今日は人の在り方の「奥」についての
ちょっと微妙な話をしてみたいと
思います。
私がセッションしてきて出会った
様々な在り方についてなのですが、
外的な基準があるわけでもないので
それが正しいとか正しくないとか
そういう話ではなく、
あくまで
私が感じ取ったものについての
個人的考察であることを
お断りしておきます。
そもそも、在り方の「奥」って
一体何のことなのか?というところから。
セッションするとき、私はその方が
自分自身の中心に対して
どんな在り方をしているのかというのを
いつも注意深くチェックします。
自分が自身の人生を受け止められず、
遊離しているとその人の意識は
中心には向かず、触れてもいません。
また、中心に向けようとした意識に
奇妙な異質な感じがあるときもあって、
そういうときは本人ではない別の存在が
入り込んでいるサインにもなります。
基本、この感覚を頼りに
その人が、自分自身の中心をしっかり
捉えられるようにセッションを組み立て
誘導していくのですが、
それができると、
その人のエネルギーフィールドに
表れていた様々なノイズがすっきりと
クリアになり、軸が一本通ったような
感じになって、内から力強さが
溢れてくるようになります。
魂の導きがきちんと受け取れ、
人生が調和の流れに整って行くのも
そういう状態の時です。
その人がこの中心の感覚を取れていない
のであれば、どんな風にとれていないのか
というのもチェック項目の一つで、
どこか意識が彷徨っているような感じとか
全く違ったところを捉えているとか
方向は合っているけれど何か靄のようなものが
かかっていてうまく捉えきれていないとか、
色々なパターンがあります。
そういうのも、
統合への重要な手掛かりになりますね。
わかりにくい時もあれば、
はっきりと異質な影を捉えることもあって、
分離の境目をはっきりとらえられるほど、
統合への道筋も明確になります。
基本はそんな感じで、
本人を、本人の中心につなげていく
というのが定石になるのですが、
本人が自分の人生に戻りたがらない人も
ないわけではありません。
どんなに辛い気持ちを癒しても、
根本的にもうこの人生を生きたくない
という思いが強い人とか、
何らかの要因で「奥」が深~い眠りに
入っているような人もいます。
セッションを重ねてどうにかこうにか
人生に戻ろうという気力が復活
してくる人や、深い眠りからようやく
目覚めていく人もいますが、
どうやっても(今は?)目覚めない人、
人生から逃げていく人も
ないわけではありません。
そういうケースは本人の望みをまげて
私が無理やり引き戻すことはできないので
どうにもなりません。
こんな風に、その人の在り方の「奥」には、
その人の根本的な状態が見て取れるのです。
そんな色々な在り方の中で、
症例が少ないながら、「奥」がちょっと
特殊な状態になっている人もいます。
「奥」が、その人ではなくなっているんですね。
これは、異物が入り込んでいるとか
そういうのとは別で、つなげていく
個の中心がない状態の人。
これにもまた色々事情とパターンの違いが
あるようなのですが、
個としての底が抜けてしまっている
ような感じになっている人とか、
底が抜けているわけではないのだけれど、
「奥」に複数のグループの意識が
読み取れる人とかいますね。
後者の場合は、乗っ取りとは多分違って、
本人の魂も了解している何かの
プロジェクトの一環でそうなっている
感じだったので、
もはやその人ではない意識で
生きていくことになるのでしょう。
前者の場合も何かしら、本人の魂の計画
によってそうなっているのでしょうけれど、
人間としての人生が生きやすいかというと、
「奥」から漏れてくる諸々のものに、
相当に振り回されて戸惑っているなど
かなりしんどそうな人もありました。
底の抜け方も色々だし本人の
望んでいる方向も様々ですが、
まだ中心の方向性を捉える感覚が
残っているなら、そことのつながり方を
調整することで少しは何かしら
在り方の手がかりをつかめる人もいますが、
そういうのもなかったり、
拒否したりする方もあるので
一概にこれが最善という正解は言えません。
一人一人に向き合いながら、
何がその人にとっての正解なのかを
探っていく、毎回が勉強です。
様々な方の在り方を見せていただいて、
そういうケースに出合って初めて、
へ~、こんなのもあるんだ!と
学ぶことがあります。
みんな、外から見ると
同じように人間として生きているようで、
中身はもはや人間と呼んでいいものなのか、
宇宙人だったり妖怪だったり死霊だったり、
人という肉体をまとった何か別のもの、
っていうケースも珍しくないんですね。
何が正解なのか、
その人の魂やガイドさん、「奥」の
プロジェクトなんかとコンタクト
しながら探っていますが、
まだまだそういうコンタクト能力を
上げて行かないとな、と思っている
ところです。