人は、多かれ少なかれ
現状をより良くしたい、
幸せになりたいといった願望を
持っていて、
日々それに少しでも近づけようと
何かしら努力を重ねている方は
多いと思います。
そうした歩みの中で、自分の意識が、
求めている目標の方向をしっかり
向いているかどうかは結構大事ということを
最近、改めて感じることがありました。
たとえば、
物事はそううまくいくものではないので
十分満足できないのは当たり前
と考える方は珍しくはない
のかもしれませんが、
この考え方だと、最初から意識の目標設定が
「必ずしも十分に満足というわけではないが、
まぁ悪くはない」というところに照準を
合わせているような気がするんですね。
だから、
頑張っても得られる結果はそういうもので、
本当は十分に満足したいはずなのに、
「中らずと雖も遠からず」のところに
落ち着いてしまう。
もちろん、ものすごく頑張っても
なかなか叶えられない願いというものも
あるでしょうけれど、
この思考プログラムは、
どこか、自分が本当に欲しいものが
得られなかったときの痛みから逃げる
口実のような印象もあります。
本当に求めているものが
得られない、叶えられないというのは、
とても辛いことですよね。
だから、最初からそれを求めない。
2番目、3番目以降の、叶わなかった
としても1番目ほどダメージを感じない
願いを求めるようになる、という
痛みの回避パターンです。
こういうのって、
本人も無意識に目標設定をずらしている
ことがほとんどなので、
本人は必死に求めるものに向かって
努力しているつもりで、いつの間にか
微妙に似ている違うものばかりが
人生に現れてくる。
けれどそれも、完全にこれじゃない
とは言えないので、自分は目標に
近づいていると思っているけれど、
実は、それだといつまで経っても
本当に心が満たされることはない。
なぜなら、そもそも
「十分に満足できないのは当たり前」
というプログラムで動いているから。
という流れになっています。
これを例えるなら、
本当はディズニーランドに行きたかったのに、
いやいや、そこはそう簡単に行けるもの
じゃないんだから、とか思って
どういうわけか、すったもんだの挙句、
サンリオ〇ューロランドに行くことに
なってしまった。
でも来てみたらまぁそこそこ楽しかったし、
ディズニーランドに行けなかったのは
残念だけど、これも悪くはないのかも。
でもいつかはきっと、
ディズニーランドに行きたいなぁ。。。
みたいな感じでしょうか。
(決してサンリオ〇ューロランドを
悪く言っているわけではありません)
つまり、行先の違うバスに
乗っているよってことです。
近いように見えるところまでは
行くかもしれないけれど、
それはあなたを本当の目的地には
連れて行ってくれないのです。
この意識の目標設定が微妙に(かなり)
ズレている人が、とても多いのでは
ないかな~というのを感じたのです。
もちろん、私もそこに入っている
と思います!(^^;
だから、
自分がどんなバスに乗っているのか、
目標設定をしているのかって
とても大事ですね。
頭ではちゃんと設定しているようで、
裏(潜在意識)の設定が違ってるって
ケースもものすごくありますから、
(というか、こちらの方が断然多い)
自分のコミットメントが
どのレベルまで通っているのかを
チェックできる感覚が必須です。
こういう時に、自分ときちんと
繋がれているかどうかが
ものを言いますね。
いわゆる、ハートの声とか
気持ちのカケラ君の声を認識できず、
頭で考えた願望しか認識しない状態だと、
まずもって、裏のプログラムが
違うところを向いているというのは
気付けないでしょう。
ここが難しいところですね。
大抵は、目標を唱えても
しっくりこない、腑に落ちない、
現実感がない、微妙に緊張したり
抵抗している感覚があったりして
判別できるのですが、
信念が強すぎて自分の不安感や
抵抗感を無理やりねじ伏せてる方とか、
感じる感覚全体をきつく抑圧している方、
ショックなどから閉ざしている方は
この感覚が取れないのですね。
このため、信念が強すぎるがゆえに
自分との分離が深いと、ますます
願望実現から遠ざかるという
ネガティブスパイラルにはまってしまうのです。
だから、自分自身と仲良くすることが
とても大事です。
都合の悪いことを力技でねじ伏せても、
幸せや安寧には至りませんからね。
都合の悪い声ほど、忍耐強く誠実に聞き、
建設的な対話をする。
そうやって、抵抗している力を
味方にしていくことで、
ものすごく開けていくものがあります。
そのバス違うよ~とか、こっちこっち!
って自分の内から導きがわかるように
なるんですね。
そうなったらもう、
目標に向かって一直線ですね。
正しい行先のバスに乗れますように。