ギフトを開花させるということ

誰しも、多かれ少なかれ、
自分に与えられた
唯一無二のギフトを開花させて、
この世界で輝いて生きていきたい
という願いを持っているでしょう。

けれど、ギフトというのは、
そのままではギフトのようには
見えないことがしばしばあります。

むしろ最初は、人生を生き辛くする
手かせ足かせのような、
他者には理解できない苦しみを生む
元凶になっていたりします。

(もちろん、そうじゃないことも
たくさんあるけどね)

そして、その人は苦しみながら、
孤独に、否応なくその生き辛さと向き合い、
戦っていたりします。

そうしていく内に、
自分のその他者にはない固有の性質との
付き合い方を学んでいきます。

そういう独自の歩みを進むうちに
出会う様々なご縁もあるでしょう。

そうやって自分のそのギフトを
自在にコントロールできるようになって、
この世界でのその力の活かし方を
見出していきます。

このときに、自分の意識がどんな方向性を
向いているかでその力をどんな風に
使っていくかが決まってきます。

ダークサイド側で使うことも
できるでしょうし、その反対の方向で
使う選択もできます。

歩みの瞬間瞬間の選択で道は分かれ、
出会うご縁も結果も変わってきます。

途中で選択を変えれば、
どの段階からでも自分の生きる世界は
変わります。

何がいいとか悪いとか、
人間目線の判断では言い切れない
ものがありますが、

どんなに未熟で醜悪で
言いようもなく反吐が出るような経験も、
本当に本当にその歩みを生き切り、
突き抜けた先には、

いつも信じられないような愛が
すべてを満たすのだよな、
という確信が私にはあります。

ただ、突き抜けるまでは、
何度ハートを引き裂かれるか、
地獄のような歩みだったりも
するでしょう。

けれど、いつだって転換する可能性は
私たちにはあるのです。

それを捨てるも見つけるも、
自分次第。

どんなに苦しくとも、
自分で見つけ出し、掴まねば
ならないのですよね。

様々なサポートは常にあるけれど、
その歩みを代わりにやってもらう
ことはできません。

核となるところは、
どうしても自分で掴み取る
必要があるのです。

そこが面白いところでもありますよね。

生き辛さの原因になっているような
ギフトだと、それを拒絶して
しまっていたりすることも多いですが、

そういうことをすると、
しばしばさらに人生が過酷になっていく
というケースも見られます。

本来、その要素を軸にこの人生の
成長と進化をプログラムしていたとすると、
それもすべてストップしますから、
そうなるのも道理。

ギフトであるはずのものを受け入れ難く
感じてしまうという心情も
よくわかります。

けれど、それに向き合う苦しさを越えて
再びギフトに出会い直していく
何かしらの必要が、その人には
あるのでしょうね。

そういう必要がない人は、
最初からギフトをギフトとして認識し、
生かしていくスタートを切ることでしょう。

それが良くないことだとは
一概には言えないと私は思っていて、

新たに出会い直すからわかることがあり、
さらに深く知って結びつきが強くなったり
そぎ落とされて洗練されていくものも
あるのです。

だから、ネガティブに捉える必要は
全くなくて、ただひたすら
自身の在るがままに向き合っていけばいい
と思います。

向き合えば向き合うほどに、
重荷と捉えていたそれは、
自身の秘密を明かしてくれるでしょう。

なぜ自分がこうであるのか、
今ここにこうして自分がある意味や、
未来の方向性も。

だから、自身のどんな要素も、
拒絶しないで向き合っていくのは
とても大切なことです。

そこに、人生の羅針盤やら設計図が
隠されているわけですから、
それをゲットしなければ、
人生を本当に進めることができません。

逆に言えば、人生を停滞させるのは、
自身の何かしらの要素を拒絶しているから
とも言えます。

困難な葛藤の段階を過ぎて、
大分自身の様々な要素を受け入れ、
うまく使いこなせるようになって来てからも、
挑戦が終わることはありません。

その段階、段階で、
受け取るのにものすごく覚悟の要る
ギフトもあります。

はるかに密度が濃く、
桁違いの力のギフトが自身の深奥から
呼びかけてきたときに、
怯んだりはぐらかしたりしないで
受け取れる自分であるのかどうか。

長く、時間をかけてそういう自分を
準備していくこともあるでしょう。

力が欲しいと、外部からのツールを
欲しがる人は多いけれど、
本当は、誰でもこれだけの力が
自分の深いところにはあるんですね。

だから、見分はいいけれど、
よそ見をして足元を持っていかれては
ダメだと思うのです。

この自分の為だけに用意された
最高のギフトを手にするにふさわしい
自分であるように。

ひたすら、精進すべし。

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