健全な自尊心と自分の力を使いこなしていく自信

日本の教育は加点式ではなく、多くが減点式
であるせいもあるあのでしょうか、
完璧主義で理想が高かったり、反対に
あまりに高すぎる理想に打ちひしがれて、
極端に自尊心が低い方が多いような気がします。

自分なんてまだまだ、全然ダメなんです、
という方も、謙遜も多少はあるものの、
多くは、本気でそう思っているようです。

かく言う私自身も、その傾向を免れる
わけではないのですが、もっと伸び伸びと
自分の良さを認められてもいいのにな~と
そんな傾向の強いクライアントさんを
見るにつけ、思います。

けれど、そういう方も、決して進んで
自分をけなしたいいわけじゃないし、
認め、褒めてあげられた方が良いことは
頭では分かっているけれど、
どうしてもできなかったりするんですよね。

自尊心が低いと、自分を安売りして
人から軽く扱われたり、
自分が認めていないので、
人にも認めてもらえなかったり。

なかなかに生き辛いものです。

こういう方のお話を聞いていくと、
幼少期に親などからお前はダメだとか
散々自尊心をくじくようなことを
言われ続けたとか、

先祖の人生や別の人生で、大失敗をした
トラウマがいまだに影響しているとか
色々なケースがあります。

複数の要素が存在していることもあり、
なかなかに根深かったりもするのですが、

面白いのは、
自分の力を否定することの奥に、
自分の力を恐れる気持ちが重なってある
ということです。

傲慢になって痛い目を見たが故に、
自分の力を封印する意図が働いて、
無力で居るようなトラウマを使って
蓋をしている、という構図があったり
するんですね。

こういう場合は、
自尊心を抱けないようになった
心の傷を癒し、呪いを解除したうえで、

さらに自分の力を正しく使いこなせるような
自分になるまでもっていかないと、
完全にこの心理構造は解除できません。

自分を大事にした方がいいのも分かっているし、
自身の本当の力を取り戻したくても、

取り戻してしまったらまた暴走してしまう
自分のままだったら、やっぱりブレーキが
かかってしまいますからね。

封印して痛い目を見ないような選択を
するのではなく、存分に使いこなせるだけの
力量を身に着ける選択をし直す、
ということなのです。

そのためには、
なぜ暴走したのか、失敗したのか、
と言うところを振り返る必要があります。

失敗を振り返り、その痛みに直面するのは
なかなかに辛い作業ではありますが、
これをしないと、その失敗は恐れに変わり、
ブレーキや制限につながって行きます。

自分が至らなかったところを
謙虚に受け入れ、なぜうまくできなかったのか、
その要因にピンポイントで対処します。

至らなかったところが頭で理解できた
だけでは転換できません。

原因が自分の弱さだったとしても、
ではどうしたらその弱さを克服できるのか、
実際に克服するまでの道程が見えていなければ
意味がないのです。

多くの人はここで、それができればいいのだろう
と分かっただけで満足してしまい、結局
できないままに同じところを堂々巡りします。

できないにはできないなりの理由があるので、
そこに的確に対処できれば、もう同じ轍は
踏まずに済みます。

このようにして、健全な自尊心と
自分の力を使いこなす自信を
取り戻していくのです。

健全な自尊心が欠如している人は、
例外なく自分を信じていませんが、

そういう人に限って、しばしば
こうあらねばならない、という
とてつもなく高い理想を抱いていたりします。

それは、その高い理想を実現した自分になれば、
今の自分が抱いている惨めさや無力感、
無価値感などの苦しい思いをしないで済む、
と信じているからです。

つまり、そんな思いをするのは
そういうあるべき理想の自分ではないからだ
と思っているわけですね。

たとえば、結婚できないのは
お料理が下手だから、容姿が可愛くないから、
愛想がないからだと思っていたりするけれど、

世間を見渡してみれば、
その条件を満たしていても結婚していない人、
満たしていなくても結婚している人なんて
たくさんいますよね~?

だから、実はその理想は、
必ずしも苦しい思いを回避する絶対条件
ではないのです。

つまり、あなたの生きにくさ、苦しみは、
それのせいではないということです。

こんなことを言われたら、
今までそのために努力していたあの苦労は
一体何だったんだろう!?って思うかも
しれませんが、このことを受け入れることから
開けていく道があります。

ただただシンプルに、何のせいにもしないで
自分の中の苦しさを受け止めてみましょう。

私たちが一番逃げているのは、
このことなのではないでしょうか。

ここから逃げるから、
ものごとが複雑怪奇にねじれ
訳が分からなくなっていくのでしょう。

本当は、とてもシンプルなのにね。

私たちの生きる強さを取り戻していくのも、
ここから始まります。

関連記事

お知らせ

●満月のオンライン瞑想会
2024年
12月15日(日)17:00~20:00
2025年
1月14日(火)19:00~22:00
2月12日(水)19:00~22:00
・・・
●冬至の瞑想会
2024年
12月21日(土)17:00~20:00
・・・
●2024年10月から開始されるレプリコンワクチンを接種された方は、対面、遠隔、無料遠隔ヒーリングをお受けいただくことはできません
・・・
●もしこちらの新サイトのブログが更新されてなかったら、 以下のミラーサイトをご確認ください。
・・・
アメブロ
https://ameblo.jp/25258pkou/entry-12734758809.html
・・・
gooブログ
https://blog.goo.ne.jp/25258pkou

最近の記事

  1. 冬至の瞑想会のお知らせ

  2. 魂の望みを生きる方法

  3. 満月のオンライン瞑想会(11/16)ご感想

  4. 未来を拓く

  5. 第734弾 無料遠隔ヒーリング

カレンダー

2021年3月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
TOP