前々回の無料遠隔ヒーリングのテーマで
自分のこれまでの歩みを祝福するのを
やりましたが、
みなさんから届いたお声を拝見すると、
ようやく自分自身の歩みを祝福することが
できるところまで来ました！
という方もあれば、
素直に祝福するには
まだ引っかかりがあります
という方もいらっしゃいました。
それぞれ、ご自身の今いるところを
確認できればいいと思います。
色々な方をセッションしていて
思うのですが、
自分の「良くないところ」を直して
より「良い自分」になろうとする
努力をする方がとても多いのですね。
これって、結構日本の学校教育の
影響も色濃くあるんじゃないかな～と
思うのですが、
日本の学校教育って、
個性を伸ばす教育ではなく、
ある一定以上の水準の均質な労働力を
作るための教育だと言われていますね。
だから、その「ある一定以上の水準」
の自分であるように、枠組みから
飛び出したところは矯正され、
足りないところは努力して埋めるように
指導されて、基準に達すると合格、
みたいなところがあると思います。
もちろん、現場の教育関係者のみなさんは
生徒さんたちの個性を尊重するように
努力されていることと思います。
それはそれとして、国の方針として、
そういうところがあるよねって
思うわけです。
で、
その是非をここで論じたいわけではなくて、
いただくご感想を見ると、
みなさんとっても真摯に
取り組まれているご様子が
ひしひし伝わってきます。
それは素晴らしい長所である一方、
生真面目すぎて自分を攻撃し続ける
傾向を強くしていないだろうか
とも思うわけです。
確かに、足りない、と思うところは
あるかもしれませんが、
じゃぁ
素晴らしい長所、足りているところ、
優れた長所も同じくらい公平な目で
認めているかな～？と振り返ると、
どうでしょう？
短所を評価するなら、
長所もニュートラルに受け止められなければ、
フェアじゃないと思いませんか？
どこまでも短所をなくして行けば
素晴らしい自分になれる！
と信じている人は多いけれど、
自分のある要素を短所だと責めたり
攻撃し、排除しようとするその眼差しが
ある限り、どこまでいっても
「ダメな自分」はなくならないし、
自分を見つめるその取り組みは、
自分への監視になってしまうでしょう。
感情解放ワークでは、
拒絶したものは、受容されるまで
繰り返し差し戻されるという原則を
お伝えしているのですが、
欠点を矯正しようとするということは、
その要素を拒絶していることに
他なりません。
その要素が自分の中にあること自体に
恐れを抱き、徹底的に排除
しようとしているわけです。
たとえば、
自分の中に怒りや憎しみがあるとき、
そんなものを抱く自分は愛されない
と思って、無いことにする。
愛されない悲しみや孤独、絶望感など
それはどうしても避けたいので、
怒り、人を憎んでいる自分を否定し、
なくそうとするわけです。
あるいは、
泣いてはならない、弱さを見せてはならない
ということをきつく自分に戒めている人は、
泣いて、弱い自分を見せたら攻撃される、
良いようにコントロールされる、
辱められるなどの恐れを抱いていたりします。
そうして苦しい思いをするのは
絶対に避けたいので、
泣かない、弱く在ってはならない、
と自分の中のその要素を否定します。
けれども、そうやって否定した要素は、
いかに強く在ろう、怒らず憎まない自分で
在ろうとしたところで、
その努力を吹っ飛ばすくらいの
強烈な出来事によって、いとも簡単に
その鉄壁の防御は吹き飛ばされ、
嫌というほど、避けたかった諸々の
感情を味わうことになるのです。
だから、感情解放ワークは、
自分が理想とする「良い自分」
になるために行うのではなく、
最も避けたかったものが何だったのか、
その恐れを知り直面し、統合するわけです。
孤独も屈辱も、思いようにならない
苦しさもあるがままに受け止め、
生きることができたなら、
もうそれらの恐れに効力はありません。
故に、避ける必要のないものになって、
怒ること、悲しむこと、憎むこと、
泣くことにも自在になります。
自分が必要以上に自身を
コントロールしようとするとき、
もしそれをしなかったら
避けたい感情を味わうことになる
何らかの自体が発生することを
恐れている、という構図があります。
同様に、
誰かが自分をコントロールしようと
するときには、必ず避けたい事象が
あります。
そしてそれは、
自分が避けたいものに一致します。
その一点で、
引き合っているわけですね。
だから、
自分の中のその種を統合できれば、
相手との関係性は変化します。
感情解放ワークでは、
そのようにして、生き辛さの元になっている
問題を解いていくのです。
自分の中が変わると、
本当に不思議なことに、
その瞬間から色々な現実が変わって
生きやすくなるんですよね。
今までとは全く違った努力の方向で、
劇的な転換を経験された方は
たくさんいらっしゃいます。
どうにも生き辛くて仕方がないという方は
ぜひ一度セッション体験してみてね～！