セッションで色々な方のエネルギーを
拝見するのですが、
私たちは本当に、この肉体だけの存在
ではないのだということを感じ、
存在の神秘のようなものに
いつも感嘆の念を禁じ得ません。
私たちは、肉体だけでもないし、
心だけでもないし、この世界にだけ
存在しているのでもありません。
同時に、いくつもの時空間に存在し、
複数の(という表現が適切なのか
わかりませんけれど)領域に
存在しています。
よく、過去世と呼ばれる別の人生の
物語なんかは、たくさんあるそうした
時空間の一つにフォーカスして
読み取っているんですね。
今ここにいるその人の存在の
何かの感情やある情報を糸口にして、
その人の存在領域をぐ~っと
辿って読み込んでいくわけです。
たとえば、この人生で繰り返し
浮上してくる、大切な人を
ある日突然失うのではないかという恐れ
にフォーカスしたとします。
今生ではそんな体験をしたこともないのに、
家族が出かけていくと帰ってくるまで
不安でたまらないというような場合。
この不安のエネルギーを
ジ~っとたどっていくと、
同じ感情を経験している別の人生の
ストーリーが見えてきたりします。
過去世というと、イメージ的には
この人生よりも時間的には前の人生だと
思われると思うのですが、
私の感覚だと、
時間は過去から未来へと直線状に
流れていくものではなく、
同時に存在しているような
感じがします。
セッションをして、
ある感情のわだかまりが解放されると、
その人生のストーリーが大きく変化して、
例えば感情のもつれから人を殺してしまった
ような人生だったのが、みんなで仲良く
笑っている、というように変化することが
しばしばあります。
そうなると、その人の存在の領域が
大きく変化して、人を殺してしまった人生は
消えてしまうのか、パラレルワールドに
シフトしたように、その人生の影響は
受けなくなります。
つまり、「そういう過去世を持っていない人」
になるわけです。
こうなると、
いわゆる未来世と言われるようなものも
変わっていきますね。
だから、過去も未来も、
今この瞬間どう在るかによって、
いかようにも変えられる、
と私は思っています。
(まぁ、今生、ある出来事が起こってしまった
という事実は変えられないかもしれないけれど、
その出来事の、自分の人生における意味合いは
変えることができます)
こうして、過去の呪縛を解いていくわけですね。
人は、この世界の肉眼で見えるもの
ばかりで構成されているわけではなく、
そういう、別の領域のエネルギーも
纏って今ここにいます。
今生の過去のエネルギーも、
今この瞬間の自分とともに在りますし、
別の人生のエネルギーも纏っているから
過去世が読み取れたりするんですね。
そして、異物のような、
自分とは違う存在が入り込んでいる
場合なんかは、
異質な影が、その人のエネルギーの中に
ちらちら見え隠れしていたり、
ヴェールがかかったように被さって
見えることもあります。
入り込んでいなくても、
オーラフィールドに乗っかってる感じに
見えることもあって、
その状態によって、
その異物とその人とのかかわり方が
違うわけですね。
だから、人を見ると、
何度も絵の具を塗り重ねた、
重厚な油絵を見るように、
様々なエネルギーの混じり合った
重層的な情報が受け取れるのです。
ただ、私は元々色々見えていた
天然サイキックではないので、
普段から節操なくあれこれ見えてしまう
ということはありません。
読む必要があって、読んでいくと
見えてくるので、なんでもかんでも
お見通しでしょ?とか言われても、
別に必要ないところで無駄に
エネルギーは使いません。
ただ、たまに波長が合ったときに、
読もうとしなくてもパッと情報が
飛び込んでくることはあります。
でも、基本鈍いので、
あまりそういうことで悩まされる、
とかはないですね。
スピリチュアルと言っても
ものすごく領域が広いので、
一口にサイキックと言っても、
親和性のある領域とそうでない領域は
人それぞれあると思います。
未浄化霊の波長に合う人もいれば、
神様の波長に合う人もいるでしょう。
神様の中でも特にインドの神様が得意とか、
仏様の方が得意とか、妖怪と波長が合うとか
妖精や宇宙人の方が合うとか、色々です。
私は正直、ビジョン派ではないので
幽霊が見えたことはありません。
ただ、セッションなどでは、
例えば怨念だとか無念さ、怒りや悲しみ、
願いなどを思念のエネルギーとして捉えて
対話したりはします。
(セッションの中では多少、ビジョンとして
姿が捉えられる時もあります)
最近はクライアントさんに勉強させていただいて、
以前よりは色々な存在を捉えられるように
なってきましたが、
毎回、セッションでは未知の存在や
意識や在り方の状態に出合うことがあり、
こんなのもあるんだ!と発見、驚嘆すること
しきりです。
そうやって、いつもみなさんに
勉強させていただいています。
仕事しながら学べるのは、
本当にありがたいことですね。
感謝感謝(-人-)