よく、職場の人間関係なんかのご相談で、
すごく苦手な方がいて、相手も自分のことを
警戒しているようで、互いに何となく
気まずい思いをしているなんてケースがあります。
今はコロナ禍で、テレワークの方も増えているので
直接顔を合わせなくてもよくなっていたりも
しますが、それでも画面越しやメールでの
やり取り等、どうしてもかかわらなくては
いけない場面があると、一瞬、緊張したり。
多少のことなら割り切って過ごせるでしょうが、
そういうものが積み重なっていくと、
後からボディブローのように、どっと
疲れが出る、なんてこともあるでしょう。
そういう細かいストレスがないなら
無い方がいいですよね。
こういうところを丁寧に見て
クリアにしておくと、日常は随分と
軽やかに過ごせるようになってきます。
何かが引っかかるというときは、
自分の中にある、自身が受け入れていない
要素を相手の中に見て反応していることが
多いです。
そう言われても、一見してピンとこないことが
ほとんどだと思いますが、だからこそ、
意識の死角に入っている部分なのだと思います。
そういうところに気づけて、
あぁ、そうだったのか!ってピタッとハマると、
あれほど気に病んでいたことが、
その瞬間から全く気にならなくなります。
なんであんなに悩んでたんだろう?
っていうくらい、自分も、相手も
あの気まずさがなくなって、
ストレスもなくなっていくでしょう。
まずは、相手を見てどんなところが苦手か、
その要素を箇条書きに書き出してみましょう。
このとき、できるだけシンプルに
書き出すことを意識して見てください。
例えば、
・なんだかガサツな感じがして近寄りがたい
・細かいところに口うるさそう
・何か言ったら否定されそう
・あんまりにもキラキラしてて気後れする
・気分屋で振り回されそう
・ふしぎちゃんに見える
などが苦手だな~と感じたとします。
感情解放ワークでは、
相手を見たときの自分の体の反応に
命の呼吸を送り、ある程度緩んだら、
今度は相手の意識の中から、
自分がどう見えるかを確かめます。
相手から見たら、自分は、たとえば
・気難しそう
・だらしない
・すましている
・相手を批判的に見ている
・自分の殻に閉じこもってて話かけづらい
などと見えているかもしれません。
いつもは自分の視点からしか相手を見て
いないけれど、相手の視点に入ったときに、
こんな風に見えていたんだ~!っていうのを
知って、すごくカルチャーショックを受けたり
することもあります。
相手の意識に入った状態で、
自分を見たときに感じるストレスの反応に
命の呼吸を送ってあげると、こちらも
緩んできます。
その状態で改めて、
相手から自分を、自分から相手を見ると、
以前感じていたような緊張かんや気まずさが
なくなって、関係性が穏やかに調和したように
感じられたりします。
結局、根本のところで互いに同じものを
持っていて、それを相手に投影しあって
緊張関係を作っているのですね。
私はあんなんじゃないわ!って思う
要素ほど、気づきにくいものなので、
強烈に反発するような人が現れたときは、
その人の中に投影して見ている要素に
気付けたら、ものすごくシフトアップ
していきます。
あぁ、なんだそうだったのね!っていう
スコーンと抜けるような気づきは、
結構クセになりますよ。(^^)
鏡のメッセージに気づくワークは、
もうちょっと深堀りすることができるし
見方があるのですが、それはまた
セッションで。(^-)
私たちは、相手を見たときに
自身の内に生じる反応につい巻き込まれて、
どうにかしようとバタバタしてしまいますが、
本当は、自身の内に起こったその反応に
まずは気づいて、じっと見つめる意識が
大切なのだと思います。
相手の闇を見たときに自分の中に起こった反応。
相手の光を見たときに自分の中に起こった反応。
自分でその要素を本当に受け止めていた
としたら、自身の内に起こるものに
振り回されることはありません。
居心地が悪いのは、自分の中に起こる
その反応が、受け止められないからですね。
それが、自分の中で分離している要素であり
エネルギーなのです。
それをお迎えに行って、統合するのが
感情解放ワークです。
あなたの中で分離しているカケラ君が、
一つでも多く居場所を得て、
本来の自身の力となっていきますように。