昨日、ネットサーフィンをしていたら、
たまたま武井壮さんの記事が目に留まりました。
以前から、この人ただの筋肉バカじゃないなっ
って気になっていたのですが、読んでみると
ぐいぐい引き込まれて、
この人がどんなことを考えてるのか、
もっと知りたいな～と思って動画を検索したら、
こんな動画に行き当たりました。
30分位だけれど、お時間ある方はぜひどうぞ。
う～ん、自分の価値を客観的に見られずに
突っ走ってきた私には、実に耳が痛い話（＾＾；
世間からの目を気にしろというわけではなく、
自分を市場でどう売っていくのかという視点が
ないと、ビジネスとしては厳しいんですよね。
今まではそういう視点をどうしても持てず、
自分はこういう風にしかできないしっていう
ところで頑張ってきたのですが、
ビジネスでの売り方という視点を抜きにしても、
自分を表現していくということにおいて、
武井さんのメッセージにはとても大切なことが
語られているように思いました。
彼が言うように、自分の体を思うように
動かせてなかった。ちゃんと腕をまっすぐに
上げている「つもり」だったけれど、
真っすぐじゃなかった、というのは
身体だけに言えることじゃありません。
自分の言葉遣い、しぐさ、行動全体を通して、
頭の中ではこういう自分を表現している「はず」
って思っていても、
実際相手が受け取っているのは
全然違うメッセージだったりってこと、
すごくよくあることだと思います。
え～！？そんな風に受け取ってたの？
って愕然とした経験、あなたにも
きっとあるんじゃないでしょうか。
ましてや、ダンスや演劇など、
表現に関わる世界でされている方は、
嫌というほど、やっている「はず」と
実際が違うかも、痛感されているでしょう。
その不一致をどれだけ縮められるかが、
得たい結果に繋がって来るわけですね。
武井さんがまず、スポーツをやる前に
自分の体を思うように動かせるようになろう
って考えられたのはすごいなって思うのですが、
私たちも、ある意味、自分自身を表現するプロ
にならなくちゃいけないのかもしれません。
様々な方のセッションをやっていても、
自分の得たいものを得ようとして、
逆に遠ざけるような行動をとっている方って
少なくないんですよね。
まぁ、私自身も含めて、ですけれど。（＾＾；
世間というスクリーンに自分を映して見る
というのが恐かったり、
自分を曲げて迎合することのように思えて
反発したりというところがあるように思います。
でも、自分を曲げて迎合するのは、
やっぱり嘘だし、嘘の表現には力はありません。
お正月に見るともなしに見ていた番組で、
香川照之さんが役を演じることについて、
その役になり切るのではなくて、
その役を通して自分の真実を表現できる
という意識でいる、というようなことを
（正確ではないですが）言っていて、
ものすごく面白い視点だと思ったのと同時に、
なるほど～って印象に残りました。
人間、生きていれば何かしらに気を遣って
自分を押さえたりして本当の自分を
生きてはいない。
けれども、役を与えられたときは、
その押さえていたタガを外して、
普段表現できないものを表現してもいい
って言われているようなもの。
香川さんにとっては、「役」は、
自分の中の慟哭だったり憎しみだったり、
すごく意地悪で嫌な部分だったりの真実を
唯一気兼ねなく、存分に発揮できる
フィールドだったのですね。
結構アクの強い役を演じて物語に
強烈なアクセントをつけてくれる俳優さん
のイメージがあるのですが、
演技が「真実」だからなんでしょうね。
話はちょっとそれましたが、
自分の真実をできるだけ正確に、かつ
多くの人に伝わるように表現するには、
自分の表現の仕方が的確なのかを
客観的にチェックする必要が
やはりあるのだろうな、と思います。
それは、世間に対してもそうだし、
宇宙に自分の望みをオーダーするときも
同じですね。
ここの意識と表現がズレていたら、
いつまで経っても欲しいものは
得られませんから。
それでもいざ世間に自分を問うてみよう
と思っても、勇気が要りますよね。
既にそう思うだけで腰が引けて
意識の目線が宙を泳ぐ感じになって
落ち着かなかったりね。笑
思ってたよりも、全然できてなかった
情けない自分に打ちのめされるところからが
スタートなのかもしれません。
でも、上達していくプロセスの楽しさも
待っているでしょう。
自分の真実を表現するのに、
今の自分はどんな表現力が足りないのか。
自分を力強く発信していく力を
つけていきましょう。