という気がします。
今まで見えていなかった世界が
読み取れるようになったら、
もっと違った選択ができるように
なるでしょうか。
それまでの自分では
手が付けられなかった領域に、
もっと何か、対処ができるように
なるでしょうか。
先のことはわからないけれど、
まずは目の前の取り組みに
集中していこうと思います。