来週29日(月)の満月のオンライン瞑想会
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ご都合の良い方、ピンときた方は是非どうぞ。
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さて。
サロン周辺でも大分ソメイヨシノが咲いてきて、
みなさんそぞろに桜を愛でつつ歩く姿が
増えてきました。
我が家の家庭菜園でも、春の気配とともに、
カブや二十日大根、エンドウ豆、小松菜、春菊、
ニンジン、ネギ、各種スプラウトの類などなど、
様々な野菜がすくすく育っています。
種を蒔いてから、寒かったりして
なかなか芽が出なくて諦めていたものが、
ひょっこり芽を出したときは嬉しいものですね。
芽吹く季節でない時はじっと土の中で
耐え忍び、季節になると、ちゃんと芽を出す。
植物は、誰に言われることもなく、
自分のタイミングを知っているのですね。
我が家の菜園はすべてプランターですが、
植物を育てていると、生命について、
色々学ぶこと、気づくことがあります。
蒔いた種が、ちゃんと蒔いたように
芽が出る様子は、
自分の行為が時間差で、結果となって
着実に現れてくることとか、
種が育つ土をいかに豊かに整えてやれるかが
作物の出来に直結することとか、
病害虫をいかに防除するかとか、
どんな肥料を、いつ、どれだけ
やればいいのかとか、
目をかけ、手をかけ、撫育すると、
植物はちゃんと応えてくれることとか。
人間の心とそっくり一緒で、
愛おしくなります。
そういう植物を見ながら、
今自分はどんな種を植え、
どんな肥料をやって
何を育てているのだろう?と思います。
土は、自分のいるこの環境、
先祖から受け継いだこの資質、
生まれ持ったギフトです。
作物を作って収穫してばかりで
ほったらかしていては、
土はどんどん痩せて、
収量も減ってしまいます。
いただいたら、ちゃんとそれ以上に
ご恩返しをして土を豊かにするのは、
今を生きる自分の義務であるし、
結局はそれが、
自分自身が幸せになる鍵でもあります。
そうやって、
物心ともに先祖が受け継いできたものを
いただいて暮らさせていただいているのが
今の私たちの生活なのです。
今が豊かであるなら、
ますます豊かにしてバトンをつなぎ、
豊かでないなら開拓者として
その可能性を掘り起こしていくのが
今の自分のポジションとなるでしょう。
なぜ今の自分はこんなにも貧しいのだ、
と愚痴をこぼして隣の青い芝生を
ねたんだところで、自分の足元の土が
豊かになるわけでもありません。
バトンをつないできた先祖の中には、
荒れ果てた土地をひたすら汗を流して
忍耐の上に肥沃な土へと作り替えてきた
方もあったでしょう。
そういうことを思ったときに、
どうして豊かな土地を与えてくれなかったのだと
不平を漏らすよりも、
どうして自分にそれができないと
言えるだろうか、と奮い立つ心があっても
良いのではないでしょうか。
長く繋がれてきた命のリレーでは、
様々な資質、可能性を持った先祖たちが
いたはずです。
その資質は、自分の中にも
濃さの違いはあるにせよ、
まったくないわけではないでしょう。
困難を越えてきた先祖たちに思いを寄せ、
呼びかけるなら、私たちの中に眠っている
その資質が、目覚めないとも限りません。
自分の中に無数に眠るどんな種を
目覚めさせるか。
それは、私たち自身の意識の向け方で
スイッチを入れることができるものだと
思います。
そして、芽吹いた種をどんな風に育て
伸ばしていくのかは、芽吹いた苗を見ながら
様々な肥料をやったり、伸びていく芽に
見合ったスペースを確保してやったりと、
その成長する力を助けてやることが
できるでしょう。
スピリチュアルでカルマというと、
何となくネガティブなイメージが
ありますが、
実際には善い行いの種であるカルマも
あります。
感情解放と言うと、ネガティブなカルマを
手放していくことばかりに意識が向きがちですが、
私たちの中に本来宿る、善き種、
善き資質が芽吹き、育っていくのを
助けるの側面もあります。
ずっとそれはあなたの中にあったのですが、
日当たりが良くなかったり
水や養分が足りなかったりして
芽吹くことができなかったのです。
意識を向け、励ますことは、
そういう善き種の持つ可能性を
引き出すことになります。
自分なんて全然良いところなんかない、
と思っている人ほど、自分の中に
どれだけの可能性が眠っているかなんて
思ってみたこともないのではないでしょうか。
自分をけなすことは、
自分に命をつないできてくれた
全ての存在をけなすことに等しいのです。
そんな非礼なことをしないで、
バトンをつないできてくれた
全ての存在に敬意を払って自分を大切にしたとき、
あなたの中の素晴らしい可能性の種が
ゆっくりと芽吹いていくでしょう。
土を豊かに、善き資質を伸ばし、
また、善き種を植えましょう。