気が付けば、今年もあと4日。
どうにか大掃除のメドもついて
ホッとしております。
ご実家に帰省されて、ご家族や友人知人との
旧交を温めたり、旅行に行かれる方も
多いでしょうかね～。
どうぞ心も体も温まる年末年始を
お過ごしくださいませ。（＾＾）
このブログは年中無休、
お暇な方は、どうぞお付き合いください。
さて。
セッションをしていてしばしば感じる
ことなのですが、
とにかく「正解を知りたい」という方が
多いな～ということ。
自分の置かれたこの状況で、
どういう風に振る舞うのが「正解」なのか
教えてください！
っていうような、極端に言うと
そういう態度の人が少なくないのです。
そういう人は、常に意識のどこかで
自分の言動が「間違ってないか」
チェックしてくれる人を探していて、
「あなた、もっとこうした方がいいわよ」とか
「ここではね、こうするのが正解なのよ」とか
言ってもらえることを求めているような
ところがあるように感じます。
そういう様子を見かけるたびに思うのが、
そもそもあなたの求めているその「正解」って
何なのさ？ってこと。
少なくとも、「周りの人」から変な目で
見られず、仲間に入れてもらえること？
恐れている「嫌なこと」が起こらずに済む
ようにする方法？
「みんな」に受け入れてもらって、
自分はここにいて、生きていてもいい
って思える居場所の確保の仕方？
愛してほしい人に、認められ、
愛される方法？
なんか、ファッション雑誌なんかに
よくありそうなタイトルですよね。
こういうものを求める人って、とにかく
がむしゃらにその与えられた「正解」に
自分をねじ込もうとしますよね。
「正解」という型にちょっとでもはまらない
自分が見えると、
こんな自分じゃダメだ、これが「正解」なんだから、
それにはまることができない自分に価値はない！
くらいの勢いで、はみ出した自分を
ばっさばっさ矯正、剪定していきます。
それはもう、問答無用で几帳面に、かつ
盲目的にきっちりやろうとします。
そして、その型に収まると、
あぁ、自分は「普通」「まとも」なんだと
安心するのです。
でも、どれだけそれをやっていても、
本当に自分の人生を生きている実感や喜びは
ないでしょうね。
そもそも、その「これが正解だよ」って
指し示されたものは、誰にとっての「正解」
なんでしょうか？
それは本当にあなたが求める目的を達成
しているのでしょうか？
多分、そういう人は一つの指し示された「正解」
がうまくいかなくなると、これじゃなかった、
と言って別の「正解」を求めるような
ドクターショッピングならぬ「正解ショッピング」
を無数にしてきていると思います。
だから、エネルギー的に見てもその痕跡は
しっかり残っていて、過去に使っていた
「正解」の型枠が体の中にまだたくさん
残っているのが読み取れたりします。
これまでのブログでも折に触れて書いてきてますが、
外側のものは本当に自分の導きや軸には
なり得ないし、
外側のものでそれを代用してしまうと、
本当の自分の人生を生きられず、
容易く自分を見失っていくでしょう。
「正解」を求め続ける人に伝えることが
あるとすれば、外側に彷徨うことをやめて、
自分自身に向き合い、深く信頼関係を
結べるまで対話すること、でしょうか。
そういう人って、自分と本当に対話することを
極端に嫌がり、避けようとしますよね。
これはもう私が出会ったこの傾向のある人
100％に言えます。
どれだけ自分と対話することをお伝えしても、
やろうという気はあるのだけれど、
根本的に自分を信用することはしないんですね。
信用になんか取るに足らない存在である、
と自分のことを徹底的に決めつけて、
門前払いすらしているような印象があります。
自分って、そんなにも情けなく
どうしようもない存在なんでしょうか。
一方で、そういう方は、自身の心の奥深くに
どうしようもない惨めさや悲しみ、絶望感を
抱えてもがいています。
なぜこれらが根本的に癒えて行かないのか、
わかりますか？
これまでワークの世界観を学んでこられた方
ならわかるはずだと思います。
本当に幸せになりたいのなら、
自分と和解することが必須であると
ことあるごとにお伝えしてきていることの
理由がここに在ります。
自分に不信感を抱き、背を向けている人ほど、
人生を生きる力と切り離されてしまっているので
無力感に苛まれ、孤独と卑屈さがないまぜに
なったような表情を浮かべます。
その状態で、どれだけ表面的に取り繕った
ところで、深いところからにじみ出るものは
隠せないでしょう。
自分自身と和解し、信頼関係を深めていくほどに
自信と気品、凛々しさにあふれた神々しいお顔に
なっていきます。
自分自身の尊厳を貶めているのは誰なのか、
よ～く振り返ってみることです。