このブログを書くことを含めて、
日々の日課がいくつかあるのですが、
朝は祝詞をいくつかとインドの神々に
マントラを唱えること、ヨガの呼吸法、
アーサナをいくつかやって、六方拝で
一日をスタートします。
その中で最近ちょっとお気に入りなのが
太陽礼拝というヨガでは有名な
アーサナの連続動作があります。
実は私はこの太陽礼拝が以前は大嫌いで、
ガネーシャギリ先生のところで
「今日は太陽礼拝をやりましょう！」とか
と言われると、げんなりしていたものです。
（すみません。。。）
何が嫌って、
私は連続した動作を覚えるのが苦手！
ダンスなんてもってのほか！
という脳ミソの持ち主なので、
動きが覚えられないんですよね～（＾＾；
それが、数か月前から頑張って
一連の動作を覚え毎朝強制的にやるようにして、
最近色々あった自分の中の気づきを
太陽礼拝の中で実践してみたら、
めちゃくちゃ気持ちいい感覚になったので、
以来大のお気に入りになりました。
（変われば変わるもんだ。笑）
それがヨガ的にちゃんとできているのか
どうかはさておき、まぁご機嫌で
一日を始められるのがありがたいです。
太陽礼拝は、立った姿勢で合掌から
始まります。
このときに、
自分の内なる神にぴったりと対峙し、
それから自身の内から今この瞬間の自分に
差し出されているものを最大限に受け取れるよう
意識しながら一連の動作に入ります。
ある形から次の形に移るどの瞬間も、
それが完成形であるかのように、
意識を途切れさせず、
自分の内に流れるものと、
この肉体の外側で起こっている流れが
互いに呼応するかのように
一つの途切れない宇宙の営みとして
瞬間瞬間起こっていく。
そんな感覚に入って行くのが
ものすごく気持ちいいんですね。
ヨガというのは、自分の中に
宇宙を感じるというか、
宇宙のリズムに自分をチューニングする
素晴らしいシステムなんじゃないだろうか、
と、ド素人ながらそんなことを思いました。
まぁそんなことを感じていても、
私は結構体が硬いので、前屈とかホントに
笑っちゃうくらい曲がらないんですけどね。笑
それはさておき、ヨガの動作の中で
そういう意識になれるのなら、
日常のどんな瞬間もその意識で
過ごすことはできるはずで、
歩くとき、階段を上るとき、お皿を洗う時、
ご飯を食べるとき、お風呂に入るときなど
あまり頭を使わないでいられるときに
少しずつ日常の中でそういう瞬間を
増やしていこうと思いました。
実際、まだまだ忘れて忙しなく
バタバタとすごしてしまうのですが、
ほんのちょっとでもそういう時間がある
というだけでも格段に一日の質は
上がっているような気がします。
現代人の生活リズムって、
本当に大地や宇宙のリズムからは
かけ離れた不自然なリズムですよね。
命のバイブレーションとは別の
極めて異質な流れの中に自分を押し込めて
適応させないと、「まともな社会人」
にはなれません。
生物としての人間にとって、
いかにそれが負担なのか。
ストレスにならない方が変ですよね。
その不自然なリズムに長年、
矯正的に自分を適応させた結果、
本来自然なリズムを体験したときに、
これじゃいけないんじゃないか、
早く戻らないと！とか、不安に感じたり
するんですよね。
本当は、もっとゆっくり、心地よく
生きていいはずなのに、
もっと苦しくないといけないんじゃないか
ってソワソワしちゃう。
以前の私は間違いなくそういう人間でした。
だからかなりワーカホリックに
仕事に邁進して、心身がボロボロに
なるまで頑張っちゃったんですね。
もしあなたにそういう傾向があるなら、
人生の目的とか生き方自体を
見直してみることをお勧めします。
かつての私がそうでしたが、
仕事が誇りであったりプライドを
持っていたりすると、なかなかに
方向転換は難しくなりますが、
無理に無理を重ねても、
遅かれ早かれ軌道修正を迫られるときは
やって来ます。
そのときに、心も体もボロボロで、
もう一歩も進めない、というような状態に
なっていないように。
なぜそんなにも頑張っていないと
いられないのか。自分をそこまで
駆り立てているものは何なのか。
そこから見て行かないといけませんね。
そんなに頑張らなくても、
生きていていいんだよって
自分に許してあげられるかどうか。
頑張っていない自分は価値がないと
言っているのは誰なのか。
たとえ誰かに言われたとしても、
無価値であるという言葉を受け入れるか
どうかを決めるのは自分ですからね。
つまり、必ずしも受け入れなくても
いいのです。
相手の価値観に自分を従わせるのか、
自分の真実を本当につかんで
それを生きるのか。
自分が生きる世界をどんな風に
作るのか。
相手の世界観に飲まれずに
しっかりと自分の人生を創造していける
くらいのタフさを身に着けていきましょう。