今日はその土地を守っている神様と
人間との関係について、私なりに
感じたところを書いてみようと思います。
先日、とある方のリーディングセッション
をしていたら、その方の住まう地域の
少し離れた場所の上空に、なんだか
いや~なエネルギーが雲のように
かかっているのが見えました。
はて?と思ってさらによく見ていくと、
瘴気というか邪気と言うか、
とにかく良くない類のエネルギーで、
個人にかかわる何かというよりは、
その地域全体の危機のように感じられました。
個人のリーディングセッションで
こういうものを見せられたのも
何か意味があるのだろうと思いつつ、
もしこの方がこの場所で
土地神様に祈りを捧げたらどうなるだろう?
と思って見ていくと、邪気がす~っと
引いていくビジョンが見えました。
その方は、家系的にもその土地神様と
ご縁の深い血筋の方だったので、
きっとそのように、地域に貢献する
お役目を持った方だったのでしょう。
このビジョンを見せられたことで、
神と人とは一体となって、
国を守っているのだな~と
しみじみ感じるものがありました。
よく、就職や結婚などで引越しをして
住む場所が変わるときってありますね。
そういうのも全くの偶然でたまたま
そこに行くのかと言えばそんなことはなく、
必ず何かのご縁で呼ばれて行くわけです。
前世で過ごした場所なのかもしれないし、
ご先祖様がかつて過ごした場所だったのかも
しれません。
そもそも私たちは、土地神様のご縁で
この地上のその場所に生まれてくるわけ
ですから、生まれた後も、やはり
そういうご縁を辿って様々な場所に
導かれます。
導かれた場所でご縁の神様に
折々のご挨拶をしたりと懇意にしておけば、
人間と同じで神様の覚えもめでたく、
守護も厚くなります。
そういう人は、
神様の思いに感応しやすくなるので、
いざというときに神様からお声がかかって
何かしらのお役目をもって働くようになる
ということがあったりします。
別に宮司や巫女さん、ヒーラーとかに
ならなければいけない、というわけではなくて、
普通にこの社会での仕事をしながら、
ライトワーカーとしての役目も担ったり
するんですね。
神様から見ると、どうやら血筋というのは
大事な要素のようで(あくまで私には
そう感じられるということですが)、
ご先祖様が神様を大切にされた家系の方は、
子孫にもその徳が受け継がれているようです。
神様が何か大きな仕事をされるときに
呼び寄せられるのは、そういう血筋の方たちで、
それが何百年昔の縁であろうと、
国中に散らばっていようと、
神様はあらゆる手を尽くして
そのご縁の御霊をおひざ元に集めます。
そういう現場をリーディングさせていただいた
こともありますが、それはもう、
神様の精鋭部隊でした。
そういう現場の方たちは、
深くを語らずとも神様の御心を理解します。
神様からしたら、最も信頼のおける
精鋭たちに大事な仕事を託しているのでしょうね。
陰に日向に、本当に役目を担っている人は、
色々なレベルで厚く護られます。
そういう人は、華やかではないだろうし、
大きな力を持っているわけでもないことが
多いかもしれません。
どちらかと言えば、ひっそりと地味で謙虚で
気負いもなく、淡々と自分がやるべきことを
こなしているだけ。
そこに過剰な自意識や自己顕示欲などが
あるのだとしたら、神様のお役目を
果たしているとは言えないんだろうな、
と思います。
まぁ、私とて大きなことを言っていられる
立場じゃありませんけどね。笑
ただ、以前は神様と人との関係というと、
神様が上で人が下という風に捉えていたのですが、
必ずしもそうではないのかな、と最近は
思っていたりします。
上下関係というよりは、それぞれが
それぞれの立場やポジションで
自分自身を全うしているのが
神人一体の姿なんだろうと。
だから、人としては
自分自身を誠実に突き詰めて
全うしていった先に神があるし、
その逆も然りで成り立つのが
世界なのではないかと。
そんなことをつらつら
考えております。
自分のことで精一杯、目先のことばかりに
忙しく、視野が狭くなりがちな日々ですが、
自分が周囲の人たちに、この地域に、
この世界に何が貢献できるのかという視点で
自分の人生を眺めてみた時、
何か大きな扉が開くかもしれません。
そういう視点で見て行動できたことの徳は、
自身の魂と、子孫に延々と残していける
無形の資産なのだと思います。
貪るのではなく、そういう徳こそ
積んでいきたいものですね。