昨日は無料遠隔ヒーリングの実施日でしたが、
テーマが「人生最大の関門へのチャレンジ」
とあって、
決意文とともにお申し込みくださった方、
逡巡しつつ、恐る恐るお申し込みくださった方等
みなさんいつもとは意気込みで臨まれたようです。
お申し込みの注意事項にも明記してあるように、
このヒーリングは受けて体感を感じて終わり
ではなく、
受けた後に注意深く自己観察なさって
ワークをしていただくという完全自習型の
ヒーリングになります。
さて、これから1週間、みなさんに
どんなチャレンジがあるのか。
私自身もしっかり向き合っていきたいと思います。
人生には様々な出来事が起こりますが、
困難な出来事が起きたとき、
私たちはしばしば、自身の感情に圧倒され、
呆然と立ちすくんだり、
混乱し、なすすべもないまま
出来事の荒波に翻弄されたり、
あるいは、訳も分からないままに
どうにかして状況に対応しようと
もがいたりします。
私たちが本当に恐れているのは、
実はその出来事自体なのではなく、
その出来事によってかき立てられる
苦しい感情の方なのではないでしょうか。
感情解放ワークでは、
出来事そのものに対応するというよりも、
浮上してきた感情に注目して
それを統合することで、
結果的に混乱した気持ちで空回りせず、
適切に出来事に応答できる状態に
自分を整えることを目指しています。
困難な出来事に直面したときに、
どんな気持ちになって、
どんな状態になるでしょうか。
いつもは無意識に飲み込まれている
その感情と、自分自身の状態を
逐一観察し続けます。
人生で何度も、ことあるごとに
噴き出してきては絶望的な気持ちに
させてきた、あの馴染み深い
感情のエネルギー。
どうにも耐えがたく、
一番苦手とするあの感覚。
その感情が噴出してくるのと同時に、
意識はマインドに飲み込まれ、
もう駄目だとかできないとか
自分なんて云々。。。などの
思考が超高速で駆け巡ります。
思考に意識が飲み込まれるのは逃避なので、
そうした思考が湧き上がってきたら、
即座に元の耐え難い感覚、感情に
意識を引き戻していきます。
ここから逃げまくって来たからこそ、
今に至るまでその耐えがたいエネルギーが
自分を苛み続けているわけです。
越えるべき関所は、ここなんですね。
ここで、表現が難しいな、と思うのは、
「越える」と言ってしまうと、
その耐えがたい状態から「早く抜けよう」
と意識してしまう方があるのですが、
これも逃避になるので要注意です。
「抜けよう」とするのではなく、
どちらかと言えば、
その状態でどれだけいても
大丈夫な自分になる、と表現した方が
近いような気がします。
混乱も絶望も苦悩も悲しみも、
何ら問題なく触れ、味わえる自分。
それらが自分の中に在るがままに
存在させてあげられる
純粋なフィールドとしての自分。
そうなったときに、あれほど
耐え難かった感情のエネルギーが
自らの居場所を得て、悪さをしなくなります。
この状態が、ワークで目指している
統合なんですね。
だから、消そうとして早く無くなれ、
という意図でするのは、
ワークではないのです。
自身が最も苦手とするところをめがけて
意識を向けて触れていこうとするので、
ワークはちょっとMっ気のある人の方が
向いているかも?笑
でも、統合できれば、本当に
あれほど苦しんでいたものが
何ら問題なくなっていくので、
人生は格段に生きやすくなります。
ただ、それに触れようと誘導していくと、
何だかんだと抵抗して逃げていく方も
少なくないので(しかも逃げている自覚がない)
セッションを受けようと思われる方は、
これからやろうとしていることは、
一番触れたくない、苦手なところに
意識を向けて、統合していくことなのだ
としっかり認識していただくことが
肝要です。
普段、自分の意識の死角になるところにこそ
自分にとっての魔物のような、何者かが
わんさかうごめいているものです。
セッションでは、本当に色々な存在が
姿を見せてくれますが、それも、
自身の無意識下にあるエネルギーが
象徴的に出てきてくれているのかな、
と思います。
まぁ、悪魔だろうがキツネだろうが、
それが何であれ、今を生きるこの自分が
良くなっていけばいいわけで、
その存在と見えたもの自体に殊更、
意味づけをすることはワークではしません。
(最善の形で統合するために、
ストーリーを掘り下げることはします)
そんなものがたくさんあったとしても、
自分というこの存在が劣っているわけでも
汚れているわけでもなく、
そういうエネルギーすらも受容して
さらに輝くことができる自分こそすごい!
と自分を祝福してあげればいい
と私は思います。
一点の曇りもなく清廉潔白で清らか
というよりも、
清濁併せ飲んでなお、深く神秘を湛える奥深さに
限りない愛を感じていたいと思うのです。
というわけで、苦手こそ伸びしろ。
限りない可能性に祝福を!