いつの間にやら９月も下旬に入り、
今年も残すところ３か月とちょっと
になりました。
去年は１０月に大きな決断をして、
私なりにチャレンジしてきた１年でしたが、
不安いっぱいで始めたチャレンジも、
結果的にはやって良かった～！
と思える１年になったと思います。
そしてそろそろ次のチャレンジに向けて
模索しているところなのですが、
この１年、クライアントさんたちの
成長や変化も目覚ましく、
そんなみなさんに
私もしっかりついていけるよう
もっと自分の可能性を深堀して行こう！
と決意を新たにしています。
まだまだ効率が悪かったり、
完成度が甘かったり、捉えきれない
ものがあったりするので、
そういうところも詰めていきたいですし、
それは次のステージの土台になる
部分でもあると思うので、
まずは丁寧に基礎的な技術を磨いて
いこうと思います。
それと同時進行で最近疎かになっていた
自分との対話もしていきます。
昔は、ステップアップするために
とにかくセミナーに行きまくったり
出かけて行ったりしていたのですが、
どうもエネルギーを浪費するばかりで
ちっとも深まらないし身につかないので
ここ数年は、あまりそういうものに
出かけて行ってません。
もちろん、学びは大切ですし、
それを厭うものではないのですが、
今のところ、行きたい！と思えるものに
出会えていないので、様子見です。
元々出不精というのもあるのですが、
これまでも、大きなチャレンジの前には
ぐっと自分の内側にこもることで
ジャンプする力を蓄え、練り上げていた
ようなところがあるので、私の場合は
それでいいのだろうと思ってます。
自分の消化能力を越える量や質のものを
取り込んでも、混乱するばかりなので、
あまり器用でない私は、
じっくりと今目の前にある学びを
血肉にしていく作業の方が
心地良く感じます。
何かを学ぼうと思うとき、
それを学ぶことで何を得たいのかを
できるだけ明確にして学ぶことは
大切だと思います。
そのグループに所属していること、
学校に通っていることで
学んでいる、というある種の満足感や安心感
のようなものは得られるかもしれませんが、
目的はそこではないはずです。
学んでいる、通っているという安心感に
安住する人は、そこの履修期間が過ぎた途端に
不安になり、アイデンティティを失います。
何のために学んでいるのか、
それを学んで何をしたいのか、
本当にそれをやるつもりなのかが曖昧だと、
何も形にできないまま、永遠のモラトリアムに
彷徨うでしょう。
お免状はスタートであって
ゴールではありません。
お免状や肩書きがない、素の自分に
何をどれだけする力があるのか。
それを見つめ続けていると、
今、何を学ぶべきなのか、何をするときなのかが
自ずからわかってくるでしょう。
人間、がむしゃらに学ぶときは必要です。
けれど、学びは自分の何かしらの可能性を
表現するためのツールに過ぎません。
取り込んだものは、完全に消化・昇華して
自分の血肉になってナンボでしょう。
最初の内は誰だってヨチヨチ歩きから
始めます。
壁にぶつかって泣くことだってあるでしょう。
どんなにうまくいった人生だったとしても、
一度も壁にぶつからないことなんて、
あり得ないと思います。
なぜなら、壁というのは、本当に真剣に
自身の人生に向き合っているからこそ、
ぶつかるものだからです。
壁にぶつかるからこそわかること、
見えてくるものがあるのであり、
それこそが、次に何をすべきなのかを
教えてくれる鍵にもなります。
壁にぶつかったから向いてないとか、
やるべきではなかったのだ、ではなく、
そこから何を見て、何を選択するのかを
決めなさい、ということなんですね。
自身の未熟さを思い知ったのなら、
その未熟さにとことん向き合って、
できる限りの努力をして力をつけていこう
と思うのか、
何か別の方法がないだろうかと
模索してみるとか、
今まで、絶対にやりたくないと思った
選択も視野に入れて自分の枠を
壊していこうと思うのか。
はたまた、やっぱりこれはやるべきではない、
と撤退するのか。
壁にぶつかるからこそ、
シフトできるということもあるわけです。
外側に学びに行くときもあれば、
内側の情報に深くアクセスするときもあり、
いずれにせよ、
与えられたお仕着せのカリキュラムを
受け身で受け取るだけではなく、
それを使ってどんなことができるのか、
自分なら何をするのかなどをイメージしながら
主体的に自分の世界を広げていく意識は
持っていたいですね。
方法論は学べますが、
最終的に、自分がどう行動するのかを
根本的に決める、という部分は学びで
どうにかするところではありません。
どこまでも方法論を学び続けて、
何も決められず、行動できない
モラトリアム人にならないように。