よく、継続は力なり、と言います。
練習でも修行でも、3日坊主とか
たまにものすごくたくさんやるよりも、
毎日少なくても続けていくことが大事
みたいな意味で言われますね。
普通はポジティブな積み重ねの意味合いで
言われると思うのですが、これ、
ネガティブな方にも言えるな~と
ふと思ったのでした。
良くない習慣を毎日毎日継続する。
継続することで、一回一回の行為のエネルギーが
途切れることなくさらに増幅されて
その人の中で生き続けるのです。
これがプラスの方に働けば
とても頼もしい人生の土台になっていきますが、
もしマイナス方向の力だったら、と思うと、
ぞっとしますね。
あなたにも、マイナス方向に継続している
習慣がありませんか?
毎日、ダラダラとゲームをしたり
テレビを見たり、SNSをやり続ける。
会いたくない人に会って、
有意義でない時間を過ごす。
人の陰口を言ったり、愚痴をこぼす、
八つ当たりをする。
自分なんて嫌いだとか、
こんな人生嫌だ、終わればいいと
言い(思い)続ける。
部屋のごみを捨てない。
掃除をしない。
家や自分の心や体のケアをしない
などなど。
一つ一つの行為のエネルギーは
大したことないかもしれませんが、
積み重なると、身動き取れなく
なりそうですよね。
想像して書き出しているだけで、
心と体が重くなってきました(^^;
怠惰に溺れると、なかなか抜け出せないのは
そういう継続のエネルギーが蓄積されるから
なんですね。
継続の力を侮ってはいけません。
ある方向性のエネルギーが
心や体の細胞の隅々にまで浸透していくと、
その方向性が心身にプログラミング
されていきます。
そう考えると、
自分にどんなプログラミングを入れたいか、
入れたくないのか、という視点から、
意識、無意識的にやっている習慣を
精査していくことも大事かな、と思いました。
習慣化すると、惰性でも続いていくし、
それなりの力となって、人生に働いていきます。
私の場合、ブログを書くのも
惰性で書いてますが、笑
10年以上、毎日欠かさず更新して
続いています。
10年の継続のエネルギーがあるので、
単発で書こうとするより、
ずっと少ないエネルギーで
惰性でも書けちゃうんですね。
もちろん、
日々のコンディションも違うので、
いい時もあれば、死にそうな体調のときに
アップしたものもあります。
それでもどうにかアップできるのは、
継続のエネルギーのおかげでしょうか。
あとは、毎日のジャパ(マントラを唱える)や
祝詞、ヨガのアーサナ、呼吸法、六法拝も、
大して真剣にやってませんが、
調子が良くても悪くても、
とりあえずやる。
って感じの惰性で数年続いてます。
あまり気合い入れてやるより、惰性の方が
気楽でいいのかもしれませんね。笑
よろしくない習慣を止めるには、
ただ止めるだけだと空白ができてしまうので、
何か良い習慣と置き換えるのがいいでしょう。
できるだけ、負担に感じないレベルの
ことからそ~っと置き換えるだけで、
マイナス1がプラス1になって、
一日やればプラス2の違いに。
1週間やれば、プラス14の違いになってきます。
(実際にはたぶんそれ以上でしょう)
最初に意気込むほど、3日坊主に
なりやすいので、あまり力まずにできる方が
続くと思います。
人生は短距離走ではなく、
マラソンみたいな長距離走ですから、
雨が降っても晴れていても、楽しい日も
ショックを受けた日も風邪を引いた日も
元気いっぱいの日も、
変わらず淡々とこなせるくらいが
丁度良いのです。
そうしていく内に、
コンディションがものすごく悪い日でも
こなせる自分になっています。
そしてその自分が、
本当の実力ということになります。
調子のいいときに出せる力が
本当の実力なんじゃないんですね。
最悪の状況でもそれができる、というのが
掛け値ない、その人の実力になります。
そのくらいのことができる、というのは、
自信にもつなりますし、
健全な自尊心にもつながるでしょう。
継続するというのは、
自分との約束を守るということでもあります。
どうして継続が自信につながるのかというと、
自分との約束を守れる自分なので、
自分が自身を信頼できるからです。
約束を守れない人って、
信用も信頼もできませんよね。
自信というのは、自分を信じる
と書きます。
信じるに足る自分である、ということが
どれだけ人生に力と明るさをもたらすか。
さて、あなたはどんなことを
継続するでしょうか。
自分の人生を創造する力は、
あなた自身にあります。