毎週月曜日は恒例の無料遠隔ヒーリング
のテーマ設定日です。
人間、ものすごく辛い状況で
自分でも自分の気持ちをどうしていいか
わからないほど持て余しているとき、
いっそ狂ってしまった方が楽、
というときがあるかもしれません。
そこまで行ってしまうような、
極限の苦しみに苛まれる方は
そう多くはないのかもしれませんが、
セッションでリーディングをしていると、
どこかで狂ってしまいたい、そして
既に狂ってしまっている狂気の
エネルギーに出会うことがあります。
それは、ご本人の別の人生であったり、
その方に関係する誰かのエネルギー
であったりと様々ですが、
いずれにせよそれが誰のものであれ、
その方を読み込んで行って見つけた
ものであるならば、
自覚はなかったとしても、
その方の中にその要素がある
ということになります。
普段は、そういう抑え難い狂気を
心の内奥深くに秘めて、厚く封印して
どうにか心のバランスを
保っているのかもしれません。
その狂気のエネルギーが大きければ
大きいほど、本人の警戒心も強く、
厳重な封印がなされていたりします。
狂気というと、日常とはかけ離れた、
普通の人とは違う、特別な人が持つもの
というイメージがあるかもしれません。
けれども、誰しも多かれ少なかれ、
そういう要素はあるものだと思います。
ただ、そのエネルギーをひどく
不安定な状態で持っている人と、
割と安定した、暴走しにくい状態で
持っている方とがいるのだと思います。
つまり、
そのエネルギーを統合できているかどうか
ということです。
狂気は確かに、どこか異様で、
一旦出てきてしまったら、
手の付けられない混乱を招いて
社会生活など送れなくなってしまう
ような恐ろしさがあります。
一方で、社会のあらゆるしがらみを
軽々と超えた自由な領域でもあり、
人は、苦しみからの解放を
そういうところに求めたくなるのも
わからぬでもありません。
レッテルは、縛りでもありますが、
それを貼られることで人々の認識において
別の領域に置いてもらえる免罪符
のような効果もあります。
あの人は狂っているから。
だから、何を言っても仕方がない。
と、何も望まれない自由。
自分が自分として生きる
あらゆる義務を放棄して
解き放たれる自由。
そんなものがあるように思います。
それ故に、この人は狂いたかったのだ。
そして、狂い続けたいのだ、
と感じる、狂気に没入し続ける
ビジョンを見ることもあります。
壮大な、自作自演の悲喜劇と
言えるかもしれません。
正気に戻ったときに、
放棄していた諸々の重荷に再び直面し、
それを引き受けようと思うのかどうか。
私自身、まだ狂気については
それほど考察が進んでいるとは
言えないのですが、
ただ、それも統合可能なエネルギーである
とは感じています。
自分自身の輪郭が崩れていくような
その感覚も、瞬間瞬間、この自分を通して
丁寧に通過させていくことは
できると思うのですね。
どんな感情のエネルギーも、
この自分に留まって、そこで起こる
あらゆる現象を生きること。
ただそれだけなのです。
問題は、そのエネルギーと
それを体験する自分の意識の
丁度良い間合いを見出すことです。
飲み込まれず、観察し続けられる
そのポジションを維持できる
ギリギリのところに踏みとどまること。
その時の自分の器によって、
それは違うでしょうから、
自分でそれを見つけるんですね。
このことは、
すべての統合のプロセスにおいて、
共通です。
意識が吹っ飛んでしまったら、
統合できませんからね。
狂気は、その異質性から、
他の感情よりは少し恐れが強い
だけのこと。
狂いたいほど苦しかった自分を
お迎えに行けるかどうか。
狂気をまとうことで得ていた
優位性を放棄できるかどうか。
狂気には、どこか
圧倒的なパワーと同時に、
恐ろしいまでの虚無が
同居しているようにも感じます。
その双方を超えたところに
行けるかどうか。
今回はちょっとマニアックなテーマ
かもしれませんが、
アートなど表現の分野にかかわっている方や
自身や周囲の人の狂気に苦痛を味わっている
方などには重要なテーマと言えるでしょう。
何か気づきのヒントとなりましたら幸いです。
というわけで、今週のテーマはこちら。
自分の中の狂気のエネルギーを最高最善に統合するよう働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2021年1月27日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
ご感想はお申し込みフォームの
「無料遠隔ヒーリングのお申し込み・ご感想」
の件名を選択なさって第何回のご感想なのか
明記のうえ、送ってください。